「アンタレスS(GIII)」と聞くと、スマートボーイ(1995.5.10)を思う。

いや、私でなくとも、「京都ダート1800m」といえば、このスマートボーイか、あるいはオースミジェット(1994.4.29)を思われる方が多いのではないかと思いますが(笑)。

スマートボーイ。意外なことに(←失礼)、1回目となる2000年のアンタレスSは、1番人気に応えての快勝でした。56.5kgのハンデをいとやせず、2着のホーマンスピリット(1995.3.27)に3馬身差の逃げ切り勝ち。

そして、2回目となる2001年のアンタレスSは、7番人気で56kgのハンデながら、2着のリージェントブラフ(1996.5.2)に6馬身差の逃げ切り勝ち。

この2回のアンタレスSで、「京都ダート1800mはこの馬」と、ファンに印象付けました。

しかし、他の競馬場ではなかなか強さを発揮できず、京都競馬場の重賞に出走する頃には人気落ち。

2002年の平安S(GIII)。改めて巡って来た京都ダート1800mの重賞を、7番人気で57kgのハンデながら、2着のマイネルブライアン(1997.4.21)に1と4分の3馬身差で逃げ切り勝ち。

そして、2003年の平安S。今度は6番人気で57kgのハンデながら、2着のクーリンガー(1999.6.16)に3馬身差の逃げ切り勝ちでした。

スマートボーイ。5歳から8歳まで4年連続で「京都ダート1800m」重賞勝利。合わせて、8歳時は中山のマーチS(GIII)まで逃げ切っています。母父にノーリュート(1978.3.21)が入った馬らしく、息の長い活躍を見せてくれた、無事是名馬でした。

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