第10回プロキオンS(GIII)と日曜日の新馬戦の結果。

第10回プロキオンS(GIII)。勝ち馬はブルーコンコルド(2000.4.11)。ダート1400mの良馬場で行われたこのレース、勝ち時計の1分21秒9はタイキパイソン(1991.3.22)、ゴールドティアラ(1996.4.25)に並ぶ日本レコードタイ記録。けれどタイキパイソン、ゴールドティアラの両馬は時計の出やすい重馬場でのレコードタイムでした。良馬場でこのタイムを弾き出したブルーコンコルド。うーん、大したものです。

1着ブルーコンコルド。京王杯2歳S(GII)以来の重賞制覇。プロキオンS勝ちにより、幸英明騎手に乗り替わってからは、4戦3勝2着1回という成績。トライアルホースの印象が強いフサイチコンコルド(1993.2.11)産駒ですが、GIの舞台でも頑張って欲しいものです。2着サンライズキング(1999.5.21)。これで10回目の2着となります。ちょっと勝ち味に遅いのでしょうか。でも、堅実駆けですね。3着テイエムアクション(2001.5.2)。前走の欅S(OP)の勝ちっぷりからもここは勝負でしたが...。また次に期待ですね。プロキオンSは、結果的に、栗東S(OP)の1、2、3着の再現でした。はは、順番が変わらないのは悲しい序列闘争の運命でしょうか。

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本日行われた新馬戦は3クラ。函館、福島、阪神で1レースずつ。

函館の勝ち馬、アドマイヤカリブ(2003.2.13、♂)。小島太厩舎所属のサクラバクシンオー(1989.4.14)産駒。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×Gone West×Topsider×Ack Ack』。曾祖母父のAck Ack(1966.2.24)が良い味を出していますね。ちょっと調べたところ、母ルビーマイディア(1994.5.22)が流産後の産駒ということ。また、中島理論的には、満8歳時の2.00の活性値が受け渡されている交配になります。

福島の勝ち馬、オリエンタルローズ(2003.3.5、♀)。沢峰次厩舎所属。6番人気での勝利。その4代血統構成は『メジロライアン×クリスタルグリッターズ×ラッキーソブリン×ファバージ』。3号族フロリースカップ(1904)系。伯父にダービー卿CT(GIII)の勝ち馬ナイスパーワー(1987.3.12)。母父クリスタルグリッターズ(1980.5.30)は、最近ちょっと気になる存在ですね。Blushing Groom(1974.4.8)が母父として優れているだけに、クリスタルグリッターズにも期待がかかります。

阪神の勝ち馬、プラチナローズ(2003.5.13、♀)。浅見秀一厩舎所属。その4代血統構成は『クロフネ×Majestic Light×Raja Baba×ヴァイスリーガル』。母はフラワーC(GIII)を勝ちNHKマイルC(GI)3着のスギノキューティー(1995.5.24)。父は今年2歳が初年度産駒のクロフネ(1998.3.31)。昨日のメイショウドトウ(1996.3.25)に続き、クロフネも初年度首位種牡馬の争いで良いスタートダッシュを見せました。

また来週も新馬戦の回顧をしてみたいと思います。

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