2016年の3歳GIで覇を競う2013年生まれ世代の馬たちは、稀に見るハイレベルの様相を呈していますね。タイトルは「2016年のクラシック候補生を確認する」のままですが、距離の長短、芝ダートを問わず、3歳GIを狙う馬たちをじわじわとご案内して行こうと思います。
チェッキーノ 牝 栗毛 2013.2.8生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)サンデーレーシング 美浦・藤沢和雄厩舎
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値:0.75 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Pasadoble 1979.4.1 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 鹿毛 1983.5.9 |
トライマイベスト 1975.4.28 | |
Mill Princess 1977.5.21 | |||
Pilot Bird 鹿毛 1983.2.9 |
★Blakeney 1966.3.28 | ||
The Dancer 1977.3.31 | |||
ハッピーパス 鹿毛 1998.6.3 仔受胎時活性値:1.50 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 種付け時活性値:0.75 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ハッピートレイルズ 鹿毛 1984.5.29 仔受胎時活性値:1.25 |
ポッセ 栗毛 1977.5.15 種付け時活性値:1.50 |
Forli 1963.8.10 | |
In Hot Pursuit 1971.5.12 | |||
ロイコン 鹿毛 1975.3.4 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
High Top 鹿毛 1969 種付け時活性値:1.25 |
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Madelon 鹿毛 1970 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
キングカメハメハ (Mr.Prospector系) |
サンデーサイレンス (Halo系) |
ポッセ (Hyperion系) |
High Top (Dante系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ポッセ | 5.75 or 3.75 |
全兄コディーノ (No.4-d) |
6番仔 (6連産目) |
強ければ府中芝2000mの大外18番も何も関係なし。チェッキーノ、フローラS(GII)を1分59秒7のレースレコードによる3馬身差勝ちを以て、全兄がつかめなかったGI勝利を目指します。
チェッキーノの最優性先祖である祖母父ポッセは、現役時代に英愛2勝でサセックスS(英GI)、セントジェームズパレスS(英GI)を勝ち、英2000ギニー(GI)ではNureyev(1977.5.2)の失格により3着入線2着繰り上がりでした。種牡馬としての代表産駒には、サンクルー大賞(仏GI)とコロネーションC(英GI)を制したシェリフズスター(1985.4.27)-セイウンスカイ(1995.4.26)の父-、ヨークシャーオークス(英GI)とリブルズデイルS(英GII)の勝ち馬Sally Brown(1982.3.14)、モーリスドニュイ賞(仏GII)とコンセイユドパリ賞(仏GII)を制して仏ダービー(GI)は2着だったAltayan(1983.2.21)、ジョンポーターS(英GIII)勝ちのLinpac West(1986.4.10)等がいます。ポッセ自身はマイラーでしたが、代表産駒はクラシックディスタンスを得意とした馬が揃いました。また、ポッセは1991年から日本で種牡馬供用されるはずでしたが、事故で繁殖能力を失い、日本では産駒を残せませんでした。
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エンジェルフェイス 牝 黒鹿毛 2013.3.5生 新ひだか・ケイアイファーム生産 馬主・(株)ロードホースクラブ 栗東・藤原英昭厩舎
キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値:0.75 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Pasadoble 1979.4.1 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 黒鹿毛 1983.5.9 |
トライマイベスト 1975.4.28 | |
Mill Princess 1977.5.21 | |||
Pilot Bird 鹿毛 1983.2.9 |
★Blakeney 1966.3.28 | ||
The Dancer 1977.3.31 | |||
ワンフォーローズ 黒鹿毛 1999.5.26 仔受胎時活性値:1.25 |
Tejano Run 栗毛 1992.5.5 種付け時活性値:1.50 |
Tejano 栗毛 1985.3.10 |
Caro 1967.4.11 |
アンファンテ 1980.1.29 | |||
Royal Run 鹿毛 1986.4.26 |
Wavering Monarch 1979.2.22 | ||
Kazadancoa 1978.5.7 | |||
Saucyladygaylord 黒鹿毛 1989.5.22 仔受胎時活性値:0.25 |
Lord Gaylord 黒鹿毛 1970.4.21 種付け時活性値:0.50 |
Sir Gaylord 1959.2.12 | |
Miss Glamour Gal 1961.5.11 | |||
Lady Sauce Boat 鹿毛 1980.3.22 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
Sauce Boat 栗毛 1975.5.2 種付け時活性値:1.00 |
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Lady Barbizon 鹿毛 1970.3.7 仔受胎時活性値:0.25 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5、Green Dancer5×5、Khazaeen5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
キングカメハメハ (Mr.Prospector系) |
Tejano Run (フォルティノ系) |
Lord Gaylord (Sir Gaylord系) |
Sauce Boat (Ribot系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Tejano Run (Tejano) |
3.75 or 1.75 |
全姉レディアルバローザ (No.12-d) |
5番仔+ (空胎後) |
全姉レディアルバローザ(2007.4.21)が連覇を果たした中山牝馬S(GIII)。同じ中山芝1800mの舞台で重賞初制覇を決めたのは、その名も愛らしいエンジェルフェイス。エンジェルフェイス、1番人気に応えて、レディアルバローザ、キャトルフィーユ(2009.3.3)に続いての3姉妹重賞勝ち馬となりました。なお、3姉妹の重賞勝ちは、いずれも福永祐一騎手とのコンビです。
エンジェルフェイスの最優性先祖である母父Tejano Runは、現役時代に米8勝でその主な勝ち鞍にフリーダーズフューチュリティ(米GII)、ケンタッキーCジュヴェナイルS(米GIII)、フォートハロドS(米GIII)、ワイドナーH(米GIII)、ターフウェイチャンピオンシップH(米GIII)と重賞5勝があり、ケンタッキーダービー(米GI)ではサンダーガルチ(1992.5.23)の2着でした。Tejano Runは1992年生まれですから、スキーキャプテン(1992.4.24)と一緒にケンタッキーダービーに出走していた、ということですね。Tejano Runの代表産駒には伊オークス(当時GI、現GII)の勝ち馬ディオニージア(2003.2.4)、レイルバードS(米GIII)の勝ち馬Million Dollar Run(2005.1.27)、マリーンS(加GIII)の勝ち馬Anglian Prince(1999.4.4)、そして加国のソヴリン賞で3年連続最優秀古馬牝馬に選ばれたワンフォーローズ、つまりはエンジェルフェイスの母等がいます。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。