日曜日の2歳戦の結果(2005/10/23分)。

第66回菊花賞(GI)の余韻冷めやらぬ日曜日の夕間暮れに書き始めました、日曜日の2歳戦の回顧です。500万特別戦1クラ、新馬戦3クラ、未勝利戦5クラの計9レース。

京都のかえで賞(芝1400m)を制したのはテイエムプリキュア(2003.4.8)。これで新馬~特別のデビュー2連勝となりました。以下に9月3日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>小倉の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(市)テイエムプリキュア(2003.4.8、牝、黒鹿毛)。栗東・五十嵐忠男厩舎の所属。その4代血統構成は『パラダイスクリーク×ステートリードン×Caro×Icecapade』で『Riverman系×Nureyev系×フォルティノ系×Nearctic系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Nearctic(1954.2.11)5×5×5のクロスがあります。テイエムプリキュアの牝系は米国で受け継がれている11号族。伯父エムアイブラン(1992.4.22)は武蔵野S(GIII)2回、平安S(GIII)、アンタレスS(GIII)などJRA12勝を挙げた活躍馬です。テイエムプリキュアは母フェリアード(1996.5.5)が3連産目の3番仔。しかし、竹園正繼オーナー、プリキュアですかぁ。

東京の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)(市)ハネダテンシ(2003.2.25、牝、鹿毛)。美浦・秋山雅一厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×シンボリルドルフ×モガミ×ネヴァービート』で『Halo系×My Babu系×Lyphard系×Never Say Die系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。ハネダテンシの牝系は米国産の牝馬アマゾンウォリアー(1960.5.6)を日本の基礎繁殖とする9号族。半兄ブルートルネード(2001.3.13)は現役で函館記念(GIII)2着があり、伯母メジロランバダ(1993.4.8)は中央6勝で日経新春杯(GII)、中山牝馬S(GIII)の勝ち馬です。ハネダテンシは母ブルーサヴァンナ(1996.4.7)が3連産目の3番仔。

京都の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはスズノケーティング(2003.3.6、牡、鹿毛)。栗東・五十嵐忠男厩舎の所属。その4代血統構成は『アジュディケーティング×トウショウボーイ×ダイアトム×トサミドリ』で『Danzig系×Princely Gift系×Sicambre系×Blandford系』の配合です。5代血統表内ではNasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。スズノケーティングの牝系は下河辺牧場さんが輸入されたことで知られる7号族シュリリー(1925)系。4代母クインナルビー(1949.4.13)は中央17勝で天皇賞・秋(現GI)の勝ち馬です。天皇賞を勝った際の鞍上は若き日の境勝太郎さんでした。スズノケーティングは母スズノナルビー(1992.5.16)が不受胎後の4番仔。

京都の新馬戦(芝2000m)を勝ち上がったのは(父)ダークメッセージ(2003.2.14、牡、栃栗毛)。栗東・佐々木晶三厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンスインザダーク×ノーザンテースト×Crafty Prospector×★Secretariat』で『Halo系×Northern Dancer系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×3、Raise a Native(1961)5×5のクロス、Almahmoud(1947)5×5、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。ダークメッセージの牝系は米国で受け継がれている9号族。伯父にビッグショウリ(1991.4.5)、伯母にキョウエイフォルテ(1994.3.15)、叔父にビッグテースト(1998.3.9)、スパイキュール(2000.4.4)。いとこにレニングラード(1999.4.29)、ニューベリー(1998.5.8)、カンパニー(2001.4.24)と活躍馬がズラリそろっています。ダークメッセージは母エヴリウィスパー(1997.3.13)が2連産目の2番仔。

東京の未勝利戦(ダート1300m)を勝ち上がったのはチャームダンス(2003.3.20、牝、鹿毛)。美浦・伊藤圭三厩舎の所属。その4代血統構成は『アフリート×Nijinsky×◆Nashua×Tantieme』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Nasrullah系×Teddy系』の配合です。5代血統表内ではNashua(1952.4.14)4×3、Native Dancer(1950.3.27)4×5、Menow(1935)5×5、Nearco(1935.1.24)5×5(母方)のクロスがあります。チャームダンスの牝系は欧米で受け継がれている8号族。母ダンシングゴッデス(1985.3.27)は英愛2勝で愛1000ギニー(GI)2着馬です。また、半姉にNHK連続テレビ小説「ファイト」に出演していた「サイゴウジョンコ」ことダンスアワルツ(2000.6.5)がおり、甥に中央8勝で神戸新聞杯(GII)、オールカマー(GII)、札幌記念(GII)、函館記念(GIII)と重賞4勝のエアエミネム(1998.5.21)、中央9勝でステイヤーズS(GII)2着のアラバンサ(1993.4.21)がいます。チャームダンスは母が不受胎後の11番仔と推定。

