第136回天皇賞・秋(GI)。
1着メイショウサムソン(2003.3.7)。有無を言わさぬ、2馬身と2分の1差勝ち。文句なしの勝利でした。タマモクロス(1984.5.23)、スペシャルウィーク(1995.5.2)、テイエムオペラオー(1996.3.13)に続いての、天皇賞春秋を同年連覇。春の淀芝3200mを3分14秒1で勝ち、秋の府中芝2000mを1分58秒4で制する。よくぞ、問われる資質の違う両レースを制覇しました。偉い、そして、強い。
2着アグネスアーク(2003.4.25)。札幌記念(JpnII)、毎日王冠(GII)、天皇賞・秋と3走連続2着。いつも一所懸命に差し込んできますが、何か1頭が前にいます。今回は、前々日の金曜日発売の時点では1番人気に押されたアグネスアーク。最終的には7番人気でしたが、実力は本物でした。あと一歩。
3着カンパニー(2001.4.24)。差し脚鋭く、いったんはサムソンと並ぶかと思うところもありましたが、結果は3着まで。それでも、ミラクルアドマイヤ(1995.3.3)の仔、府中はトニービン(1983.4.7)の血、ですか。むぅ。マイナー種牡馬の仔、ちょっとGIで足らないのかなと思ったのが、失敗でした(苦笑)
ではでは、今日はこんなところで。
コメント
お久しぶりでございます。
いやぁ、五十嵐&バルクのヨレへのバッシングが凄まじいですね。
オオハシさんなら何かそれについて癒しのコメントを書いておられるのじゃないかと、癒されにきてみました(笑。
競馬なんだから、不利もあらぁな。
人間は何度でも同じ過ちを繰り返すからここまで絶滅せずに続いているんだ。
ニシノライデン!!
序列に関して言えば、ムーン・サムソン共にコンプレックスを感じにくいMで言うところの量系(中島理論では料系か?)の馬なので、あまり意識する必要はないかなと思います。
彼ら精神的に遊びがあるんですよね。つまらんことでクヨクヨしない。負けたから何なんだ!斜行して悪いか!みたいな(笑。
バルクは逆です。硬い。遊びがない。だから落ち込むと長引くし、ダイワメジャーに怯む。ただし勝気だし勝つ時は少々デタラメなレースででも押し切れる。
間にいるのがMでC系と呼ばれてる騎手に従順なタイプです。コンプレックスは受けるんだけども、それを抑え込んで力を出す馬。
馬に性格があるなんて勝手な妄想なわけですが、こうして考えられるのが中島理論やMの言葉としての良さですね。
◎masa様
おお、永のご無沙汰恐れ入ります。こちらこそ、お久しぶりでございます。
いつもお世話になっております。
>いやぁ、五十嵐&バルクのヨレへのバッシングが凄まじいですね。
いやぁ、フジテレビの中継だけを見てざっくりとコメントを書いてしまい、
後から繰り返しJRAのサイトで動画を見直しました(笑)
フジテレビの中継では、直線、内側から抜け出して来たサムソンが大写しに
なったところで、外では「ひと波乱」が起こっていた。
改めて見直すと、確かに、五十嵐&バルクが、外に膨らんでいます。
そのあおりの因果関係は不確かですが、柴山雄一&エイシンデピュティもヨレて、
先行、差し、追込勢で外を回った面々には被害が続出。
でも、もうそこは、武豊騎手のコメントの大意ですが、
「コスモバルクは、直線でヨレることが分かっていた」
というところから明白なように、ヘッドワークの違いもあるのではないでしょうか。
もちろん五十嵐&バルクには課題があります。けれど、11番人気で挑んだ
国際GI勝ち馬の能力を軽んじ、そのクセをノーマークにしてしまった
他の騎手たちは、GIで勝負をかける姿勢が、今回の一戦では、
武豊騎手とサムソンより、低かったのではないかと思います。
武豊騎手にとっては絶対に外せない天皇賞・秋。
いちばん仲の良い石橋守騎手から手綱を受け継いだ初戦。
まして、かつて自分が騎乗していたアドマイヤムーンが
宝塚記念でサムソンを負かした後の一戦。
いざGIとなった時、勝負がかった時の、久しぶりに見た、武豊の先行騎乗でした。
>ニシノライデン!!
