日曜日の3歳戦の結果(2006/05/28分)。

2006年5月28日日曜日分の3歳戦の回顧です。重賞1クラ、500万特別戦1クラ、500万平場戦3クラ、合計5レース。

第73回日本ダービー(GI)については別途回顧をご参照ください。

中京のこでまり賞(芝1200m)を制したのは(父)チェリーフォレスト(2003.6.10、牝、鹿毛)。栗東・鶴留明雄厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×Forest Wildcat×Give Me Strength×Sunny South』で『Princely Gift系×Storm Bird系×Raise a Native系×Native Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×5、Raise a Native(1961)5×5(母方)のクロスがあります。チェリーフォレストの牝系は米国で受け継がれている3号族。曾祖母Fannie C.(1976)の仔Prospectors Gamble(1985)は米9勝でベルエアH(GII)、トリプルベンドH(GIII)、アフェノミニナンS(GIII)の勝ち馬です。また、4代母Garden Fresh(1958)の曾孫にはエイシンプレストン(1997.4.9)が出ています。チェリーフォレストは母フォレストゾーン(1998.4.6)の初仔

東京の500万平場戦(ダート1600m)を制したのは(外)アポロキングダム(2003.3.19、牡、栗毛)。美浦・佐藤吉勝厩舎の所属。その4代血統構成は『Lemon Drop Kid×Storm Cat×Northjet×Turn-to』で『Mr.Prospector系×Storm Bird系×Northern Dancer系×Royal Charger系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4×5のクロスがあります。アポロキングダムの牝系は欧米で受け継がれている21号族。伯父Williamstown(1990)は米5勝でウィザースS(GII)でダート1マイル1分32秒6(10分の1表示換算)の好時計勝ちがあります。また、曾祖母Turn to Talent(1963)の孫にBroad Brush(1983)が出ています。その父Ack Ack(1966)が満16歳の0交配を受けた同馬は、米14勝を挙げウッドメモリアルS(GI)、サンタアニタH(GI)、サバーバンH(GI)、メドウランズC(GI)等重賞9勝の名馬。また、1994年の北米リーディングサイアーの名種牡馬でもあります。アポロキングダムは母Bella Gatto(1996)の3番仔以降の仔。

東京の500万平場戦(芝1400m)を制したのは(市)ペンタコード(2003.3.30、牝、鹿毛)。美浦・菊川正達厩舎の所属。その4代血統構成は『ホワイトマズル×ダンスインザダーク×ノーザンテースト×Big Spruce』で『Lyphard系×Halo系×Northern Dancer系×Herbager系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5×4のクロスがあります。ペンタコードの牝系は曾祖母である米国産の牝馬エコルシュ(1982.1.31)を日本の基礎繁殖とする14号族。伯父エアピエール(1996.5.22)は中央7勝、地方1勝で佐賀記念(統一GIII)の勝ち馬です。また、エコルシュの初仔アドラーブル(1989.3.28)は中央3勝を挙げオークス(GI)、チューリップ賞(当時OP、現GIII)の勝ち馬。アドラーブルは中央5勝で京都記念(GII)に勝ったエモシオン(1995.3.17)の母となりました。エコルシュの2番仔ノーザンレインボー(1990.5.6)は中央14勝(平地7勝+障害7勝)で中山大障害・春(現中山グランドジャンプ、J・GI)、東京障害特別・秋(現東京オータムジャンプ、J・GIII)の勝ち馬です。ペンタコードは母エストレリータ(1998.6.7)の初仔

中京の500万平場戦(ダート1000m)を制したのは(市)カイテキネオ(2003.3.25、牡、鹿毛)。栗東・中尾秀正厩舎の所属。その4代血統構成は『シャンハイ×ノーザンテースト×パーソロン×マリーノ』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×My Babu系×Wild Risk系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×3、Native Dancer(1950.3.27)5×5、Never Bend(1960)5×4(父方)のクロス、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。カイテキネオの牝系は4代母である米国産の牝馬ニアーリーズン(1963.4.15)を日本の基礎繁殖とする22号族。伯父グッドタイミング(1985.3.30)は中央5勝でブラッドストーンS(OP)の勝ち馬。ニアーリーズンからの別分枝には京都4歳特別(旧GIII)の勝ち馬ニホンピロエイブル(1987.3.26)、京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)の勝ち馬システィーナ(1989.4.9)、中央現役で全日本2歳優駿(統一GI)の勝ち馬プライドキム(2002.3.22)等がいます。カイテキネオは母ダイナプレリュード(1983.5.23)が不受胎後の12番仔。

なお、この3歳戦の回顧は、今週末、6月10日土曜日と6月11日日曜日の3歳戦をもって、終了と致します。予めご承知おきください。 ではでは♪

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