東京の未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がったのは(父)ブルーパピヨン(2003.5.11、牡、芦毛)。美浦・佐々木亜良厩舎の所属。その4代血統構成は『★サニーブライアン×トウホーカムリ×マルゼンスキー×シルバーシャーク』で『Roberto系×Red God系×Nijinsky系×Relic系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5のクロスがあります。ブルーパピヨンの牝系は小岩井の16号族ヘレンサーフ(1903)系。実は半兄オネットーム(1999.3.27)をとあるPOGで指名していました。4代母トサハヤテ(1968.6.5)の仔に中央4勝で桜花賞(現GI)馬のオヤマテスコ(1975.3.19)がいます。ブルーパピヨンは母ハウンドトゥース(1992.3.16)が2連産目の4番仔。

東京の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)ブラックシャドウ(2003.4.8、牡、青毛)。美浦・田中清隆厩舎の所属。その4代血統構成は『アドマイヤボス×Green Desert×Seattle Slew×ダンサーズイメージ』で『Halo系×Danzig系×Bold Ruler系×Native Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4のクロスがあります。ブラックシャドウの牝系は米国で受け継がれいてる22号族。3代母Lianga(1971)は欧州11勝でジャック・ル・マロワ賞(仏GI)など重賞6勝の名牝です。ブラックシャドウは母トーヨーラクーン(1988.3.9)が3連産目の7番仔。

京都の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(父)アグネストラベル(2003.5.18、牡、栗毛)。栗東・白井寿昭厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×Topsider×Never Bend×Bull Lea』で『Halo系×Northern Dancer系×Nasrullah系×Teddy系』の配合です。5代血統表内ではNasrullah5×4(母方)、Nearco5×5(母方)のクロス、Almahmoud5×5の牝馬クロスがあります。アグネストラベルの牝系は米国で受け継がれている8号族。半姉アイノグレース(2002.5.25)は現役で頑張っています。アグネストラベルは母ソヨカゼ(1990.5.14)が実質7連産目の6番仔(死産含む)。

京都の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのはビッグカポネ(2003.4.22、牡、鹿毛)。栗東・中尾正厩舎の所属。その4代血統構成は『ブライアンズタイム×ドクターデヴィアス×Danzig×Damascus』で『Roberto系×Ahonoora系×Northern Dancer系×Sword Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4(母方)のクロスがあります。ビッグカポネの牝系は米国で受け継がれている22号族。母ロンドンブリッジ(1995.5.6)は中央3勝でファンタジーS(GIII)の勝ち馬、半姉ダイワエルシエーロ(2001.5.11)は現役でオークス(GI)、クイーンC(GIII)、京阪杯(GIII)、マーメイドS(GIII)と重賞4勝、全兄ビッグプラネット(2002.5.2)は現役でアーリントンC(GIII)の勝ち馬です。ビッグカポネは母が4連産目の4番仔。

福島の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはシンボリカッシーニ(2003.2.20、牡、黒鹿毛)。美浦・境征勝厩舎の所属。その4代血統構成は『シンボリスウォード×ウォーニング×Nureyev×Arctic Tern』で『Danzig系×Intent系×Northern Dancer系×Native Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Hail to Reason(1958)5×5(母方)のクロスがあります。シンボリカッシーニの牝系は欧米で受け継がれている5号族。曾祖母Escaline(1980)は仏オークス(GI)馬です。シンボリカッシーニは母スイートエスカリン(1995.2.12)が3連産目の3番仔。なお、シンボリカッシーニの勝利により新種牡馬シンボリスウォード(1995.2.5)の産駒は中央初勝利となりました。また、母は2004年2月に死亡しており、シンボリカッシーニが最後の仔となります。

バラエティに富んだ面々が勝ち上がった、日曜日の2歳戦でした。

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