1987年の天皇賞・春ですね(笑)。アサヒエンペラーが2着繰り上げ。
勝ったのは、愛しきマイシンザンの父ミホシンザン。
田原成貴騎手か上野清章騎手しか騎乗できなかったというクセ馬、ニシノライデン。
関係者によると斜行した時に走ったそうですから、仕方ない。
>序列に関して言えば、ムーン・サムソン共にコンプレックスを感じにくい
>Mで言うところの量系(中島理論では料系か?)の馬なので、(後略)
おお、Mの法則での各馬の解説、ありがとうございます。
いいなぁ、改めて勉強し直したいと思います、本当に。
オススメの書籍などがありましたら、ご教授願います。
>馬に性格があるなんて勝手な妄想なわけですが、
性格。私は、マイシンザンとワイルドブラスターに会いに行った時、
両頭のあまりの性格の違いに、思わず微笑んでしまったものです(笑)
大きなナリで豪放なフリをしても、実は小心者なところがある、マイシンザン。
そんなマイシンザンを、近くから遠くから、穏やかに見つめるワイルドブラスター。
まま、血統分析というのは、つまるところ系統による仕分け、そして統計取りだと思います。
血統による性格分けというのは、つぶさに見れば、きっと可能なのでしょう。
ではでは、わざわざのコメント、ありがとうございました♪
また、よろしくお願い致します。
オオハシ 様
レース前にコメントを頂き、ありがとうございました。返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
天皇賞のメイショウサムソンは強かった!!ですね。Live(ビデオで再度)で観ておりましたが、仮に他馬が伸びてきたとしても、まだまだ余力があるような内容で、返信頂いたサムソンとムーンの序列関係もまだまだかなと思いました。
以前、NHKの「プロフェッショナル」という番組で藤沢和雄調教師が出演された時、「馬が自信がなかったり萎縮したりしている時は、しゃべらない代わりに発汗する」とおっしゃっておりました。その点を注意してパドックを観ていましたが、サムソンは落ち着き払い、発汗もほとんどなかった。この後の、JC・有馬も期待大ですね!!!
サムソンとムーンの着順の差は?
①ロスのない枠順
②ムーンの過調教?3日おきの時計で体力的に厳しかったかな?(最終調教の遅れがサイン??すべて後からのコジツケになるかもしれませんが)
③距離適性
④騎手のモチベショーン
などがあったような印象です。
パドックの印象でいえば、3着のカンパニーも落ち着き払ってイイ状態に観えました。一方で、2着アグネスアークはパドックでうるさかった。よく2着に来た印象でした。
ちなみに馬券はムーン・サムソンで勝負。おさえにポップロックの3点買いで玉砕!!パドックでは完璧にいけると思ったのですが、やっぱり競馬は難しいですね(笑)中島国治氏も著書で「最終的な買い目はパドックが決める」と書いておられましたが、パドックの重要性を再認識させられるとともに、その中の馬観察はとても難しいと感じました。それでは、また投稿させて頂きますので、今後とも宜しくお願いします。
PS:Mの法則。S・C・L・M系にキーワードはストレス(=コンプレックス?)。懐かしいですね。実は中島理論に行き着く前に、試していたことがありんですよ。
◎中島理論は当たる様
いつもお世話になっております。
返信が遅くなってしまい、恐れ入ります。
現地観戦とVTRを伴った詳細な観察と解説、
ありがとうございました。
メイショウサムソンは気配が良好でしたので、
地力からは、やはり好勝負と思っていました。
まま、外を廻った組は不利もあったので、
単純な比較は出来ませんけれど、それでも、
「強い者は強い」と思わせるに足るレース
だったと思います。
いずれにせよ、秋の一連のレースで、
天皇賞・秋の出走馬たちが
どのような成績を収めるのか楽しみですね♪
ではでは、簡単ではありますが、返信まで。
またよろしくお願い致します。