第44回新潟記念(GIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十弐=-。

アルコセニョーラ 牝 黒鹿毛 2004.3.17生 静内・畠山牧場生産 馬主・中村政勝氏 美浦・畠山重則厩舎

アルコセニョーラ(2004.3.17)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
サイレーン
栗毛 1993.4.22
種付け時活性値:0.50
モガンボ
栗毛 1983.3.17
種付け時活性値:0.25
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Lakeville Miss
黒鹿毛 1975.3.27
Rainy Lake 1959.4.29
Hew 1959.4.23
ジョイデソアー
黒鹿毛 1988.4.20
種付け時活性値:1.00
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:1.75
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
Late Evening
黒鹿毛(?) 1982.5.20
種付け時活性値:1.25
Riverman
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.00
Evening Off
鹿毛 1963.4.23
種付け時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>

アルコセニョーラ(2004.3.17)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Caerleon
(Knight’s Daughter)
3.25 近親特に目立たず
(No.22-B)
4番仔
(3連産目)

北海道で16番人気馬が激走を見せたかと思えば、新潟でも16番人気馬が快走を見せました。尻尾をなびかせて馬場外側を一気に伸びたのはアルコセニョーラと武士沢友治騎手。武士沢騎手、第3回キーンランドカップ(JpnIII)でタニノマティーニ(2000.5.23)と共に穴を開けた秋山真一郎騎手と、実は競馬学校の同期である第13期生でした。

武士沢騎手が秋山騎手と同期と書いて「そう言えば」と思いました。他の同期には武幸四郎騎手、勝浦正樹騎手、村田一誠騎手等がいます。ここで名前を挙げた3騎手の重賞初勝利を確認すると、

  • 武幸四郎騎手
    →1997年のマイラーズカップ(GII)
    =14頭立て11番人気のオースミタイクーン(1991.3.23)-武騎手の初勝利でもあります-
  • 勝浦正樹騎手
    →1999年の共同通信杯4歳S(現共同通信杯、JpnIII)
    =14頭立て10番人気のヤマニンアクロ(1996.5.2)
  • 村田一誠騎手
    →2007年の根岸S(GIII)
    =16頭立て11番人気のビッググラス(2001.4.24)

むぅ、この結果は……。ひとつ上の先輩たちは「競馬学校『花』の12期生」ですが、彼らは「競馬学校『』の13期生」という感じでしょうか(笑)

アルコセニョーラの近親牝系図を示そうと思いましたけれど、あまり目立った活躍馬は見当たりませんでした。逆に言えば、生産の畠山牧場が牝系を上手く育てられたのでしょう。お気付きの方もいらっしゃると思いますが、生産が畠山牧場で管理されるのが畠山重則調教師。そう、畠山牧場は畠山調教師のご実家ということです。

改めて実感させられた強い4歳牝馬世代。なんという豊かな才能がそろった世代なのでしょうか。アルコセニョーラ、牡牝混合重賞を制した勢いをもって、秋の大舞台での快走を期待しましょう。ええ、もちろん鞍上は武士沢騎手で。

ではでは、今日はこのへんで。

タイトルとURLをコピーしました