「ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)」と聞くと、ナムラコクオー(1991.5.6)と上村洋行騎手を思う。

もっとも、当時はラジオたんぱ杯3歳Sでしたが。そんなラジオたんぱ杯2歳Sも、来年からはラジオNIKKEI杯2歳S。

さて、ナムラコクオーのラジオたんぱ杯3歳S。前走ダート1200mの500万平場戦を勝って来た黒鹿毛馬が、圧倒的1番人気のパリスナポレオン(1991.3.25)に4馬身差の快勝をしたのには、びっくりしましたわ(笑)。

続けて挑んだシンザン記念(GIII)は自身が圧倒的1番人気で7馬身差の圧勝。「こりゃ強いわ」と思ったのを覚えています。

打倒ナリタブライアン(1991.5.3)の旗頭として挑んだ弥生賞(GII)。しかし、ここで3着と思わぬ敗北。レース後に軽い右前屈腱炎を発症し、皐月賞(GI)は回避。……軽い屈腱炎って、どんな屈腱炎なんでしょうね(苦笑)。

屈腱炎の程度はホントに軽かったようで、ダービートライアル・NHK杯(旧GII)はブライアンの鞍上だった南井克巳騎手(現調教師)を背にしてヤシマソブリン(1991.4.10)相手に2馬身半差で勝利。そうして、勇躍挑んだ日本ダービー(GI)は、2番人気で6着。

その後は、真に屈腱炎との戦いでした。そんな状態でも、5歳春の第1回プロキオンS(GIII)勝ちはサスガでした。よく思うのですが、本当に能力がある馬は、ちょっと下のクラスであれば、力の違いで押し切ってしまうのでしょう。ナムラコクオーは、やはりケタが違う能力の持ち主だったのです。

中央抹消後は高知競馬で活躍を続け、長い間現役を貫いたナムラコクオー。そんな彼も、去る12月6日についに競走馬から退きました。中央、高知合わせて47戦27勝。いまは、土佐黒潮牧場で余生を過ごしています。どうか幸せに、毎日を送って欲しいものです。本当にお疲れ様でした。

#追記。あ、うっかり上村洋行騎手について触れていませんでしたね(笑)。今年は先週の終了時点で42勝。目標として掲げられていた「年間50勝」には届きそうにありませんが、復活を印象付けた1年でした。またナムラコクオーのような強い馬とともに、GIの舞台で晴れ姿を見せて欲しいものです。頑張って。

コメント

  1. blandford より:

    いつも楽しみに拝見してます、なかなかコメントする時間&心のゆとりがなくてスミマセン。
    ナムラコクオーは本当に強い馬でしたねー!
    あの馬以来、キンググローリアス産駒と聞くと「おっ、潜在能力高そう」と思いますし、キンググローリアス産駒がダートの1200を勝つと「芝の中距離に使ってみればいいのに」と思います(笑)

    年内の仕事は、大体終わりましたか?
    僕のほうは30日までびっしり仕事です。明けは2日から出るかもしれません。

    よく働いた一年でしたが来年はもっと働かないと!・・・と、上村洋行ジョッキーとなにげに誕生日が同じのblandfordでした(笑)

  2. かろむわん より:

    ◎blandford様
    いつもお世話になっております。

    >ナムラコクオー
    「脚部不安さえなければ」と思わせたブライアン世代の2頭の強豪の1頭です。もう1頭は、もちろんスターマンです。

    キンググローリアスの仔は、時に応援したくなるんですよね。他にボールドエンペラーやマックスキャンドゥとか(笑)。

    >年内の仕事
    ちっとも終わりません(笑)。わはは、サラリーマンなのに、今日12月22日で11日連続出勤でございます。ありゃ、労働基準法は……(笑)。

    年末年始の日程は、blandford様よりはマシでして、29日までは出勤で、年明けは4日からの予定です。あくまで予定ですけれど。

    >上村洋行ジョッキーとなにげに誕生日が同じ
    blandford様と上村騎手の誕生日は、JRA的には結構メモリアルと思いますね。1994年にはトウカイテイオーが引退式を行いシャコーグレイドが東京スポーツ杯を勝ちましたし、今年2005年はディープインパクトが3冠を達成しましたしね~。

    以上でございまーす。ではでは。

  3. ラジオたんぱ杯2歳Sシュミレーション!

    妄想シュミレーション・レースが始まるまでの楽しみでこの
    レースはとても難解なレースだ!普通に考えたら最後の直線
    ホーマンアラシとニルヴァーナの争いの所へグロリアスウィ
    ークが襲い掛かる!で終われば多分安いしそんなに競馬は甘
    くない・・・(^^♪スローで回った……

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