トーホウエンペラー 牡 青毛 1996.5.11生 門別・千葉飯田牧場生産 馬主・東豊物産(株) 水沢・千葉四美厩舎
ブライアンズタイム 黒鹿毛 1985.5.28 種付け時活性値:0.50 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
Hail to Reason 黒鹿毛 1958.4.18 |
Turn-to 1951 |
Nothirdchance 1948 | |||
Bramalea 黒鹿毛 1959.4.12 |
Nashua 1952.4.14 | ||
Rarelea 1949 | |||
Kelley’s Day 鹿毛 1977.5.11 |
Graustark 栗毛 1963.4.7 |
Ribot 1952.2.27 | |
Flower Bowl 1952 | |||
Golden Trail 黒鹿毛 1958.3.5 |
Hasty Road 1951 | ||
Sunny Vale 1946 | |||
レインボーブルー 栃栗毛 1988.3.27 仔受胎時活性値:1.75 |
ノーリュート 黒鹿毛 1978.3.21 種付け時活性値:0.25 |
Luthier 黒鹿毛 1965 |
Klairon 1952 |
Flute Enchantee 1950 | |||
Prudent Miss 鹿毛 1967 |
Prudent 1959 | ||
Miss Glasso 1961 | |||
イーデンブルース 栗毛 1974.4.26 仔受胎時活性値:1.25 |
マッチウォン 栗毛 1964 種付け時活性値:0.25 |
Match 1958 | |
Edwina 1955 | |||
スズブエ 栗毛 1958.5.10 仔受胎時活性値:1.75 |
ハロウェー 黒鹿毛 1940 種付け時活性値:0.25 |
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キユウシユウ 栗毛 1947.5.15 仔受胎時活性値:0.50 |
<5代血統表内のクロス:なし>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
ブライアンズタイム | 5.25 |
伯父レインボーアンバー (No.4-D プロポンチス系) |
3番仔 (3連産目) |
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
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1 | 10 | トーホウエンペラー | 牡6 | 56 | 菅原勲 | 1:38.7 |
496 [-7] |
千葉四美 | 2 | |
2 | 9 | バンケーティング | 牡4 | 56 | 畠山信一 | 1:38.9 | 3/4 |
505 [-3] |
平沢芳三 | 13 |
3 | 8 | マキバスナイパー | 牡7 | 56 | 左海誠二 | 1:39.5 | 4 |
504 [-9] |
岡林光浩 | 5 |
4 | 7 | ノボトゥルー | 牡6 | 56 | 武豊 | 1:39.6 | クビ |
454 [+1] |
森秀行 | 3 |
5 | 12 | トーヨーリンカーン | 牡4 | 56 | 関本浩司 | 1:39.7 | 3/4 |
510 [-6] |
小西重征 | 10 |
東北に立った皇帝、トーホウエンペラー。その最後の勝利となった2002年のマイルCS南部杯。地元岩手勢の威信にかけて、負けられない。アグネスデジタル(1997.5.15)、ノボトゥルー(1996.3.27)、ゴールドティアラ(1996.4.25)、ウイングアロー(1995.3.25)らに伍して戦った前年2着からの巻き返しは、バンケーティング(1998.2.26)を引き連れての水沢勢のワンツーフィニッシュでした。
*
では、以下にトーホウエンペラーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
スズブエ 1958.5.10 中央4勝+地方6勝 |サキノオー 1967 中央6勝 福島記念(現GIII)3着 |ダイセンプー 1968 中央6勝 京王杯SH(現京王杯SC、GII)ほか現GII2着1回3着1回 |イーデンアロー 1972 中央6勝 京成杯3歳S(現京王杯2歳S、JpnII)2着 |イーデンブルース 1974.4.26 中央1勝 ||レインボーアンバー 1986.3.17 中央3勝 弥生賞(現JpnII) 菊花賞(現JpnI)2着ほか現JpnIII2着1回 ||レインボーブルー 1988.3.27 中央1勝 |||トーホウエンペラー 1996.5.11 (本馬) 地方20勝 東京大賞典(現JpnI) マイルCS南部杯(現JpnI)ほか
伯父に「競馬界のマット・ビオンディ」ことレインボーアンバーがいますね。1989年、水田のような馬場になった弥生賞を先行2番手から抜け出して「大差」で勝利を収めました。 今さっきレースの動画を見てみたのですけれど、確かにスゴイ馬場でした。ほかにも祖母イーデンブルースの兄たち3頭が重賞3着までに入っている活躍を見せています。
思えば小岩井農場の4号族、プロポンチス(1897)系。その末えいが「岩手の雄」となったのは、ある意味で必然だったのかも知れませんね。
*
トーホウエンペラーは2002年のフェブラリーS(GI)に出走した際に本命に押したことを懐かしく思い出します。
◎はトーホウエンペラー。頑張れ、岩手競馬の雄。その4代血統構成は『ブライアンズタイム×ノーリュート×マッチウォン×ハロウェー』で、Northern Dancer&Native Dancer Freeのチャンピオン血統馬です。牝系は、日本古来の4号族プロポンチス(1897)系。伯父に不良馬場の弥生賞(GII)を制して『競馬界のマット・ビオンディ』と呼ばれたレインボーアンバー(1986.3.1)がいます。また、マイル戦は9戦6勝、2着3回で100%連対なのも心強いです。左回りを不安視する向きもあるようですが、陣営は「ハミ替え」を敢行してここに臨むようです。
↑の引用中に「Northern Dancer & Native Dancer Free」と記していますけれど、その血統構成から、多くの繁殖牝馬に配合のしやすい種牡馬として、現在はアロースタッドにて繋養されています。「初年度は種付け料無料」という関係者の努力が実り、産駒が2歳を迎えた2006年にはNARの初年度種牡馬の首位に輝きました。
現役時代に見た黒光りする青毛の馬体はとても美しかったトーホウエンペラー。そのベルベットのような肌つやを、これからも伝え続けてほしいものです。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。そしてまた、競馬を愛する人すべてが幸せでありますように。