土曜日の2歳戦の結果(2005/12/17分)-其の弐-。

遅ればせながら2005年12月17日に行われた2歳未勝利戦8レース分の回顧です。

中山の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはゴールドオアシス(2003.4.16、牝、鹿毛)。美浦・嶋田功厩舎の所属。その4代血統構成は『アフリート×Nijinsky×ヴェンチア×Vandale』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Relic系×Son-in-Law系』の配合です。5代血統表内ではNative Dancer(1950.3.27)4×5、Menow(1935)5×5のクロスがあります。ゴールドオアシスの牝系は欧米で受け継がれている9号族。全兄イシヤクマッハ(1998.5.12)は中央4勝、地方1勝でグランシャリオC(統一GIII)の勝ち馬です。また、伯母ザベリワン(1975.4.1)は米日22勝、サンタバーバラH(米GI)を含む重賞8勝の名牝で第1回ジャパンカップ(現GI)3着でも知られています。米国競馬史上4頭目の100万ドル牝馬となったザベリワンの功績は称えられ、現在ザベリワンHというGIIIレースが米国で行われています。また、叔父ソヴィエトスター(1984.4.20)は仏英8勝で仏2000ギニー(GI)など重賞7勝の名マイラーでした。ゴールドオアシスは母ヴェルシエンカ(1983.2.28)が不受胎後の8番仔以降の仔と推定。なお、全兄イシヤクマッハは母が空胎後の仔です。

中山の未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がったのは(市)マイラヴユアラヴ(2003.4.22、牝、鹿毛)。美浦・富田一幸厩舎の所属。その4代血統構成は『Josr Algarhoud×Miswaki×◆Northern Dancer×Sir Gaylord』で『Mill Reef系×Mr.Prospector系×Nearctic系×Turn-to系』の配合です。父Josr Algarhoud(1996)って誰?(笑)。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×3、Buckpasser(1963.4.28)5×4、Native Dancer5×5(母方)のクロスがあります。マイラヴユアラヴの牝系は米国で受け継がれている5号族。祖母Spit Curl(1980)は米5勝でアラバマS(GI)の勝ち馬です。また、曾祖母Coiffure(1973)の孫にホオキパウェーブ(2001.3.16)がいます。マイラヴユアラヴは母ミスカースティー(1997.3.13)が2連産目の2番仔と推定。

中山の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(父)キタグニノホシ(2003.5.10、牡、鹿毛)。美浦・鈴木勝美厩舎の所属。その4代血統構成は『キングヘイロー×Lear Fan×Sadler’s Wells×Damascus』で『Lyphard系×Roberto系×Northern Dancer系×Teddy系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Hail to Reason(1958)4×4、Sir Gaylord(1959)5×5(父方)のクロスがあります。キタグニノホシの牝系は米国で受け継がれている9号族。4代母Sweet Tooth(1965)の仔にAlydar(1975.3.23)がいます。同馬は米14勝でトラヴァーズS(GI)、フロリダダービー(GI)、フラミンゴS(GI)、ブルーグラスS(GI)、サプリングS(GI)、シャンペンS(GI)など重賞10勝の名馬にして名種牡馬です。キタグニノホシは母シュガースポット(1997.1.15)が3連産目の3番仔。

中山の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのはジョウテンロマン(2003.2.5、牡、栗毛)。美浦・二ノ宮敬宇厩舎の所属。その4代血統構成は『★サンデーサイレンス×ヘクタープロテクター×ノノアルコ×ファバージ』で『Halo系×Mr.Prospector系×Nearctic系×Princely Gift系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。ジョウテンロマンの牝系は小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系、千代田牧場さんが誇るオーハヤブサ(1959.3.3)分枝系です。曾祖母ビクトリアクラウン(1979.3.28)は中央6勝でエリザベス女王杯(現GI)、クイーンC(現GIII)、クイーンS(現GIII)、新潟3歳S(現新潟2歳S、GIII)、3歳牝馬S(現フェアリーS、GIII)と重賞5勝の名牝です。祖母ビューチフルロマン(1986.5.28)は中央6勝で根岸S(GIII)3着があります。また、全兄セイコーサンデー(1998.3.30)は中央4勝で目黒記念(GII)3着があります。ジョウテンロマンは母ビューチフルドラマ(1993.4.10)が空胎後の5番仔。

