という訳で、ジャパンダートダービーも終わりましたので、表題の件について、簡単に確認しておきたいと思います。
第57回川崎記念(JpnI)。
フィールドルージュ 牡 鹿毛 2002.4.27生 三石・中田英樹氏生産 馬主・地田勝三氏 栗東・西園正都厩舎
クロコルージュ[A●] 鹿毛 1995.2.24 種付け時活性値:1.50 |
Rainbow Quest 鹿毛 1981.5.15 |
Blushing Groom 栗毛 1974 |
Red God 1954.2.15 |
Runaway Bride 1962 | |||
I Will Follow 鹿毛 1975.4.29 |
Herbager 1956 | ||
Where You Lead 1970.4.23 | |||
Alligatrix 鹿毛 1980.5.14 |
Alleged 鹿毛 1974.5.4 |
Hoist the Flag 1968.3.31 | |
Princess Pout 1966.3.29 | |||
Shore 鹿毛 1964.4.21 |
Round Table 1954.4.6 | ||
Delta 1952 | |||
メジロレーマー 黒鹿毛 1995.3.21 仔受胎時活性値:1.50 (母の初仔) |
リンドシェーバー[x] 鹿毛 1988.3.3 種付け時活性値:1.50 |
Alydar 栗毛 1975.3.23 |
Raise a Native 1961.4.18 |
Sweet Tooth 1965.4.17 | |||
ベーシイド 青鹿毛 1978.4.25 |
Cool Moon 1968.5.14 | ||
Polondra 1968.2.10 | |||
メジロリベーラ 黒鹿毛 1990.6.9 仔受胎時活性値:1.00 (母の2番仔) |
★シンボリルドルフ[E] 鹿毛 1981.3.13 種付け時活性値:0.00 |
パーソロン 1960 | |
スイートルナ 1972.5.4 | |||
メジロラモーヌ 青鹿毛 1983.4.9 仔受胎時活性値:1.50 (母が不受胎後の5番仔) |
モガミ[A] 青鹿毛 1976.5.18 種付け時活性値:1.50 |
||
メジロヒリュウ 鹿毛 1972.5.9 仔受胎時活性値:0.50 |
<5代血統表内のクロス:Raise a Native5×4、Nasrullah5×5(父方)>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
フィールドルージュ | 4.50 |
曾祖母はJRA3冠牝馬 (No.9-F アマゾンウォリアー系) |
3番仔 (3連産目) |
表題は「GI(JpnI含む)勝ち馬」ですから、もちろん、2008年はフィールドルージュからスタートです。
フィールドルージュの配合を中島理論的な観点から見て上手いと思うのは、直祖父Rainbow Questの直祖母Where you Leadがその父Raise a Native満8歳時の0交配馬のため、母父リンドシェーバーの直祖父として現れるRaise a Nativeをオレンジ0化しているところですね。Rainbow Quest、ウォーニング(1985.4.13)、コマンダーインチーフ(1990.5.18)等の種牡馬としての能力は、Whrer you Lead経由のRaise a Native0化もその一翼を担っていたのではないでしょうか。
また、フィールドルージュはやはり曾祖母がメジロラモーヌであることに目が行きますね。JRA史上初の3冠牝馬メジロラモーヌ、直仔の代では日の目を見なかった繁殖としての能力が、曾孫の代でようやく実証されました。併せて、フィールドルージュのボトムラインをよく見れば、ちゃんと月のサイクル上に乗っていることが見て取れます。なんだ言いながらサスガ。
という訳で、フィールドルージュのごく簡単な近親牝系図を以下に示しておきます。
メジロヒリュウ 19720.5.9 中央5勝 |メジロラモーヌ 1983.4.9 中央9勝 牝馬3冠など重賞6勝 ||メジロリベーラ 1990.6.9 中央0勝 |||メジロレーマー 1995.3.21 不出走 ||||フィールドルージュ 2002.4.27 (本馬) 川崎記念(JpnI) 名古屋グランプリ(JpnII) ||メジロディザイヤー 1994.4.16 中央2勝 種牡馬 |メジロマーリン 1984.4.8 中央0勝 ||メジロランバダ 1993.4.8 中央6勝 日経新春杯(GII) 中山牝馬S(GIII) |メジロアルダン 1985.3.28 中央4勝 高松宮杯(旧GII) 日本ダービー2着 |メジログラフ 1987.5.26 中央1勝 ||メジロランバート 1995.5.1 中央3勝 青葉賞(現JpnII)2着 ダイヤモンドS(現JpnIII)2着
言わずと知れた、メジロさん伝来の9号族アマゾンウォリアー(1960.5.6)系。良いものは色褪せない。
伝え聞くところによると、フィールドルージュの秋のローテーションはJBCクラシック(JpnI)、ジャパンカップダート(GI)、東京大賞典(JpnI)のジーワン3連戦になるとか。すでに日本にいない父の名声を上げるためにも頑張ってくださいね。
ではでは、今日はこのへんで。