第71回桜花賞(GI)の出走予定馬について。

第71回桜花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 フォーエバーマーク
(2008.1.27)
[9-C]
2番仔
(不受胎後)
ファルブラヴ ダンスインザダーク Affirmed Minnesota Mac
2 デルマドゥルガー
(2008.5.23)
[14-B]
4番仔
(4連産目)
リンカーン ジェイドロバリー リアルシャダイ Danzig
3 カフェヒミコ
(2008.4.10)
[25]
初仔? Bandini Tiznow ★Easy Goer Storm Bird
4 ダンスファンタジア
(2008.4.2)
[7]
初仔 ファルブラヴ サンデーサイレンス Nijinsky Key to the Mint
5 マルモセーラ
(2008.3.12)
[12 ロイヤルアグリーメント系]
5番仔
(5連産目)
クロフネ タマモクロス サンデーサイレンス ★ノーザンテースト
6 ハブルバブル
(2008.3.28)
[1-B]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Loup Sauvage Akarad Miswaki
7 エーシンハーバー
(2008.2.9)
[16-G]
2番仔?
(2連産目+)
Cozzene ボストンハーバー Eastern Echo ★Sir Ivor
8 マルセリーナ
(2008.2.17)
[9-F]
3番仔+
(3連産目+)
ディープインパクト Marju Distant Relative Final Straw
9 ラテアート
(2008.3.10)
[9-F]
11番仔
(流産後)
サクラバクシンオー トニービン エルギャロー Barbizon
10 スピードリッパー
(2008.3.11)
[7-C]
10番仔
(10連産目)
ファルブラヴ サンデーサイレンス Secretariat ★Icecapade
11 サクラベル
(2008.3.13)
[4-C]
初仔 サクラプレジデント サクラバクシンオー アーミジャー ◆マルゼンスキー
12 ウッドシップ
(2008.2.15)
[3-C]
9番仔
(空胎後)
クロフネ Danzig King of Spain Sassafras
13 ライステラス
(2008.3.10)
[6-A]
初仔 ソングオブウインド スピードワールド ミスターシービー Lyphard
14 メデタシ
(2008.2.29)
[14-C]
初仔 ディープインパクト クロフネ Theatrical ピットカーン
15 フレンチカクタス
(2008.3.31)
[4-G]
4番仔+
(流産後)
タイキシャトル Broad Brush Indefatigable Victorian Era
16 ホエールキャプチャ
(2008.2.24)
[12 ビューチフルドリーマー系]
2番仔
(2連産目)
クロフネ サンデーサイレンス Nashwan リマンド
17 トレンドハンター
(2008.4.25)
[22-D]
4番仔
(4連産目)
マンハッタンカフェ ブライアンズタイム Storm Cat Icecapade
18 マイネショコラーデ
(2008.2.14)
[2-N ユーレーシア系]
2番仔
(2連産目)
ロージズインメイ マイネルラヴ ブレイヴェストローマン バーバー

断然の本命候補だったレーヴディソール(2008.4.8)が不在で混戦模様となった第71回桜花賞。クロフネ(1998.3.31)産駒3頭、ディープインパクト(2002.3.25)産駒3頭、ファルブラヴ(1998.2.28)産駒3頭と、産駒複数頭出しの種牡馬は3頭。血統表内にHalo(1969.2.7)の血を持たない馬はカフェヒミコ、エーシンハーバー、ラテアート、ウッドシップの4頭だけ。一発大物食い血統のCozzene(1980.5.8)直仔、満27歳時の種付けも凄いと思わせるエーシンハーバーが、桜花賞男とのコンビで不気味に映ります。

その血統構成も気になるものの、今年は母が前年産駒無し後の仔が半数の9頭を占めています。内枠からピックアップすると、フォーエバーマーク、カフェヒミコ、ダンスファンタジア、ラテアート、サクラベル、ウッドシップ、ライステラス、メデタシ、フレンチカクタス。6枠と7枠の5頭はいずれもそうですね。牝馬は母の受胎条件に関わらず走ってしまうものですが、もしかしたら、今年は非連産の仔が走る年なのかも知れません。

そんな母が前年産駒無し後の馬9頭で気になるのは、カフェヒミコ、ダンスファンタジア、ライステラス、フレンチカクタスの4頭。2枠2頭は今年の桜花賞が4月10日に開催されるから気になった、なんて書いたら怒られそうですが、カフェヒミコは自身満3歳の誕生日、ダンスファンタジアは母ダンスインザムード(2001.4.10)が満10歳の誕生日なんですよね。JRA史上初の桜花賞母仔制覇、母の誕生日に贈るプレゼントとなれば、それはドラマです。また、ライステラスは父ソングオブウインド(2003.2.20)の初年度産駒にして母父スピードワールド(1994.5.7)が泣かせますし、フレンチカクタスは母系の累代種牡馬が渋い。まま、カフェヒミコは血統からも現状の成績からもダート向きの感も致しますが、他の3頭は結局実績馬ということですね(^^;)

あとは、なんだ言いながら、小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系の末えいでしょうか。ホエールキャプチャ。混戦を制する底力は、やはり牝系の持つDNAの確かさ。千代田牧場さんの誇るオーハヤブサ(1959.3.3)系、曾祖母タレンティドガール(1984.4.27)。才媛の曾孫を担当されている蛯名幸作厩務員は、「目千両の美少女」で知られた桜花賞馬タマミ(1967.5.8)も担当されていたそうで、今年の10月で定年を迎えられるそうです。蛯名厩務員が最後の最後で出会われたホエールキャプチャ、奇しくも、タマミと同じビューチフルドリーマー系だったのは、縁が巡ったのでしょう。

沈みがちになる昨今、岩手の雫石を始まりとする「美しい夢」の続きが、仁川の桜の舞台で再び花開くのも、また良し。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

コメント

  1. much_better より:

    エースの座は取りあえずキングカメハメハに譲ったものの、サンデーサイレンスの魔力はまだ衰えませんねえ。
    そのキングカメハメハは昨年は3頭も掲示板に載せたのですが,今年は不在です。
    ディープインパクトは期待が大きすぎてつらいですが、早くも第一次正念場かなと思います。
    GIで通用するところを一つ見せておきたいところです。

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