阪神の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(外)セレスダイナミック(2003.4.8、牡、黒鹿毛)。栗東・福永甲厩舎の所属。その4代血統構成は『More Than Ready×Broad Brush×Secretariat×Fleet Nasrullah』で『Halo系×Himyar系×Bold Ruler系×Nasrullah系』の配合です。5代血統表内ではTurn-to(1951)5×5×5、Nasrullah(1940.3.2)5×5(母方)のクロスがあります。セレスダイナミックの牝系は米国で受け継がれているアメリカンファミリーの13号族。曾祖母Sister Fleet(1970)は米10勝でサンタモニカH(現GI、当時GII)、ロングビーチH(GII)の勝ち馬です。セレスダイナミックは母Jolly Ginny(1991)が少なくとも3連産目の6番仔以降の仔と推定。

阪神の未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がったのはマイネルトラヴェル(2003.5.30、牡、青鹿毛)。栗東・柴田光陽厩舎の所属。その4代血統構成は『ブライアンズタイム×★ノーザンテースト×ハンターコム×◆Hasty Road』で『Roberto系×Northern Dancer系×Dante系×Teddy系』の配合です。5代血統構成内ではHasty Road(1951)4×4、Nasrullah5×5のクロス、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。マイネルトラヴェルの牝系は曾祖母である米国産の牝馬ロードマップ(1967.3.20)を日本の基礎繁殖とする4号族。母ノーザンドライバー(1988.4.16)は中央4勝でデイリー杯3歳S(現デイリー杯2歳S、GII)、ペガサスS(現アーリントンC、GIII)を勝ち最優秀2歳牝馬に選出されています。そんなノーザンドライバーについて、デビューから一貫して手綱を取ったのは故・岡潤一郎騎手でした。マイネルトラヴェルは母が8連産目の8番仔。

阪神の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)(市)エイシンチョーテン(2003.4.22、牡、栗毛)。栗東・坂口正則厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×モガミ×★テスコボーイ×Ambiopoise』で『Halo系×Lyphard系×Princely Gift系×Tourbillon系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。エイシンチョーテンの牝系は曾祖母である米国産の牝馬オプアート(1965.4.26)を日本の基礎繁殖とする1号族。母ホッカイセレス(1990.4.28)は中央8勝で中山牝馬S(GIII)、府中牝馬S(GIII)の勝ち馬です。府中牝馬Sは短期免許で来日されていたA.ムンロ騎手のJRA重賞初勝利でもありました。また、曾祖母オプアートの仔ホッカイペガサス(1981.5.23)は中央5勝でダイヤモンドS(GIII)、ステイヤーズS(現GII、当時GIII)の勝ち馬、同じく仔ホッカイノーブル(1973)は中央4勝、地方8勝でステイヤーズSの勝ち馬、孫ホッカイルソー(1992.5.2)は中央5勝で日経賞(GII)、オールカマー(GII)の勝ち馬です。エイシンチョーテンは母が6連産目の6番仔。

中京の未勝利戦(ダート1700m)を勝ち上がったのは(父)(市)サクセスラゴーラ(2003.2.3、牡、黒鹿毛)。栗東・山内研二厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×Caerleon×★Roberto×Lucky Mal』で『Halo系×Nijinsky系×Hail to Reason系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではNijinsky(1967.2.21)4×3、Hail to Reason4×5×4のクロスがあります。サクセスラゴーラの牝系は欧米で受け継がれている2号族。祖母Mamaluna(1986)は英3勝でナッソーS(現GI、当時GII)の勝ち馬です。サクセスラゴーラは母マローラ(1994.3.24)が5連産目の5番仔と推定。

まずはこんなところで。今日もまだまだ更新しますよ(笑)。

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