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2015年10月27日 (火)

第76回菊花賞(GI)の勝ち馬。

キタサンブラック 牡 鹿毛 2012.3.10生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・(有)大野商事 栗東・清水久詞厩舎

キタサンブラック(2012.3.10)の4代血統表
ブラックタイド
黒鹿毛 2001.3.29
種付け時活性値:0.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
シュガーハート
鹿毛 2005.3.6
仔受胎時活性値:1.50
サクラバクシンオー
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.75
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ 1963
アンジェリカ 1970.3.29
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト 1971.3.15
クリアアンバー 1967.5.8
オトメゴコロ
栗毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50
ジャッジアンジェルーチ
栗毛 1983.2.22
種付け時活性値:1.50
Honest Pleasure 1973.3.28
Victorian Queen 1971.3.24
ティズリー
鹿毛 1981.4.27
仔受胎時活性値:2.00
Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.75
Tizna
鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.625

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4、Northern Dancer5×5×5>

キタサンブラック(2012.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ブラックタイド
(Halo系)
サクラバクシンオー
(Princely Gift系)
ジャッジアンジェルーチ
(Bold Ruler系)
◆Lyphard
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
サクラバクシンオー
(スターハイネス)
5.625 4代母はチリ産で米GI3勝
(No.9-g)
3番仔
(2連産目)

*

第76回菊花賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 キタサンブラック 牡3 57 北村宏司 3:03.9    35.0 530
[-2]
清水久詞 5
2 11 リアルスティール 牡3 57 福永祐一 3:03.9 クビ 35.1 500
[-4]
矢作芳人 2
3 17 リアファル 牡3 57 C.ルメール 3:04.0 1/2 35.3 506
[0]
音無秀孝 1
4 3 タンタアレグリア 牡3 57 蛯名正義 3:04.2 1 1/4 35.3 478
[+6]
国枝栄 6
5 2 サトノラーゼン 牡3 57 岩田康誠 3:04.4 1 1/4 35.3 460
[-2]
池江泰寿 3

冠名「キタサン」、黒い帽子に「黒、茶三本輪」の勝負服をまとった北村宏司騎手、北島三郎さんの夢も乗せて、キタサンブラック。出入りの激しい競馬を見せた道中、唯一落ち着いているように見えたのは、キタサンブラックと北村騎手。馬群が外に膨らむ京都芝外回りコースの最後の直線、我慢比べを耐えたキタサンブラックは、北村騎手の鼓舞に応えて、最内から鋭く伸びました。鹿毛の流星、530kgの大柄な馬体から繰り出される大きなストライドが跳ねて、キタサンブラック。粘るリアファル(2012.2.5)を交わした後、最後の1冠は譲れないとばかりに伸びたリアルスティール(2012.3.1)の強襲を「クビ」だけ抑えたところが、栄光のゴールでした。

終わってみれば、セントライト記念(GII)の勝ち馬にして皐月賞(GI)3着馬、神戸新聞杯(GII)2着の皐月賞2着馬という、1着2着。だから「トライアルの好走馬は軽視するな」と^_^;。自分の予想傾向は分かっているのに、血統背景から「淀の芝3000mは……」と切ってしまった2頭の決着でしたから、「恐れ入りました」と、神戸ならぬこうべを垂れるほかありません。近年の菊花賞の結果を見るにつけ、「母父が短距離血統だから」とか「母系が軽快だから」とか、もはや関係ないというところです。母父サクラバクシンオーでも、曾祖母Miesque(1984.3.14)でも、強いものは距離を超える。改めて、虚心坦懐に相対していきたいと思います。

馬主である有限会社大野商事、つまりは北島三郎さんは、馬主歴50年超で初めてのGI級レースの勝利でした。レース後の本当に嬉しそうなお姿、見ているこちらも嬉しくなる様でした。有限会社大野商事の勝負服は、キタサンテイオー(1990.4.8)、キタサンフドー(1994.3.9)、キタサンチャンネル(1998.2.27)、キタサンヒボタン(1999.3.13)の4きょうだいが走っていた頃は「紫、白二本輪、白袖」の勝負服でしたが、近年は「黒、茶三本輪」の渋い色合いの勝負服ですね。また、北島さんの持ち馬の中ではキタサンサイレンス(1992.2.27)も忘れてはいけません。瞬く間に日本の馬産を席巻してしまったサンデーサイレンスに、JRA初勝利をもたらした産駒こそ、キタサンサイレンスでした。

そしてまた、管理される清水久詞調教師は、13回目のGI挑戦で初勝利となりました。厩舎に重賞初勝利をプレゼントしてくれたトウケイヘイロー(2009.4.22)が故障引退してしまった後、厩舎のエース格のバトンを受け継いだキタサンブラックが、見事に戴冠。ひと夏を越えて成長し、菊花賞を制したキタサンブラックの姿を見て、競走馬としてのタイプは違うものの、清水調教師の師匠である浜田光正・元調教師が管理されたビワハヤヒデ(1990.3.10)を思い出しました。そうして気付けば、ビワハヤヒデとキタサンブラックは同じ3月10日生まれ。師匠と弟子にGI初勝利を届けてくれた馬どうし、同じ生まれ日であったのも、不思議な縁だったのかも知れません。

「強い馬が勝つ」菊花賞を制したキタサンブラック。この後は、有馬記念(GI)か香港国際競走を目標にされる模様。どちらに回るにせよ、日本の3歳の大将格として、やはり強い姿を見せて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

  

#余談。2011年以降の3歳GIにおいて、3月10日生まれの馬が目立っています。エリンコート(2008.3.10)ロゴタイプ(2010.3.10)ショウナンパンドラ(2011.3.10)、そしてキタサンブラックと4頭の勝ち馬が現れています。牡馬2頭について見れば、ロゴタイプの父はローエングリン(1999.6.8)、キタサンブラックの父はブラックタイドと、それぞれの父が「GI未勝利であるものの血統背景から種牡馬繋養された」という共通点があります。そういえば、ビワハヤヒデの父シャルード(1983.4.15)も、米GII勝ちまでの馬でした。牝馬2頭について見れば、エリンコートは父デュランダル(1999.5.25)が満8歳時の0交配、ショウナンパンドラは父ディープインパクト(2002.3.25)が満8歳時の0交配。近い代で先祖を減らすという、牝馬が走るパターンです。まま、たまたまではありますが^_^;

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コメント

レース後、さぶちゃんは本当に歌うのかなぁ、と思いながら、やはり中島理論的には、マイナー血統(ブラックタイドには失礼かも
しれませんが)ゆえの闘争心と考えるべきなのかなぁ、と。でも、血統構成は、ディープインパクトと全く同じだけど…でも、生まれ年
は違うから、やはり別ですよね。
さぶちゃん、約束通り、歌いましたねぇ。。

投稿: ゴリ | 2015年10月29日 (木) 23時36分

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