第34回ジャパンカップ(GI)の勝ち馬。

エピファネイア 牡 鹿毛 2010.2.11生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

エピファネイア(2010.2.11)の4代血統表
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
種付け時活性値:0.50
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Sharp Queen
鹿毛 1965.4.19
★Princequillo 1940
Bridgework 1955
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
★Gold Meridian
黒鹿毛 1982.4.14
Seattle Slew 1974.2.15
Queen Louie 1968.4.9
Tri Argo
黒鹿毛 1982.5.18
Tri Jet 1969.4.3
Hail Proudly 1969.3.5
シーザリオ
青毛 2002.3.31
仔受胎時活性値:1.75
スペシャルウィーク
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:1.50
★サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー 1974.5.19
レディーシラオキ 1978.4.3
キロフプリミエール
鹿毛 1990.4.15
仔受胎時活性値:0.75
★Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Querida
黒鹿毛 1975.3.14
仔受胎時活性値:1.50
★Habitat
鹿毛 1966.5.4
種付け時活性値:0.00
Principia
鹿毛 1970.5.20
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×5>

エピファネイア(2010.2.11)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
シンボリクリスエス
(Roberto系)
スペシャルウィーク
(Halo系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
★Habitat
(Sir Gaylord系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スペシャルウィーク
(レディーシラオキ)
5.00 母がGI2勝馬
(No.16-a)
3番仔
(不受胎後)

*

では、以下にエピファネイアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Querida 1975.3.14 愛1勝
|Be Discreet 1981.6.6 仏5勝
||Gothenberg 1993.4.28 愛伊独仏英UAE7勝 愛インターナショナルS(GII) エミリオトゥラティ賞(伊GII)含む重賞4勝
||Omaha City 1994.5.11 英独9勝 モエシャンドンレネン(独GII)2着 ビーズウイングS(英GIII)3着
||Lindesberg 1995.5.20 英0勝
|||スイートハビタット 2000.3.30 中央2勝
||||スイートサルサ 2010.3.15 中央現役 クイーンC(GIII)2着 府中牝馬S(GII)3着
|||Amadeus Mozart 2003.3.22 愛英シンガポール11勝 フィーニクスS(愛GI)2着
|Theatre Critic 1987.3.18 仏米4勝 ドーヴィル大賞(仏GII)2着 グレフュール賞(仏GII)2着
|Wheeler's Wonder 1989.4.18 英5勝
||Anna Pavlova 2003.3.9 英愛仏10勝 ランカシャーオークス(英GII) ロワイヤリュー賞(仏GII)ほか
|キロフプリミエール 1990.4.15 米愛仏5勝 ラドガーズH(米GIII) アシーニアH(米GIII)2着
||シーザリオ 2002.3.31 日米5勝 優駿牝馬(GI) アメリカンオークス招待S(米GI) フラワーC(GIII)ほか
|||エピファネイア 2010.2.11 (本馬) ジャパンカップ(GI) 菊花賞(GI) 神戸新聞杯(GII) ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)ほか
||Savannah's Choice 2007.9.10 豪3勝 ドゥームベンロージズS(GIII)2着
|マザーメリー 1993.3.19 中央4勝 函館SS(GIII)2着

「Japanese superstar Cesario!!」。シーザリオ、繁殖牝馬としても、やっぱりスーパースターでした。という訳で、ぜひ見ておきましょう。

実は、イスラボニータ(2011.5.21)のお母さん、エイシンアポロン(2007.1.22)のお母さん、アダムスピーク(2009.2.12)のお母さんも一緒に走っています。2005年のアメリカンオークス招待Sは「後の名繁殖牝馬の出世レース」でもあったのかも知れません。

*

第34回ジャパンカップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エピファネイア 牡4 57 C.スミヨン 2:23.1    35.0 492
[+2]
角居勝彦 4
2 1 ジャスタウェイ 牡5 57 福永祐一 2:23.8 4 35.1 498
[不明]
須貝尚介 3
3 15 スピルバーグ 牡5 57 北村宏司 2:23.9 1/2 34.8 508
[+2]
藤沢和雄 6
4 3 ジェンティルドンナ 牝5 55 R.ムーア 2:24.0 3/4 35.5 472
[+2]
石坂正 1
5 6 ハープスター 牝3 53 川田将雅 2:24.0 クビ 35.0 476
[不明]
松田博資 2

母が府中芝2400mを制した折と同じ黒い帽子、2枠4番からの発進。単勝4番人気だった4歳牡馬エピファネイア、角4、もといクリストフ・スミヨン騎手を鞍上に、4角4番手から抜け出すと、後は独走。「やっぱり強かったのか!!」と見る者に納得させてしまった、良馬場発表のジャパンカップでは最大着差となる4馬身差の快勝でした。うーん、4ばっかり^^;

母仔で3回目となる、黒い帽子でのGI勝利。そう、シーザリオの優駿牝馬、エピファネイアの菊花賞、ジャパンカップと、この母仔はJRAGIはすべて黒い帽子で制しているのです。ちなみに、シーザリオはフラワーCも2枠2番で勝っていますし、エピファネイアはデビュー戦を2枠2番で勝っています。まま、たまたまですけれど^^;

ともあれ、エピファネイア。強い馬が復活の狼煙を上げて挑む次の戦いは、暮れの大一番、有馬記念(GI)。「母仔クラシック制覇」と「母仔府中芝2400mGI制覇」は遂げました。となれば、後は「父仔グランプリ制覇」でしょうか。父シンボリクリスエスが最も強かった舞台は中山芝2500mでした。秋冬に良さを見せるKris S.系、そして非根幹距離に強いRoberto系。

エピファネイア、次走も楽しみにしています。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

タイトルとURLをコピーしました