第19回秋華賞(GI)の勝ち馬。

ショウナンパンドラ 牝 鹿毛 2011.3.10生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・国本哲秀氏 栗東・高野友和厩舎

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の4代血統表

ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キューティゴールド
栗毛 2004.1.9
仔受胎時活性値:1.50
フレンチデピュティ
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:0.75
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent 1967.4.29
Mint Copy 1970.2.24
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace 1969.1.24
Laredo Lass 1971.3.19
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
仔受胎時活性値:1.75
ディクタス
栗毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.00
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.75
ロイヤルサッシュ
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5・5>

ショウナンパンドラ(2011.3.10)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
フレンチデピュティ
(Vice Regent系)
ディクタス
(Fine Top系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ノーザンテースト
(Hyperion)
6.25 or 4.25 伯父ステイゴールド
(No.1-t)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下に祖母の代からでも充分に豪勢なショウナンパンドラの近親牝系図を示しておきます。

ゴールデンサッシュ 1988.4.23 中央0勝
|ステイゴールド 1994.3.24 中央5勝+海外2勝 香港ヴァーズ(GI) ドバイSC(当時UAEGII) 日経新春杯(GII) 目黒記念(GII)ほか
|グレースランド 1998.2.3 中央0勝
||ドリームパスポート 2003.3.14 中央3勝 神戸新聞杯(GII) きさらぎ賞(GIII) ジャパンカップ(GI)2着 皐月賞(GI)2着 菊花賞(GI)2着ほか
||ラウンドワールド 2010.5.7 中央現役 アンドロメダS(OP) コスモス賞(OP) 札幌2歳S(GIII)2着
|レクレドール 2001.2.24 中央4勝 ローズS(GII) クイーンS(GIII) 札幌記念(GII)2着ほか
|キューティゴールド 2004.1.9 中央0勝
||ショウナンパンドラ 2011.3.10 (本馬) 秋華賞(GI)
|メルヴェイユドール 2007.1.29 中央3勝 マーメイドS(GIII)3着

先日の第48回スプリンターズS(GI)を制したスノードラゴン(2008.4.6)に続いて、ロイヤルサッシュ系からGIホースが誕生しました。同一牝系の連動する活躍。ショウナンパンドラは、ロイヤルサッシュ系の本流とも言える流れから送り出されました。

*

第19回秋華賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 ショウナンパンドラ 牝3 55 浜中俊 1:57.0 レース
レコード
34.3 440
[0]
高野友和 3
2 4 ヌーヴォレコルト 牝3 55 岩田康誠 1:57.0 クビ 34.0 448
[+10]
斎藤誠 1
3 12 タガノエトワール 牝3 55 小牧太 1:57.2 1 1/4 34.4 442
[+2]
松田博資 4
4 1 ブランネージュ 牝3 55 秋山真一郎 1:57.2 クビ 34.7 462
[0]
藤岡健一 5
5 14 サングレアル 牝3 55 戸崎圭太 1:57.4 1 1/2 33.9 404
[-2]
松田博資 9

1000m通過が58秒0というハイペースでやりあう前の8頭を見るようにして、少し離れた9番手の内ラチ沿い。ショウナンパンドラと共に、手綱を握るコブシを落として進んでいた浜中俊騎手。赤い帽子に「赤、白一本輪、白袖」の勝負服を背に、鹿毛が気持ち良さそうに走っていました。

単勝1.5倍の1番人気、オークス(GI)馬ヌーヴォレコルト(2011.2.25)を向こうに回して、勝つならこれしか無い。3角から4角、そして直線と、内を縫うようにして伸びて来た、ショウナンパンドラと浜中騎手。外から猛追するヌーヴォレコルトと岩田康誠騎手でしたが、前を行く馬が遠い。それでも懸命に追い込んだものの、決勝点、わずかに「クビ」だけ先んじたのはショウナンパンドラと浜中騎手。

これまで掲示板を外したことのなかった頑張り屋さんのショウナンパンドラ、秋の大一番となった秋華賞をレースレコードで制し、初重賞をGIで射止めました。そしてまた、管理される高野友和調教師にとっても、開業4年目での初重賞がGIとなったのでした。おめでとうございました。

パンドラの箱は禁忌の象徴ですが、開かれたショウナンパンドラの箱から飛び出して来るのは、前途洋々の未来なのでしょう。3歳牝馬のライバルたちにとっては、開けてはいけないものだったのかも知れませんけれど、見ているファンとしては、強い馬がまた1頭現れた、嬉しい一戦でした。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

コメント

  1. ゴリ より:

    平坦の芝2000mで、ばかっ速いレコード、というのが、いかにもこの血統という感じですね。
    18頭中14頭が社台グループ生産馬の中、さすが、の存在感。

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