仮投稿改めヴィークル・メアについて。

本日は帰りが遅くなりますので携帯電話から仮投稿しておきま~す。

2005/12/03、追記。という訳で、この欄を改めて、血統ネタをひとつ記しておきます。

私は、現在繁殖牝馬の繁殖成績を確認する際、『財団法人 日本軽種馬登録協会』のWebページを参照しています。

その日本軽種馬登録協会のWebページに、『国際血統書委員会でVehicle Mare(ヴィークル・メア)として承認された種雌馬について』という記事がありました。ヴィークル・メア、皆様はご存知でしょうか?日本軽種馬登録協会の記載を引用すると、以下の定義となります。

国際血統書委員会(International Stud Book Committee)では、サラブレッドの定義を定める一方、ノン・サラブレッド(我が国のサラブレッド系種)からサラブレッドへ昇格させるための条件を定めている。その条件は、以下に記すとおりである。


1982年9月ISBCで合意した条文(抜粋)
ノン・サラブレッド(我が国のサラブレッド系種)登録簿について
ノン・サラブレッド登録簿からサラブレッドへの昇格

1. 手続
産駒は、次の条件がすべて満足された場合に限り、この登録簿から昇格してサラブレッド血統書へ登録されることができる。

a)それが産駒となる交配を含み連続8代サラブレッドの交配を充分に証明され得る産駒
b)その血統のサラブレッドとノン・サラブレッドの両方の系統において、サラブレッドが出走する競走で、サラブレッドとの同化を保証するような競走成績を示し得る産駒
c)その昇格がISBCの全員一致の同意により承認されたもの


このため、連続8代サラブレッドの交配となる1代前のノン・サラブレッド種雌馬のうち、これにサラブレッドを交配して生まれた産駒がサラブレッドとなることをISBCにより承認された種雌馬をVehicle Mare(ヴィークル・メア、媒体雌馬)と称している。

『財団法人 日本軽種馬登録協会』、ガイドページより引用。

サラブレッドとの交配が連続7代目となるサラ系の繁殖牝馬のうち、ISBCに申請して全会一致で承認を得た牝馬が、ヴィークル・メアになり得る。そして、ヴィークル・メアの仔はサラブレッドとして扱われる、ということですね。

さて、今年のISBCで承認を得た牝馬がシャトレーダンサー(1997.5.27)。シャトレーダンサーは今年の3月24日にタイキファイヤー(1997.5.10)の牡駒を産んでいるのですが、この仔はサラブレッドとして扱われます。 シャトレーダンサーの牝系は、遡ればバウアーストック(1922)に行き着く、サラ系の名門です。シャトレーダンサーの曾祖母アイテイグレース(1967.3.13)の仔にヒカリデュール(1977.3.6)がおり、さらに遡ればキタノダイオー(1965.4.6)、アイテイオー(1960.4.2)、キタノオーザ(1957.2.24)、キタノヒカリ(1954.5.25)、キタノオー(1953.5.15)などがこの牝系から輩出されています。

ちなみに、他にヴィークル・メアとして扱われている繁殖牝馬として、ヤグラステラ(1985.3.5)&ドラゴンルーブル(1990.3.4)姉妹などがいます。こちらはサラ系ミラ(1895)の系統です。

人間の過失によりサラ系という扱いになってしまった牝系。そんな牝系を再び表舞台に立たせてくれる制度が現代にありました、という紹介のlogでした。

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