ここまで2006年のJRAGIは4レースが行われました。↑のタイトルに沿って、ここまでのGIレースの複勝圏に絡んだ馬の、母の受胎条件を抜き出してみると、
レース名 | 1着馬 | 母の受胎条件 | 2着馬 | 母の受胎条件 | 3着馬 | 母の受胎条件 |
フェブラリーS | カネヒキリ | 空胎後の5番仔 | シーキングザダイヤ | 初仔 | ユートピア | 初仔 |
高松宮記念 | オレハマッテルゼ | 不受胎後の4番仔 | ラインクラフト | 3連産目の4番仔 | シーイズトウショウ | 初仔 |
桜花賞 | キストゥヘヴン | 2連産目の12番仔 | アドマイヤキッス | 不受胎後の3番仔 | コイウタ | 2連産目の2番仔 |
皐月賞 | メイショウサムソン | 初仔 | ドリームパスポート | 初仔 | フサイチジャンク | 少なくとも6連産目以降の仔 |
どのレースを見ても、母が空胎後の仔、あるいは不受胎後の仔、初仔が、必ず連対を果たしているんですね。特にフェブラリーS(GI)は強烈な結果でした。
現在の日本の競馬では、どうしても、出走馬の血統が似通ったものになりがちです。となると、あとはわずかな差異を求めるだけになるのかもしれません。健康な母親から、健康な仔が生まれる。道理です。
今度の日曜日も、あまり難しく考えず、グリグリの本命から、母の受胎条件が良い馬を相手に選びたいと思った、2006年ここまでのJRAGIレースの結果でした。
コメント
出走馬の血統構成が似通っているからわずかな差を勝負を決めるというのはその通りかもしれません。
そして、サンデーサイレンス産駒最後の世代で優秀な在来牝系の血が復活しているのも、それと呼応する現象かもしれませんね。
また、来年のクラシックからは種牡馬としての能力が圧倒的であったサンデーサイレンスがいないので、この数年間は牝系の活力に注目するべきかもしれませんね。
◎much_better様
いつもお世話になっております。
いつになくまじめに調べた結果を記事でお届けしたのは、実は、メイショウサムソンの2冠の可能性について思ったからです。
「在来牝系」、「初仔」、そして「皐月賞がJRAGI初勝利となる騎手」。はは、サニーブライアンがオーバーラップしました(笑)。
わずかな差異のうち、アドバンテージを複数持ち合わせている馬が、重賞、ひいてはGIレースの勝ち馬になれるのかもしれませんね。
>この数年間は牝系の活力に注目するべきかもしれませんね。
これは、仰るとおりだと思います。いざという時は、やっぱり牝系の活力や底力が勝負の分かれ目となるのでしょうね。
以上でございまーす♪