第75回優駿牝馬(GI)の勝ち馬。

ヌーヴォレコルト 牝 栗毛 2011.2.25生 千歳・社台ファーム生産 馬主・原禮子氏 美浦・斎藤誠厩舎

ヌーヴォレコルト(2011.2.25)の4代血統表
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
ビューパーダンス
黒鹿毛 1983.2.26
Lyphard 1969.5.10
My Bupers 1967.6.1
オメガスピリット
鹿毛 2001.2.25
仔受胎時活性値:0.25
スピニングワールド
栗毛 1993.3.5
種付け時活性値:1.75
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Imperfect Circle
鹿毛 1988.2.1
Riverman 1969
Aviance 1982.5.6
ファーガーズプロスペクト
芦毛 1990.4.24
仔受胎時活性値:0.75
Chief’s Crown
鹿毛 1982.4.7
種付け時活性値:1.75
Danzig 1977.2.12
Six Crowns 1976.4.21
Fager’s Glory
芦毛 1976.2.4
仔受胎時活性値:1.25
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:1.25
Street’s Glory
芦毛 1972.4.20
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4・5>

ヌーヴォレコルト(2011.2.25)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ハーツクライ
(Halo系)
スピニングワールド
(Nureyev系)
Chief’s Crown
(Danzig系)
Mr.Prospector
(Raise a Native系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
スピニングワールド
(Lady Angela)
3.00 伯母ゴッドインチーフ
(No.3-d)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下にヌーヴォレコルトの簡単な近親牝系図を示しておきます。

Fager's Glory 1976.2.4 不出走
|Glory Forever 1984.1.22 仏英米2勝 トーマスブライアン賞(仏GIII) 仏2000ギニー(GI)3着
|Doctor Bid 1986.2.25 不出走
||Doctor's Glory 1992.2.15 英2勝
|||Cupid's Glory 2002.4.9 英仏愛瑞7勝 ホーリスヒルS(英GIII) クインシー賞(仏GIII)2着
||On Call 1995.3.9 パークヒルS(英GIII)3着
|||One Off 2000.4.17 米英愛9勝 サンマルコスS(米GII) サンファンカピストラーノH(米GII)2着ほか
|Rahaam 1987.3.4 英1勝
||Persian Secret 1993.3.5 英仏3勝
|||Posterity 2003.4.28 不出走
||||Rasmeyaa 2010.1.24 フェアリーブリッジS(愛GIII)3着
||Verglas 1994.4.4 英愛米3勝 コヴェントリーS(英GIII) 愛2000ギニー(GI)2勝ほか
||Cassandra Go 1996.4.3 英愛6勝 キングズスタンドS(英GII) テンプルS(英GII) キングジョージS(英GIII)ほか
|||Theann 2004.3.31 英愛2勝 ヨークサマーS(英GIII) 1000ギニートライアル(愛GIII)3着 グリーンランズS(愛GIII)3着
|||Halfway to Heaven 2005.4.25 愛英仏米4勝 愛1000ギニー(GI) サンチャリオットS(英GI) ナッソーS(英GI)ほか
||||Flying the Flag 2010.2.21 愛英2勝 愛インターナショナルS(GIII) フューチュリティS(愛GII)2着
|||Tickled Pink 2009.5.5 英愛仏3勝 アバーナントS(英GIII) サンダウンスプリントS(英GIII)
|ファーガーズプロスペクト 1990.4.24 米1勝
||ゴッドインチーフ 1996.3.19 中央3勝 エルフィンS(OP) ききょうS(OP)ほかGIII2着2回GI3着1回
||オメガスピリット 2001.2.25 中央3勝
|||ヌーヴォレコルト 2011.2.25 (本馬) 優駿牝馬(GI) チューリップ賞(GIII)2着 桜花賞(GI)3着

曾祖母Fager’s Gloryから始まる近親に活躍馬が多く見える3号族。伯母ゴッドインチーフは、満3歳初戦のエルフィンS(OP)を8馬身差勝ちした時には、「牝馬クラシックの主役はこの馬か」と思ったものでした。

*

第75回優駿牝馬(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 ヌーヴォレコルト 牝3 55 岩田康誠 2:25.8    34.2 444
[+6]
斎藤誠 2
2 10 ハープスター 牝3 55 川田将雅 2:25.8 クビ 33.6 474
[-4]
松田博資 1
3 5 バウンスシャッセ 牝3 55 北村宏司 2:25.9 クビ 34.4 514
[-4]
藤沢和雄 3
4 13 ニシノアカツキ 牝3 55 勝浦正樹 2:26.0 3/4 34.0 450
[+2]
武藤善則 17
5 14 ブランネージュ 牝3 55 秋山真一郎 2:26.4 2 1/2 35.1 462
[+4]
藤岡健一 7

競馬に絶対はない。府中芝2400mで織姫の2冠を阻んだのは、関東馬ヌーヴォレコルト。道中は中段位置で折り合い、直線では一呼吸置いた後に馬場中央を抜け出しました。そうして、外からハープスター(2011.4.24)、内からバウンスシャッセ(2011.5.6)と厳しく迫るライバルたちの追撃を「クビ」「クビ」と封じたところが、決勝点。この勝利により、鞍上の岩田康誠騎手は史上7人目となる「5大クラシック完全制覇」を遂げられたのでした。

勝負は難しい。けれど、強いものが勝つのではなく、勝ったものが強い。それだけは、確かなこと。

タレント揃いの2011年生まれの牝馬たちが織り成す物語、これからも楽しみに見守りたいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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