ここ3、4日ほど競馬以外の話題でしたが、ちょっと軌道修正しましょう。という訳で、日曜日の2歳戦の回顧です。オープン特別1クラ、500万平場戦1クラ、新馬戦4クラ、未勝利戦8クラ、合計14クラ。
未勝利戦は後ほどアップしたいと思います。という訳で、未勝利戦を除いたレースについて以下に記します。
中山のホープフルS(OP)を制したのは、ニシノアンサー(2003.4.29)。以下に8月7日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。うーむ、それにしても12月に入ってから奥平真治厩舎の2歳馬を取り上げる回数が増えている感じが致します。サスガに名門厩舎、年末にしっかりと稼がれますね(笑)。
<再掲分>函館の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)ニシノアンサー(2003.4.29、牡、栗毛)。美浦・奥平真治厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×マラキム×Danzig×Le Fabuleux』で『Halo系×Blushing Groom系×Northern Dancer系×Wild Risk系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4、Wild Risk(1940)5×5(母方)のクロスがあります。ニシノアンサーの牝系は米国で受け継がれている2号族。伯母ニシノフラワー(1989.4.19)はJRA7勝を挙げ、桜花賞(GI)、スプリンターズS(GI)、阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)とGI3勝を挙げました。ニシノアンサーは母ニシノファイナル(1993.3.26)が3連産目の3番仔。
阪神の500万平場戦(芝1600m)を制したのはシェルズレイ(2003.5.23)。松田国英厩舎のクロフネ(1998.3.31)産駒、フサイチリシャール(2003.4.6)はフサイチエアデール(1996.3.26)の仔、こちらのシェルズレイはオイスターチケット(1998.3.27)の仔。共に、父母がマツクニ厩舎に所属していたというところで、マツクニ先生の愛が垣間見えますね。以下に11月13日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。
<再掲分>京都の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのはシェルズレイ(2003.5.23、牝、芦毛)。栗東・松田国英厩舎の所属。その4代血統構成は『クロフネ×ウイニングチケット×トウショウボーイ×タリヤートス』で『Deputy Minister系×ゼダーン系×Princely Gift系×Bois Roussel系』の配合です。5代血統表内ではテスコボーイ(1963)5×4(母方)のクロスがあります。シェルズレイの牝系は小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系第三スターリングモア(1944.3.31)分枝。母オイスターチケット(1998.3.27)は中央2勝ですずらん賞(OP)を勝ちファンタジーS(GIII)3着があります。シェルズレイは母が2連産目の2番仔。なお、父も母も同い年で松田国英厩舎所属の金子真人オーナーの持ち馬でした。そんな両頭の愛の結晶も、しっかりマツクニ厩舎で金子オーナーの持ち馬です。
中山の新馬戦(芝2000m)を勝ち上がったのはマルタカアーサー(2003.5.6、牡、鹿毛)。美浦・勢司和浩厩舎の所属。その4代血統構成は『ヘクタープロテクター×クリスタルグリッターズ×マルゼンスキー×スカイマスター』で『Mr.Prospector系×Blushing Groom系×Nijinsky系×The Boss系』の配合です。5代血統表内ではBuckpasser(1963.4.28)4×5、Nasrullah(1940.3.2)5×5、Northern Dancer(1961.5.27)5×5のクロスがあります。マルタカアーサーの牝系は小岩井の7号族アストニシメント(1902)系。4代母ツキカゲ(1958.5.2)の別分枝には中央4勝できさらぎ賞(GIII)の勝ち馬サムソンビッグ(1991.4.14)がいます。マルタカアーサーは母トワノハーモニー(1993.4.29)が2連産目の2番仔。
阪神の新馬戦(ダート1400m)を勝ち上がったのは(父)ウインシンシア(2003.3.18、牝、黒鹿毛)。栗東・石坂正厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンスインザダーク×ジャッジアンジェルーチ×ノーザンテースト×Pampered King』で『Halo系×Bold Ruler系×Prince Chevalier系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Victoria Park(1957)4×5(母方)のクロスがあります。ウインシンシアの牝系は曾祖母である英国産の牝馬カレンダーメイド(1964)を日本の基礎繁殖とする19号族。祖母ダイナシュペール(1982.4.24)は中央2勝で小倉3歳S(現小倉2歳S、GIII)の勝ち馬、いとこボールドエンペラー(1995.4.28)は中央2勝でデイリー杯3歳S(現デイリー杯2歳S、GII)の勝ち馬です。ウインシンシアは母ラッキーダイアリー(1990.4.1)が6連産目の6番仔。とある理由により、この馬は応援したいと思っております。
阪神の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)ビジューティエ(2003.4.10、牡、黒鹿毛)。栗東・加藤敬二厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×ジェイドロバリー×Danzig×Quadrangle』で『Halo系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Blenheim系』の配合です。5代血統表内ではTurn-to(1951)5×5、Northern Dancer5×4(母方)のクロスがあります。ビジューティエの牝系は米国で受け継がれている3号族。伯母ノースショアー(1992.2.19)は中央1勝で新潟3歳S(現新潟2歳S、GIII)2着、同じく伯母ノースサンデー(1993.2.18)は中央3勝でアネモネS(OP)、ききょうS(OP)を勝ち桜花賞(GI)3着、叔父マチカネアカアツキ(1999.4.13)は中央3勝でコスモス賞(OP)を勝ちラジオたんぱ杯2歳S(GIII)2着、東京スポーツ杯2歳S(GIII)2着、日本ダービー(GI)3着があります。ビジューティエは母ノースサファイア(1994.3.22)が不受胎後の2番仔。
中京の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはランヘランバ(2003.4.8、牡、黒鹿毛)。栗東・藤沢則雄厩舎の所属。その4代血統構成は『★タイキシャトル×Machiavellian×Shareef Dancer×Majestic Prince』で『Halo系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Raise a Native系』の配合です。5代血統表内ではHalo(1969.2.9)3×4、Northern Dancer5×4、Raise a Native(1961)4×5(母方)のクロス、Natalma(1957)5×5(母方)の牝馬クロスがあります。ランヘランバの牝系は欧米で受け継がれている10号族。曾祖母Majestic Kahala(1974.4.29)は米11勝でネッティーS(GIII)の勝ち馬です。またMajestic Kahalaの仔Crowning Honors(1982.3.16)は北米4勝でブリーダーズS(加GI)の勝ち馬です。ランヘランバは母ミスティックライト(1997.5.15)が2連産目の2番仔。
とりあえずこんなところで。ではでは。