土曜日の3歳戦の結果(2006/05/20分)。

「どんだけ遅いねん」とお思いかもしれませんが、5月20日土曜日の3歳戦の回顧です。オープン特別1クラ、500万特別戦2クラ、平場3クラ、合計6クラ。

中京の昇竜S(ダート1700m)を制したのはバンブーエール(2003.4.5)。半年ぶりとなった500万平場戦で5馬身ちぎった性能はダテではありませんでした。以下に2005年8月27日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再々掲しておきます。

<再々掲分>小倉の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはバンブーエール(2003.4.5、牡、栗毛)。栗東・安達昭夫厩舎の所属。その4代血統構成は『アフリート×Rainbow Quest×Irish Castle×Commodore M.』で『Mr.Prospector系×Blushing Groom系×Bold Ruler系×Teddy系』の配合です。5代血統表内ではRaise a Native3×5、Nasrullah(1940.3.2)5×5×5のクロスがあります。バンブーエールの牝系は欧米で受け継がれている9号族。バンブーエールは母レインボーウッド(1991.4.30)が不受胎後の6番仔と推定。母の繁殖記録を確認すると、バンブーエールの1歳年下の弟は、父がバンブーメモリー(1985.5.14)になっていました。ナイス、バンブー牧場さん。

東京のガーベラ賞(芝1400m)を制したのはワイキューブ(2003.3.18)。3歳の500万特別戦で1分20秒9はかなり速いですね。以下に2005年9月19日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>阪神の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)ワイキューブ(2003.3.18、牝、栗毛)。栗東・大久保龍志厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×ノーザンテースト×★リアルシャダイ×テスコボーイ』で『Halo系×Northern Dancer系×Roberto系×Princely Gift系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason(1958)4×5のクロス、Almahmoud(1947)5×5、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。ワイキューブの牝系は小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系サンキスト(1944.5.11)分枝。3代母アイレテスコ(1978.5.17)の仔-2年連続不受胎後の13番仔-に、今夏のみなみ北海道S(OP)を逃げ切った現役馬ゴーウィズウィンド(1999.4.29)がいます。ワイキューブは母エレガントフライ(1997.4.9)が2連産目の2番仔。

新潟のわらび賞(ダート1800m)を制したのは(地)ピースオブレグルス(2003.4.7、牡、芦毛)。美浦・嶋田潤厩舎の所属。その4代血統構成は『ポリッシュパトリオット×マルゼンスキー×★トウショウボーイ×シルバーシャーク』で『Danzig系×Nijinsky系×Princely Gift系×Relic系』の配合です。5代血統構成内ではNorthern Dancer(1961.5.27)3×4のクロスがあります。ピースオブレグルスの牝系は小岩井のフロリースカップ(1904)系シラオキ(1946.4.7)分枝。 曾祖母グレイトウショウ(1974.3.27)の孫にマチカネフクキタル(1994.5.22)がいます。同馬は中央6勝で菊花賞(GI)、京都新聞杯(GII)、神戸新聞杯(GII)と重賞3勝です。また同じく孫アサクサキャノン(1987.4.3)は中央3勝でセントライト記念(GII)2着があります。ピースオブレグルスは母レグルスバンダム(1995.5.24)が流産および2年連続不受胎後の2番仔。

東京の500万平場戦(芝2400m)を制したのはミストラルクルーズ(2003.2.18)。以下に1月22日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>中山の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのはミストラルクルーズ(2003.2.18、牡、鹿毛)。美浦・鈴木康弘厩舎の所属。その4代血統構成は『エルコンドルパサー×サンデーサイレンス×Nijinsky×Timless Moment』で『Mr.Prospector系×Halo系×Northern Dancer系×Damascus系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4×4のクロス、Special(1969)とLisadell(1971)5×5×4(父方)の全姉妹クロスがあります。ミストラルクルーズの牝系は米国で受け継がれている2号族。叔父タイムトゥチェンジ(1998.4.27)は中央6勝の後に東海公営へ転出し、現在も現役で頑張っています。中央時代は京阪杯(GIII)3着があります。タイムトゥチェンジ、2歳秋に芝1600mの新馬戦を1分34秒2で制した際は将来を嘱望されたものです。ミストラルクルーズは母ミスティーダンス(1997.5.8)の初仔

中京の500万平場戦(芝2000m)を制したのはステラマドレード(2003.4.28、牝、鹿毛)。栗東・鮫島一歩厩舎の所属。その4代血統構成は『フォーティナイナー×Miswaki×Danzig×Halo』で『Mr.Prospector系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Hail to Reason系』の配合です。5代血統表内ではMr.Prospector(1970.1.28)2×3、Nasrullah(1940.3.2)5×5(父方)のクロスがあります。Mr.Prospector2×3のクロスというのは、なかなかに強烈ですね。ステラマドレードの牝系は北米で受け継がれている22号族。曾祖母Tilt My Halo(1985)は北米7勝でカナディアンオークス、シリーンS等に勝ち加国3歳牝馬王者に選出されました。ステラマドレードは母リキマドレード(1997.1.11)が3連産目の3番仔。

中京の500万平場戦(芝1200m)を制したのはクロズキン(2003.4.20、牡、鹿毛)。栗東・石坂正厩舎の所属。その4代血統構成は『★サニーブライアン×ノーザリー×シーホーク×Count Fleet』で『Roberto系×Northern Dancer系×Herbager系×Sundridge系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×3、Nearco(1935.1.24)5×5のクロスがあります。サニーブライアンの0交配と、母方の組み合わせがかなりシブいですね。クロズキンの牝系は祖母である英国産の牝馬シーロビン(1969)を日本の基礎繁殖とする9号族。母ハリケンローズ(1987.4.28)は中央4勝で桜花賞(GI)3着があります。クロズキンは母が不受胎後の7番仔。なお、母も祖母が不受胎後の仔で、祖母の最後の仔でもあります。

たまにはガッチリ文章による更新もしておかないといけませんね。ではでは♪

コメント

  1. まーやん より:

    ども初めましてまーやんと申します。
    実は私は、そうとう昔からROMしておりましたです(汗
    本日、憧れのオオハシさんより書き込みを頂きまして
    ありがとうございました。とても嬉しいですっ。

    私も中島国治さんの血とコンプレックスは好きですよ☆
    実はこの本との出会いがキッカケで12年前に社台の一口出資を
    始めたので(^^

    最近産駒が活躍し始めたフジキセキは1992年4月15日生まれですよね♪
    そのちょうど9年後の2001年4月15日に生まれた馬が
    ハーツクライという馬です。
    どちらも5代血統表にクロス無いし
    「なぜだろう」と不思議な共通点を見つけていたりしています。

    ということで、私からもお見知りおき頂ければ幸いです。

  2. オオハシ より:

    ◎まーやん様
    おお、わざわざのコメント、オソレイリマス。改めましてよろしくお願い致します。

    フジキセキとハーツクライ、不思議なシンクロニティに気付かれましたね。4月15日も名馬の出る印象が強い誕生日です。

    社台の一口出資、ウーム、お金持ちでいらっしゃいますね。サイモンセッズも、まだまだ頑張ってくれそうです。

    最後に。憧れになるような輩ではありませんので、これからもどうぞお気軽に。

    ではでは♪

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