第13回エルムS(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十五=-。

フェラーリピサ 牡 鹿毛 2004.4.28生 米国・サラムファーム生産 馬主・市川義美氏 栗東・白井寿昭厩舎

フェラーリピサ(2004.4.28)の4代血統表
Touch Gold[A]
鹿毛 1994.5.26
種付け時活性値:0.25
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.28
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty’s Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Passing Mood
栗毛 1978.3.20
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Cool Mood
栗毛 1966.4.7
Northern Dancer 1961.5.28
Happy Mood 1951
Dolly Talbo
鹿毛 1996.2.9
仔受胎時活性値:1.75
Capote[A]
黒鹿毛 1984.3.25
種付け時活性値:0.75
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Too Bald
黒鹿毛 1964.4.29
★Bald Eagle 1955.3.29
Hidden Talent 1956.4.25
Lochlin
鹿毛 1987.4.25
仔受胎時活性値:2.00
Screen King[B]
栗毛 1976.1.31
種付け時活性値:0.50
★Silent Screen 1967.4.23
Indian Queen 1969.4.10
Dorothy Kay
鹿毛 1978.3.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Irish Castle[A]
鹿毛 1967.5.11
種付け時活性値:0.50
La Eva
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4(父方)>

フェラーリピサ(2004.4.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Capote 6.50 or 4.50 Formal Goldと同牝系
(No.18-A)
3番仔以降の仔

第13回エルムS(JpnIII)を制したのはフェラーリピサ。終始先行3番手から余裕しゃくしゃくの手応えで、馬場中央の内側を堂々と抜け出しました。3歳春に岩田康誠騎手に「モノが違う」と言わしめた素質、4歳秋に中央重賞でも見せつけることができました。レースの2着は中段位置から鋭く差して来た7歳馬トーセンブライト(2001.3.13)と藤岡佑介騎手、3着は中段から早めに2番手に押し上げて粘ったエアアドニス(2002.4.26)と松田大作騎手でした。1番人気に押されたメイショウトウコン(2002.4.7)と藤田伸二騎手は3角から4角でまくり気味に仕掛けましたが4着に終わりました。

フェラーリピサの牝系は米国で継承されている18号族。曾祖母Doroty Kayの孫にFormal Gold(1993.4.20)がいます。同馬は米8勝でウッドワードS(GI)、ドンH(GI)、ブルックリンH(GII)、フィリップH.アイスリンH(GII)の勝ち馬です。また、祖母Lochlinが米3勝でマザリンS(GIII)3着があり、4代母La Evaからの別分枝に米9勝でGII4勝のEven the Score(1998.4.2)がいます。

話は急に変わりますが、今年2008年のJBCクラシック(JpnI)は園田競馬場の距離1870mのコースで施行予定です。フェラーリピサは3歳時に同じ園田1870mの兵庫チャンピオンシップ(JpnII)を制しています。この後の動向がどうなるかは分かりませんけれど、もしJBCクラシックに向かうのであれば、舞台に対する適性はありそうですね。ええ、鞍上の岩田騎手込みで。

北の地の重賞勝ちで勝ち鬨をあげて、いざ行かん、ジーワンの舞台。フェラーリピサ、これからも頑張ってくださいね。

ではでは、今日はこのへんで。

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