土曜日の2歳戦の結果(2006/08/05分)。

土曜日の2歳戦の回顧です。オープン特別1クラ、新馬戦2クラ、計3レース。

【小倉・フェニックス賞(芝1200m)の勝ち馬】

(父)シルバーストーン 牡 鹿毛 2004.2.17生 静内・タイヘイ牧場生産 馬主・後藤繁樹氏 栗東・瀬戸口勉厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『★スペシャルウィーク×Danzig×◆Halo×Quadrangle』
  2. 4代血統構成(父系):『Halo系×Northern Dancer系×Hail to Reason系×Blenheim系』
  3. 5代血統表内のクロス:Halo3×3、Northern Dancer5×3、Nearctic4×5(母方)、 Almahmoud(♀)5×5×5
  4. 牝系:北米で受け継がれている22号族 祖母Tilt My Halo
  5. 母の何番仔?: 少なくとも8番仔以降の仔(3連産目)

[Notes]小倉のフェニックス賞を1分8秒3のタイムで制しました、シルバーストーン。改めて、「タイヘイ牧場」、「後藤繁樹オーナー」、「瀬戸口勉厩舎」、「福永祐一騎手」というサニングデール(1999.4.1)のカルテットが送り込む、スペシャルウィーク(1995.5.2)産駒です。

#追記。えーと、netkeiba.comの記事によりますと、福永騎手はフェニックス賞4連覇、瀬戸口調教師はフェニックス賞3連覇ということです。過去、福永騎手の鞍下には、古い順にメイショウボーラー(2001.4.16)エイシンヴァイデン(2002.2.20)エイシンアモーレ(2003.4.11)の各馬がいました。

シルバーストーンの最優性先祖は祖母父Halo(1969.2.7)、形相の対象はBlenheim(1927)と判断しました。Haloは米国で31戦9勝。その主な勝ち鞍にユナイテッド・ネイションズH(GI)、タイダルH(GII)があります。Haloは輸入種牡馬ファーザーズイメージ(1963.4.7)の半弟で、Northern Dancer(1961.5.27)の従弟ですね。種牡馬としての代表産駒には米2冠馬で日本の超ド級サイアーとなったサンデーサイレンス(1986.3.25)、ケンタッキーダービー(米GI)馬Sunny’s Halo(1980)、キングヘイロー(1995.4.28)の母となったケンタッキーオークス(米GI)馬グッバイヘイロー(1985.2.12)、ガルフストリームパークH(米GI)等GI3勝の輸入種牡馬ジョリーズヘイロー(1987.5.8)、タイキシャトル(1994.3.23)の父で1983年の米最優秀2歳馬Devil’s Bag(1981)、Devil’s Bagの全姉で1980年の米最優秀古馬牝馬Glorious Song(1976)、Devil’s BagとGlorious Sougの全弟で2005年の米国首位種牡馬Saint Ballado(1989)、亜国首位種牡馬9回で2003年には日本で単年供用されたサザンヘイロー(1983.2.9)等がいます。Haloは産駒の重賞勝ち馬が62頭にのぼり、1983年と1989年の米国首位種牡馬となった名種牡馬でした。

#追記。言わずもがなと思いますが、Haloの代表産駒で挙げたGlorious Songは、グランドオペラ(1984.2.11)、Rahy(1985)、シングスピール(1992.2.25)の母でもありますね。

【新潟・新馬戦(芝1200m)の勝ち馬】

(外)エイシンイッキ 牡 栗毛 2004.1.23生 米国・ギルバート G.キャンベル氏生産 馬主・平井豊光氏 栗東・森秀行厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『Tale of the Cat×Go for Gin×Tromos×◆Northern Dancer』
  2. 4代血統構成(父系):『Storm Bird系×Ribot系×Blenheim系×Nearctic系』
  3. 5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4
  4. 牝系:北米で継承されている11号族 伯母Move
  5. 母の何番仔?:初仔?

[Notes]新潟の新馬戦を勝ち上がりました、米国産馬エイシンイッキ。むぅ、それにしても、平井豊光オーナーが輸入される外国産馬は、中島理論的に魅惑の配合の馬が多いですね。

エイシンイッキの牝系は北米で受け継がれている11号族。伯母Move(1994)は米5勝でデビュータントS(米GIII)の勝ち馬、叔母Reforest(2001)は米3勝でアザレアBCS(米GIII)2着、伯父Falling Sky(1987)は米7勝でダービートライアルS(GIII)3着があります。

【小倉・新馬戦(芝1200m)の勝ち馬】

ブラックティー 牝 鹿毛 2004.4.7生 様似・スイートファーム生産 馬主・(有)日進牧場 栗東・柴田政見厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『チーフベアハート×★ダンシングブレーヴ×フォーティナイナー×◆Danzig』
  2. 4代血統構成(父系):『Danzig系×Lyphard系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系』
  3. 5代血統表内のクロス:Danzig3×4、Northern Dancer4×4×5、Bold Ruler5×4(父方)、Gold Digger(♀)4×5
  4. 牝系:米国で継承されている2号族 伯母タシロスプリング
  5. 母の何番仔?:初仔

[Notes]小倉の新馬戦を勝ち上がりました、ブラックティー。レースの2着はブラックホール(2004.3.4)で「ブラック」馬券でした。なお、「ブラックティー(Black Tea)」とは「バラの品種名」ということです。ちなみに、ブラックティーの母はチャップ(2000.5.10)という馬ですが、馬名の意味は「ケチャップより」となっていました(笑)。

ブラックティーの牝系は米国で受け継がれている2号族。伯母タシロスプリング(1998.4.17)は中央3勝でファンタジーS(GIII)の勝ち馬。タシロスプリングは名種牡馬マルゼンスキー(1974.5.19)のJRA重賞最後の勝ち馬ですね。また、4代母Dancealot(1971)は米4勝でセリマS(GI)の勝ち馬。Dancealotの直仔Tights(1981)は米9勝でシルバースクリーンH(GII)、ラホヤマイルH(GIII)、ヴォランテH(GIII)と重賞3勝、孫Furiously(1989)は米8勝でジェロームH(GI)、バーナードバルークH(GII)、オーシャンポートH(GIII)の勝ち馬、同じく孫Grand Girlfriend(1987)は米2勝でガゼルH(GI)2着、ハリウッドオークス(GI)2着、レアパフュームS(GII)2着、エルエンシノS(GII)2着があります。

今日はこれくらいにしておいてください。ではでは♪

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