第46回宝塚記念(GI)と日曜日の新馬戦の結果。

第46回宝塚記念。1着スイープトウショウ(2001.5.6)。はは、男馬をまとめてスイープ(ここでは「一掃」くらいの意味かな)してしまいました。すごいなぁ。2000m以上の牡牝混合GIを56kgの斤量で制したのですから、ホントに偉い。2000m以上の牡牝混合GIにおける牝馬の勝利はエアグルーヴ(1993.4.6)の天皇賞・秋(GI)以来8年ぶりですか。宝塚記念の牝馬勝利はエイトクラウン(1962.4.21)以来39年ぶりとのこと。「イクノディクタス(1987.4.16)のパターンかぁ」とゴール後に思ってしまいましたが、勝ち切ったのですからそれ以上ですね。2着ハーツクライ(2001.4.15)。横山典弘騎手得意の道中ゆっくり構えて直線一気策。結果は、やっぱり2着なんですかね(苦笑)。3着ゼンノロブロイ(2000.3.27)。ちょっと内ラチ沿いの窮屈な位置取りになった感じもしましたけれど、地力は示しました。

安田記念(GI)も宝塚記念も牝馬を無視して大失敗でした...。スイープトウショウ、ごめんなさい。他の牝馬陣も併せてゴメンナサイ。秋も頑張って。

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本日行われた新馬戦は3クラ。函館、福島、阪神で1レースずつ。

函館で勝ち上がったのはケイアイマイバッハ(2003.3.12、♂)。所属は美浦・石毛善彦厩舎。ケイアイマイバッハの4代血統構成は『ブライアンズタイム×★Seeking the Gold×★Damascus×Nijinsky』で、『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Teddy系×Northern Dancer系』の配合です。半兄にGIII2勝のマイネルモルゲン(2000.5.26)、全兄にシンメイレグルス(2002.3.29)がいます。ちょっとさかのぼればナリタキングオー(1992.3.18)、4代母Quill(1956)までさかのぼればマルゼンスキー(1974.5.19)も同牝系の良血です。5号族。母モーニングタイド(1994.5.22)が2連産目の4番仔。

福島で勝ち上がったのはスターライトルビー(2003.3.6、♀)。所属は美浦・相沢郁厩舎。相沢厩舎は昨日函館で勝ち上がったラララウィンパル(2003.2.27)に続き新馬戦を勝利されました。スターライトルビーの4代血統構成は『オース×コマンダーインチーフ×ディカードレム×グランディ』で、『Northern Dancer系×Northern Dancer系×Bold Ruler系×Fairway系』の配合です。4代母はハギノトップレディ(1977.4.4)。という訳で7号族の「華麗なる一族」ですね。母ルビーバーミリオン(1998.4.15)の初仔。

阪神で勝ち上がったのはメイショウヨシヒサ(2003.3.8、♂)。所属は栗東・北橋修二厩舎。メイショウヨシヒサの4代血統構成は『メイショウオウドウ×デヒア×Gulch×Vigors』で、『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Herbager系』の配合です。メイショウオウドウ産駒はJRA初勝利です-改めて確認すると、メイショウオウドウの4代母はHopespringseternal(1971)なんですね。名種牡馬Miswaki(1978)の母です-。牝系は、簡単に見てみただけですが、曾祖母Winter Treasure(1983)が北米6勝でサンタマルガリータ招待H(米GI)2着、ラカナダS(米GI)2着、4代母Minstrel Miss(1967)は北米13勝で1973年のカリフォルニア牝馬王者の模様。13号族。母ウィズストリングス(1996.4.16)の初仔。

初仔2頭に活躍馬の弟が勝ち上がった日曜日の新馬戦でした。

コメント

  1. blandford より:

    スイープトウショウは本当に強い牝馬ですね。このままうまくレースを使っていけば、もしかして史上最強牝馬の称号も夢ではないかも?
    牡馬ではディープインパクトがすごい勢いで連勝しましたし、この春はもしかしていろんな「史上最強クラス」を目にしていたのかもしれませんね。

  2. かろむわん より:

    スイープトウショウ、ホントに強いですよね。中距離の混合GIを勝てるというのは、よっぽどの力がないとできない事です。

    あーあ、それにしても「安田記念2着馬は宝塚記念と相性が良い」と、みんな後から言い出すんですよね(笑)。グラスワンダー、ダンツフレーム、イクノディクタス(2着)、カミノクレッセ(2着)...。

    先に思い出させてくださいよ(大笑)。

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