仮投稿改め土曜日の3歳戦の結果(2006/02/25分)。

実家より帰阪の車中です。また後ほど更新します。

<2006/02/26 01:44 更新>

土曜日の3歳戦の回顧です。重賞1クラ、500万特別戦1クラ、500万平場戦2クラ、新馬戦2クラ、計6レース。

第15回アーリントンC(GIII)。

1着ステキシンスケクン(2003.3.10)。近年の出世レースを制したのは、「素敵、しんすけ君」でした。いや、やっぱり賞金がかかった時のペリエ騎手はサスガですね(笑)。冗談はさておき、森秀行厩舎と、父Danzig(1977)と祖母父Lyphard(1969.5.10)の組み合わせからは、どうしてもアグネスワールド(1995.4.28)を思い起こしてしまいます。将来は、海外遠征ということになりますでしょうか。果たして、どこまで出世してくれるのか。今から楽しみです。

2着ロジック(2003.3.17)。内国産血統通が好みそうな、泣かせる血統構成馬。今回は2着でしたが、次回以降に改めて期待しましょう。良いですよね、『アグネスタキオン×サクラユタカオー×シンザン×トサミドリ』。渋っ。

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中山のきんせんか賞(芝1600m)を制したのはフサイチパンドラ(2003.2.27)。5戦目の今回も、鞍上には角田晃一の名前がありました。「ツノダ、ここで負けたら承知せんからなぁ」と勝手に思っていたのですが、3馬身差の勝利。ひとまずは溜飲を下げました。なんだ言いながら、角田騎手を応援している私です(笑)。なお、角田騎手はこのきんせんか賞が今週唯一の乗り鞍でした。以下に2005年11月12日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>京都の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(市)フサイチパンドラ(2003.2.27、牝、栗毛)。栗東・白井寿昭厩舎の所属。その4代血統構成は『★サンデーサイレンス×Nureyev×Buckpasser×Traffic Judge』で『Halo系×Northen Dancer系×Tom Fool系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではAlmahmoud(1947)4×5の牝馬クロスがあります。フサイチパンドラの牝系は米国で受け継がれている8号族。伯父El Gran Senor(1981)は英愛7勝で愛ダービー(GI)、英2000ギニー(GI)、デューハーストS(英GI)の勝ち馬、同じく伯父トライマイベスト(1975.4.28)は英4勝でデューハーストSの勝ち馬、伯母Solar(1976)は英3勝でレイルウェイS(GIII)の勝ち馬です。言わずもがなの良牝系ですね。フサイチパンドラは母ロッタレース(1992.3.3)が3連産目の6番仔と推定。輸入後ずっとサンデーサイレンス(1986.3.25)を配合されてきたロッタレース、0交配となるSSラストクロップで、ついに大物を輩出したようです。角田晃一騎手も、乗り替わりにならないように頑張って。

中山の500万平場戦(ダート1200m)を制したのはモンプティクール(2003.5.31)。リトルオードリー(1993.3.15)の妹、2勝目を挙げました。以下に2005年12月24日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>中山の新馬戦(ダート1200m)を9馬身差で勝ち上がったのはモンプティクール(2003.5.31、牝、芦毛)。美浦・大江原哲厩舎の所属。その4代血統構成は『クロフネ×Lomond×Up Spirits×Menetrier』で『Deputy Minister系×Northern Dancer系×Turn-to系×Fairway系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)5×3、Nearctic(1954.2.11)5×4のクロスがあります。モンプティクールの牝系は欧米で受け継がれている4号族。半姉リトルオードリー(1993.3.15)は中央3勝で4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)を勝ち、オークス(GI)3着でした。リトルオードリーは、その父グルームダンサー(1984.3.23)が満8歳時の0遺伝馬ということで、当時の『競馬最強の法則』誌上において、中島御大がずいぶんとほめていらっしゃったのを思い出します。モンプティクールは母ゲートドクール(1987.4.8)が5連産目の11番仔。

