日曜日の重賞の結果(2005/10/30分)。

第132回天皇賞・秋(GI)。

1着ヘヴンリーロマンス(2000.3.5)関西テレビのドリーム競馬司会者、宮川一郎太さんがおっしゃっていました。「今年は天皇一家にもロマンスがありました」。紀宮様のご成婚。はは、ニュースになっているところには気付いていたのになぁ。詰めが甘かった。とまあ、私の詰めが甘いのはいつものことですけれど、ヘヴンリーロマンスの差し脚は鋭かったですね。直線を内ラチから縫うように抜け出して来ました。上り4ハロン45秒4、3ハロン33秒6の差し合いを制したのですから、大したもの。ヘヴンリーロマンス自身の上り3ハロンは32秒7だったそうです。

山本正司調教師と松永幹夫騎手の師弟コンビによるGI制覇は初めてのことでした。思えばこの師弟による重賞初勝利も、同じ府中の芝2000mの舞台でした。あれから12年、干支がひと回りして掴んだ天皇盾。山本調教師はハッピープログレス(1978.4.15)による1984年の安田記念(GI)以来、松永騎手はファレノプシス(1995.4.4)による2000年のエリザベス女王杯(GI)以来のGI制覇でした。松永騎手は牡牝混合のJRAGIは初勝利でしたが、鞍下にはやっぱり牝馬がいました。男前には美女が似合う。よかった、よかった。

2着ゼンノロブロイ(2000.3.27)。馬場の中央を抜け出して来た時、横山典弘騎手は「やった」と一瞬思われたのではないでしょうか。ところが内側から差して来た同級生の乗る牝馬に、すんでのところで差し切られてしまいました。あの瞬間、横山騎手は「幹夫、なにすんねん」と思われたと、私は勝手に思いました(笑)。

3着ダンスインザムード(2001.4.10)。前走の府中牝馬S(GIII)でも差し脚は鋭かったので気配は良くなっていたのでしょう。道中4番手、エエ感じで走っているなと思いました。粘り腰で3着、よく頑張りました。天才少女のささやかな復活劇でした。

牝馬が頑張りそうと思い、シルシを付けた2頭が馬券の対象から消え、シルシを外した2頭が馬券の対象になりました。また、勝ち馬は、いつもあれ程強調している「母が不受胎後の仔」です(笑)。

天皇賞の確定を知らせる電光掲示板の馬番の数字を上から見て「1、13、12」。1の位の並びが「1、3、2」で「あー、そういうことやったのね」と思った、第132回天皇賞・秋の結果でした。いつもの通り、後の祭り。

#追記。WEBを散見していましたら、皇太子のご息女、敬宮愛子様の生年月日が「平成13121日」ということ。女性天皇問題のニュースが飛び交う昨今、愛子様馬券ですって(笑)。お誕生日の日付が12月1日というのは知っていたのですが、平成13年のお生まれとは気付きませんでした(わはは)。

コメント

  1. 皇室典範に関する有識者会議第六回二

    皇室典範に関する有識者会議(第六回)議事要旨二平成十七年五月三十一日(火)午後四時〜於三田共用会議所大会議室   (続き) このように井上毅が皇室典範を構想するに当たってさまざまな配慮を示した、そうした学術的研究が既にもう公になっております。私が奉職しており……

  2. blandford より:

    こんにちは、いつもお世話になっております。最近は業務があまりに多忙で、いつも記事を拝見してはいたのですが、なかなかコメントを書き込めずに申し訳ありませんでした。

    いつも2歳戦のまとめ、本当にお疲れさまです&ありがとうございます。
    しかしフォルタレーザって、ものすごい血統構成ですね。Siphonの仔って、たしかエイシンの牝馬が一頭いたと思うのですが、Sicambre系だからなにしろ重厚なレース振りするんだろうと思ってみていたら、えらく一本調子な短距離型でビックリした覚えがあります。

    でもフォルタレーザはBustedが入ってるなら、すこし期待して見守りたいですね。しかしゴール前超激しくヨレてましたが、あれで勝つんだから潜在能力は高そうです。

    天皇賞は、結果だけ見るとかなり驚きましたが、よく考えるとヘヴンリーロマンスは札幌記念を「展開に恵まれた・相手に恵まれた」という勝ち方ではなくて、実力勝ちした強い馬でした。
    ダンスインザムードもおっしゃるとおり前走から明らかに雰囲気変わってましたし、冷静に考えれば買える馬券だったなー、と少々悔しく思いました(^^;

    まあ、しかしまた来週頑張りましょう^^

  3. かろむわん より:

    ◎blandford様
    おお、お忙しい中のコメントサンクスです。

    >フォルタレーザ
    実はこのblogでもお世話になっている鈴木M様という方の、一口出資馬なんですよ。血統構成も魅惑ですし、ぜひ応援していきたいものです。

    いま、JRAレーシングビュアーでレースを見たのですが、確かに直線では「あっち行ったり、こっち行ったり」していますね(笑)。でも、その状態で新馬戦を勝ち切るのですから素質は相当高いのでしょう。若いということは、裏を返せば伸びしろがあるということです。

    >天皇賞・秋
    ヘヴンリーロマンス、じわじわと実力を付けていたのですね。この世代の牝馬は傑出した馬が3頭出ましたね。スティルインラブ、アドマイヤグルーヴ、そしてヘヴンリーロマンス。ノースヒルズマネジメントの同期生、スティルインラブが調子を落としている間に、ヘヴンリーが遅ればせながら大輪を咲かせました。

    ダンスインザムードは、北村騎手が前走ガツンと抑えて直線一気をさせて、気持ちが前向きになったのでしょうか。外から追い込む脚に、一瞬「おっ」と思いました。着順が後ろで負けても、印象に残る良い脚を見せた馬というのは、やっぱり怖いんですよね。

    あるいは、たまっていた疲れが抜けてきたのかもしれません。3歳夏に米国遠征(2着)、3歳秋に秋華賞(4着)、天皇賞・秋(2着)、マイルCS(2着)と結果を残して香港遠征(13着)。そりゃ、3歳牝馬には過酷でしたね。

    今日のレスはこの辺で。ではでは。

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