それにしても、恐るべしは小岩井牝系の底力。

永のご無沙汰、恐れ入ります。5月末に転居致しまして、いまは栗東トレセンのある滋賀県の住人となったオオハシでございます。つまりは実家に引っ込んだということで(笑)。改めてよろしくお願い致します。

今回は転居前に書いておいて、アップロードが出来ていなかった記事をアップしておきます。よろしければ、どうぞ。

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中島御大がブログ記事で「日本の競馬のルーツと小岩井の牝系」というエントリを書かれていました。

小岩井の名牝系の祖先牝馬たちが輸入されて、今年で丸100年。

並み居る大祖先牝馬たち。そんな中でも、ひときわ輝くのは、やはりフロリースカップ(1904)系ではないでしょうか。

今年を含めた近10年の日本ダービー(JpnI)を振り返ると、

と、3頭もこの土着牝系からダービー馬が輩出されています。輸入繁殖全盛のこの時代に送り出された3頭のダービー勝ち馬。共通する点としては、GI4勝、GI3勝(現時点)、GI2勝(同じく現時点)と、いずれもが複数のGI(JpnI含)を制しています。

スペシャルウィークとメイショウサムソンは、ダービーを勝ち、なおかつ天皇賞・春(GI)を制している、3歳でも古馬でも最強格を示したダービー馬です。目にも見よ、この成長力。誰や、天皇賞・春の前にメイショウサムソンの距離不安をあおった奴は。あ……、私もでした(苦笑)

そして、ウオッカ。ダービーの上がり3ハロンは、史上最速となる33秒0の鬼脚でした。ただただ、強かった。

思えば、今秋の凱旋門賞(仏GI)に挑戦しようという2頭が、フロリースカップ系から送り込まれたこと。日本人は、もっともっと、先人たちが遺した牝系を信じてよいのではないでしょうか。良い物は色褪せることがありません。ダイヤモンドは、いつまでもダイヤモンドのままです。

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ウオッカを管理される角居勝彦調教師。海外志向の強い、そのチャレンジ精神を支える馬たちが、実はフロリースカップ系に関わる馬であることにも驚きを覚えますね。

角居調教師に初めての海外GI制覇をもたらしたシーザリオ(2002.3.31)。「Japanese Superstar!! Cesario!!」彼女もよっぽど強い牝馬でした。父は上述したスペシャルウィークです。直牝系ではありませんが、父を経由して、その血は受け継がれていることに違いありません。

また、角居調教師をして、初めて重賞制覇を意識された馬が、スカイアンドリュウ(1997.4.7)だったそうです。何を隠そう、角居調教師に調教師としての初勝利をプレゼントした、スカイアンドリュウ。父ポリッシュパトリオット(1988.3.24)が満8歳時の0交配を受けたスカイアンドリュウ。私は二分久男厩舎の所属時から応援していたものです。そして角居厩舎に転厩後、菊沢隆徳騎手を背に、スティンガー(1996.5.15)を追いかけた、京王杯SC(GII)2着。将来を期待しました。けれど、脚元の不安には勝てず。

そんな、スカイアンドリュウで逃した重賞制覇。そして、スカイアンドリュウの姪であるウオッカによりなされた、ダービー初挑戦初制覇。角居調教師にしか分からない感慨が、きっとあるのだと思います。

夢は大きく凱旋門賞。え、フロリースカップ系馬のワンツーフィニッシュ?甘くないのは承知でも、そんな夢物語を、東洋の空の下から見るのも、また善し。

という訳で、今日はこれくらいで。ではでは♪

コメント

  1. blandford より:

    すっかりご無沙汰しております。
    しばらく更新がなかったのでどうされたかと思ってましたが、
    転居されたのですね。
    僕も会社を移転させましたが、エライ目にあいました。

    今回のエントリ、オオハシさんらしくてとても面白かったデス。

    今後も引き続きのご交流を、どうぞよろしくお願いいたします。

  2. オオハシ より:

    ◎blandford様
    永のご無沙汰、恐れ入ります。
    いつもお世話になっております、
    滋賀のオオハシでございます(笑)

    コメントのお返しが遅くなってしまい、
    大変申し訳ありませんでした。

    いや、やっぱり転居は大変ですね。
    捨てられない荷物だらけでした(笑)

    ではでは、こちらこそ、これからも変わらぬ
    ご交流をお願い致します♪

    わざわざのコメント、ありがとうございました♪

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