阪神の500万平場戦(芝1200m)を制したのはナムラブーム(2003.5.19)。母父サクラショウリ(1975.3.1)、祖母父ダンディルート(1972.5.10)というTourbillon(1928)系2系持ちのシブい血統馬、見事に2勝目を挙げました。以下に2005年8月28日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>札幌の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはナムラブーム(2003.5.19、牡、鹿毛)。栗東・福島信晴厩舎の所属。その4代血統構成は『テンビー×サクラショウリ×ダンディルート×★フィダルゴ』の配合です。5代血統表内ではGrey Sovereign(1948)5×5(母方)のクロスがあります。ナムラブームの牝系は16号族スワンズウッドグローヴ(1960)系。サクラ軍団伝来の牝系ですね。ナムラブームは母サクラコミナ(1987.5.5)が8連産目の10番仔。

#このレースの2着が、ダイタクヤマト(1994.3.13)産駒のユキーナ(2003.4.6)でした。7番人気2着、頑張りました。あと、ちょっと気付いていなかったのですが、ユキーナは「(有)前川企画」の持ち馬だったんですね。ナイス、前川清さん。

中山の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(市)エッセイスト(2003.2.12、牡、鹿毛)。美浦・勢司和浩厩舎の所属。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×カーネギー×Private Account×Cool Moon』で『Deputy Minister系×Sadler’s Wells系×Damascus系×Nearctic系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×4、Nearctic(1954.2.11)5×5×5のクロスがあります。エッセイストの牝系は欧米で受け継がれている23号族。曾祖母ベーシイド(1978.4.25)は米23勝でアクサーベンクイーンズH(GIII)2回の勝ち馬。ベーシイドの仔リンドシェーバー(1988.3.3)は中央4勝で朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)、ヒヤシンスS(OP)、クローバー賞(OP)の勝ち馬です。 エッセイストは母トコア(1997.3.3)の初仔

阪神の新馬戦(ダート1800m)を勝ち上がったのは(父)スターフォワード(2003.2.17、牡、栗毛)。栗東・藤沢則雄厩舎の所属。その4代血統構成は『サッカーボーイ×ホワイトマズル×Mr.Prospector×Ridan』で『Fine Top系×Lyphard系×Raise a Native系×Nasrullah系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5のクロスがあります。スターフォワードの牝系は米国で受け継がれている19号族。伯父ウィッシュドリーム(1989.5.11)は中央7勝で金鯱賞(現GII、当時GIII)、朝日CC(GIII)の勝ち馬です。スターフォワードは母ロストインラブ(1996.3.5)が3連産目の3番仔。

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余談。3歳戦の話題からは外れますが、今週は調教師の引退週でもあります。土曜日の阪神のメイン御堂筋Sを制したのはブライアンズレター(1999.2.2)、2着はストラタジェム(2001.2.24)。

ブライアンズレターはナリタブライアン(1991.5.3)の仔。父仔ともに管理されたのは、今年定年の大久保正陽調教師。最後の最後で、ドラマがありましたね。日曜日にも大久保師の管理馬で、ブライアンズレターの全姉ハピネスヒロイン(1998.1.21)の仔テンエイヤシャオー(2003.3.7)が出走します。こちらも頑張って欲しいものです。

ストラタジェムを管理されたのは、やはり今年定年の北橋修二調教師。愛弟子・福永祐一騎手とともに挑んだ最後の一戦でしたが、勝負の神様は厳しかったですね。騎手としても、調教師としても500勝を達成された敏腕。私は、週刊競馬ブックにて、芦谷有香さんの北橋師に対するインタビューを読んで、泣いてしまいましたよ。これからも、陰ながら福永騎手を支えられるのでしょう。

追記。北橋調教師に関するトリビア(?)。北橋師は調教師として「初出走初勝利」を収められました。その初出走初勝利を収めた管理馬がグリーンシャトー(1974.2.10)。ええ、ええ。後にタマモクロス(1984.5.23)、ミヤマポピー(1985.5.26)というGI兄妹を産み出す名繁殖こそ、北橋師の調教師としてのキャリアをスタートさせた馬でした。

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