日曜日の3歳戦の結果(2006/04/9分)。

大変遅ればせながら、4月9日日曜日の3歳戦の回顧です。重賞1クラ、オープン特別1クラ、500万特別戦2クラ、500万平場戦2クラの計6レース。

第66回桜花賞(GI)については、別途回顧しております。ご参照ください。

阪神の忘れな草賞(芝2000m)を制したのはニシノフジムスメ(2003.4.20)。おお、キングヘイロー(1995.4.28)の仔。母系から距離が伸びてどうかと思いましたが、桜花賞除外のうっぷんを見事に晴らしましたね。新潟2歳S(GIII)では2着だった彼女、「For get me not」を地で行きました。オークス(GI)でも、頑張って。

中山の山藤賞(芝1600m)を制したのはマイネルスパークル(2003.4.27)。おお、このページでもお世話になっているHN・鈴木M様の一口出資馬、見事に500万特別勝ちを収めました。おめでとうございます。以下に2005年10月2日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>中山の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)マイネルスパークル(2003.4.27、牡、青鹿毛)。美浦・柴崎勇厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンスインザダーク×★ハギノカムイオー×スパニッシュイクスプレス×月友』で『Halo系×Princely Gift系×Grey Sovereign系×Man o’War系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。マイネルスパークルの牝系は小岩井の7号族アストニシメント(1902)系。伯父に中央7勝を挙げ東京新聞杯(GIII)を制したエビスジョウジ(1981.6.17)がいます。マイネルスパークルは母リネンスパーク(1988.5.19)が3連産目の9番仔。なお、母は2003年9月に用途変更されており、マイネルスパークルが最後の仔です。

#うーむ。改めて確認すると、母父ハギノカムイオー(1979.4.1)の0交配、曾祖母父月友(1932.3.13)がなんともはや、シブいですね。これからも頑張ってほしいですね。

福島の雪うさぎ賞(芝1200m)を制したのはトシザサンサン(2003.3.18)。今はもう日本不在のブラックタイアフェアー(1986.4.1)、満16歳時の0交配となる産駒が頑張りました。以下に2005年8月27日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>札幌の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはトシザサンサン(2003.3.18、牝、芦毛)。栗東・鮫島一歩厩舎の所属。その4代血統構成は『★ブラックタイアフェアー×カコイーシーズ×Nijinsky×Habitat』で『Mr.Prospector系×Alydar系×Northern Dancer系×Sir Gaylord系』の配合です。5代血統表内ではRaise a Native(1961)4×4、Tom Fool(1949.3.31)5×5、Abernant(1946)5×5のクロスがあります。トシザサンサンの牝系は欧米で受け継がれている7号族。叔父にクラスターC(統一GIII)を制したファーストアロー(1994.5.14)がいます。4代母がA.1.(1963)ですから、種牡馬スティールハート(1972.3.25)も同牝系となります。トシザサンサンは母サツマリーベ(1992.3.20)が不受胎後の6番仔。

中山の500万平場戦(ダート1800m)を制したのはバルバロ(2003.2.8、牡、鹿毛)。美浦・国枝栄厩舎の所属。その4代血統構成は『★ブラックホーク×Crafty Prospector×Secretariat×Buckpasser』で『Nureyev系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系×Tom Fool系』の配合です。5代血統表内ではBold Ruler(1954.4.6)5×4、Native Dancer(1950.3.27)5×5のクロスがあります。バルバロの牝系は米国で受け継がれている9号族。バルバロは、近年有数の名繁殖牝馬クラフティワイフ(1985.1.17)の仔です。半兄ビッグテースト(1998.3.9)は中央6勝で中山グランドジャンプ(J・GI)の勝ち馬、半兄ビッグショウリ(1991.4.5)は中央7勝、地方3勝でマイラーズC(GII)の勝ち馬、半姉キョウエイフォルテは中央6勝でシリウスS(GIII)3着、半兄クラフティゴールド(1996.2.22)は中央6勝で小倉3歳S(現小倉2歳S、GIII)3着、さらに半兄スパイキュール(2000.4.4)は中央7勝でベテルギウスS(OP)までダート戦は7戦7勝で引退しました。さらにさらに、中央3勝の半姉ブリリアントベリー(1990.4.11)の直仔に、中央4勝でアルゼンチン共和国杯(GII)の勝ち馬レニングラード(1999.4.29)、現役馬のニューベリー(1998.5.8)、カンパニー(2001.4.24)がいます。バルバロは母が空胎および不受胎後の12番仔。

#余談。時を同じくして、米国の牡馬三冠戦線に、Barbaro(2003.4.29)という5戦5勝でフロリダダービー(米GI)を制した馬が現れました。こちらはDynaformer(1985)の仔で、母父Carson City(1987)、祖母父King’s Bishop(1969)、曾祖母父Nearctic(1954.2.11)という母方の3頭の父が、いずれも0交配を与えている中島理論的魅惑馬です(笑)。日本のバルバロも欧字馬名は「Barbaro」で一緒ですね。ちなみに、Barbaroとは、スペイン語で「素晴らしい」という意味だそうです。

阪神の500万平場戦(芝1400m)を制したのはウインレジェンド(2003.3.4)。シンコウノビー(1995.3.2)の仔、休養をはさんで復活。以下に2005年10月22日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>京都の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのはウインレジェンド(2003.3.4、牡、黒鹿毛)。栗東・瀬戸口勉厩舎の所属。その4代血統構成は『★サンデーサイレンス×★Nashwan×Northern Dancer×★Raise a Native』で『Halo系×Blushing Groom系×Nearctic系×Native Dancer系』の配合です。うーむ、4系のうち3系が0交配とは。5代血統表内ではNative Dancer5×5(母方)のクロス、Almahmoud(1947)4×5の牝馬クロスがあります。ウインレジェンドの牝系は欧米で受け継がれている14号族。母シンコウノビー(1995.3.2)は中央1勝でファンタジーS(GIII)2着、フラワーC(GIII)3着があります。阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)では1番人気にも押されました。また、ウインレジェンドの3代母はWhere You Lead(1970)です。うわ、出て来ましたよ、お客様。孫にRainbow Quest(1981)、ウォーニング(1985.4.13)、コマンダーインチーフ(1990.5.18)が出ている、欧州でも屈指の名牝系のひとつです。ウインレジェンドは母が4連産目の4番仔。

まずは以上でございます。本日は有給を取得しましたので、更新作業にいそしみまっさ。ではでは。

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