土曜日の2歳戦の結果(2005/12/24分)-其の壱-。

土曜日の2歳戦の回顧です。重賞1クラ、オープン特別1クラ、500万特別1クラ、500万平場戦1クラ、新馬戦3クラ、未勝利戦9クラ、合計16レース。

今回は未勝利戦を除く7クラについて記しておきます。未勝利戦は年末に。

第22回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)。

1着サクラメガワンダー(2003.3.25)。JRAレーシングビュアーでレース映像を見たのですが、すばらしい切れ味と勝負根性ですね。グラスワンダー(1995.2.18)の仔、ついに大物出現のようです。毛色は父と同じ栗毛。グラスワンダーファンの皆様にとっては、来春が楽しみになりましたね。

えー、血統表を上梓する時間がありませんので、恐れ入りますが、11月12日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再々掲しておきます。申し訳ない。

<再々掲分>京都の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのはサクラメガワンダー(2003.3.25、牡、栗毛)。栗東・友道康夫厩舎の所属。その4代血統構成は『グラスワンダー×サンデーサイレンス×ノーザンテースト×Quadrangle』で『Roberto系×Halo系×Northern Dancer系×Blenheim系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason4×4、Northern Dancer4×4のクロスがあります。サクラメガワンダーの牝系は曾祖母である米国産の牝馬クレアーブリッジ(1967.4.16)を日本の基礎繁殖とする13号族。伯父サクラチトセオー(1990.5.11)は中央9勝で天皇賞・秋(GI)、中山記念(GII)、AJCC(GII)、京王杯AH(現京成杯AH、GIII)の勝ち馬、伯母サクラキャンドル(1992.4.9)は中央5勝でエリザベス女王杯(GI)、クイーンS(GIII)、府中牝馬S(GIII)の勝ち馬です。サクラメガワンダーは母サクラメガ(1998.4.6)の初仔

◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△×

中山のクリスマスローズS(芝1200m)を制したのはダイワティグリス(2003.4.13)。ダート1200mの新馬戦から挑んだオープン特別でしたが、先行策で見事に押し切りました。以下に12月11日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>中山の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(父)(市)ダイワティグリス(2003.4.13、牡、黒鹿毛)。美浦・二ノ宮敬宇厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×★Red Ransom×Alydar×Nureyev』で『Princely Gift系×Roberto系×Raise a Native系×Northern Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×5、Nearctic(1954.2.11)5×5のクロスがあります。ダイワティグリスの牝系は仏国で受け継がれている5号族。曾祖母Devalois(1982)は北米、仏7勝でE.P.テイラーS(加GII)、クレオパトル賞(仏GIII)の勝ち馬です。ダイワティグリスは母ダイワジュリエット(1996.4.4)が3連産目の3番仔。

中京の樅の木賞(ダート1700m)を1分45秒9のレコードで制したのはタガノエスペランサ(2003.6.1)。以下に10月9日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>京都の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(父)タガノエスペランサ(2003.6.1、牡、鹿毛)。栗東・橋本寿正厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンスインザダーク×ノーザンテースト×サクラユタカオー×★ニゾン』で『Halo系×Northern Dancer系×Princely Gift系×Nijinsky系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×3、Nijinsky(1967.2.21)3×5のクロス、Almahmoud(1947)5×5、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。タガノエスペランサの牝系は小岩井のフロリースカップ(1904)系第三スターリングモア(1944.3.31)分枝。タガノエスペランサは母タガノスカーレット(1998.4.23)の初仔

中山の500万平場戦(ダート1200m)を制したのはスリーセブンスピン(2003.4.15)。前走の黒松賞は、連闘でフェアリーS(GIII)を制したダイワパッション(2003.5.14)の2着でした。以下に11月13日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>福島の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(外)スリーセブンスピン(2003.4.15、牡、鹿毛)。美浦・堀井雅広厩舎の所属。その4代血統構成は『Carson City×★Storm Cat×Caro×Royal Union』で『Mr.Prospector系×Storm Bird系×フォルティノ系×Princequillo系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4、Nasrullah5×5(父方)のクロスがあります。スリーセブンスピンの牝系は米国で受け継がれている10号族。母Cat Appeal(1992)は米10勝でサラブレッドクラブオブアメリカS(GIII)の勝ち馬です。スリーセブンスピンは母が少なくとも6連産目の6番仔以降の仔と推定。

中山の新馬戦(ダート1200m)を9馬身差で勝ち上がったのはモンプティクール(2003.5.31、牝、芦毛)。美浦・大江原哲厩舎の所属。その4代血統構成は『クロフネ×Lomond×Up Spirits×Menetrier』で『Deputy Minister系×Northern Dancer系×Turn-to系×Fairway系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)5×3、Nearctic(1954.2.11)5×4のクロスがあります。モンプティクールの牝系は欧米で受け継がれている4号族。半姉リトルオードリー(1993.3.15)は中央3勝で4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)を勝ち、オークス(GI)3着でした。リトルオードリーは、その父グルームダンサー(1984.3.23)が満8歳時の0遺伝馬ということで、当時の『競馬最強の法則』誌上において、中島御大がずいぶんとほめていらっしゃったのを思い出します。モンプティクールは母ゲートドクール(1987.4.8)が5連産目の11番仔。

中山の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)タイキクラリティ(2003.4.10、牝、鹿毛)。美浦・田中清隆厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×オジジアン×Miswaki×Well Decorated』で『Halo系×Damascus系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系』の配合です。5代血統表内ではBuckpasser(1963.4.28)5×5のクロスがあります。タイキクラリティの牝系は米国で受け継がれている2号族。母タイキダイヤ(1996.4.1)は中央4勝でクリスタルカップ(GIII)、麻耶S(OP)の勝ち馬です。また伯父タイキフォーチュン(1993.2.9)は中央4勝でNHKマイルカップ(GI)、毎日杯(GIII)の勝ち馬、叔父タイキリオン(1999.4.9)は現役でニュージーランドトロフィー(GII)の勝ち馬です。タイキクラリティは母の初仔

阪神の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(外)ホウショウルビー(2003.3.18、牝、鹿毛)。栗東・領家政蔵厩舎の所属。その4代血統構成は『★デザートキング×Crafty Prospector×Ballad Rock×Ballymore』で『Danzig系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系×Ribot系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4(父方)のクロス、Natalma(1957)5×5×5の牝馬クロスがあります。ホウショウルビーの牝系は欧米で受け継がれている1号族。曾祖母Our Village(1976)の仔Homme de Loi(1989)は仏4勝でパリ大賞(GI)、ギシュ賞(GIII)の勝ち馬、同じく仔Mister Majestic(1984)は英7勝でミドルパークS(GI)の勝ち馬です。ホウショウルビーは母ゲイリーフィールド(1998.4.6)の初仔。ゲイリーフィールドは2002年7月に米国へ輸出されて現地でホウショウルビーを産みました。東京サラブレッドビューローさんのお得意の手法ですね。

ではでは。

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