ちょいと遅くなりましたが、帝王賞の結果より。
1着はタイムパラドックス(1998.5.23)。中団外目の位置から徐々に進出してまとめて差し切りました。大井の2000mでは昨年の帝王賞を4番人気4着、JBCクラシック(GI)を3番人気3着、東京大賞典(GI)を1番人気4着で敗れていて、「4度目の正直」で雪辱を果たしました。7歳馬、エライ。これでGIは3勝目で重賞は合計7勝目。ちなみに、うち3勝は2100mの距離で制しているのですが、彼は2100mでは3戦3勝の負け知らずです。
2着はストロングブラッド(1999.3.13)。内田博幸騎手が先団から満を持して抜け出されたように見受けましたけれど。うーん、勝ち馬とは、距離適正の差でしょうか。けれど、ホントに強くなりましたね。濃いキャラが多い1999年生まれ世代の旗頭の1頭となりましたよ。トウカイテイオー(1988.4.20)の牡馬の代表産駒です。
3着はナイキアディライト(2000.3.12)。1番人気の逃げ馬のつらさがありましたでしょうか。でも最後まで必死の粘りでした。さすがに昨年の2着馬。血統を改めて調べ直すと、『ディアブロ×スリルショー×エルセンタウロ×Gallant Man』で『Hail to Reason系×Northern Dancer系×Fairway系×Bois Roussel系』の4代血統構成です。伯父にグレートリーフ(1989.5.6)がいます。1号族ギャラントノラリーン(1963.4.27)の系統。母ナイキアラモード(1991.2.25)の3連産目の3番仔です。
あと、ユートピア(2000.3.1)。4コーナー手前で手応えが怪しくなって、いったん7~8番手くらいまで順位を下げたのに、4着に差し返し。ああいうレースぶりはなかなか見られないと思いました。地力はあるんやなぁ、やっぱり。
結局、かしわ記念(GI)の上位3頭が、1着2着入れ替わっただけでそのまま3着までを占める結果でした。