第28回マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬。

エイシンアポロン 牡 栗毛 2007.1.22生 米国・シルクアンドスカーレットシンジケート生産 馬主・平井豊光氏 栗東・松永昌博厩舎

エイシンアポロン(2007.1.22)の4代血統表
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
種付け時活性値:0.25
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy
栗毛 1985.2.18
Blushing Groom 1974.4.8
Glorious Song 1976.4.22
イメンス
鹿毛 1979.3.17
▲Roberto 1969.3.16
Imsodear 1967.3.16
Silk and Scarlet
鹿毛 2002.3.20
仔受胎時活性値:1.00
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Danilova
栗毛 1990.4.10
仔受胎時活性値:0.75
Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Ballinderry
栗毛 1981.2.26
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Irish River
栗毛 1976.4.2
種付け時活性値:1.00
Miss Manon
鹿毛 1970.4.1
仔受胎時活性値:0.50

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3・4、Hail to Reason5×5>

エイシンアポロン(2007.1.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Giant’s Causeway
(Storm Cat系)
Sadler’s Wells
(Northern Dancer系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
Irish River
(Riverman系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Fairy Bridge 4.25 or 2.25 母が愛GII勝ち馬
(No.1-l)
初仔

*

では、以下にエイシンアポロンのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Ballinderry 1981.2.26 英仏2勝 リブルズデイルS(英GII) ヨークシャーオークス(英GI)3着
|Sanglamore 1987.3.1 仏英4勝 仏ダービー(GI) イスパーン賞(仏GI) ダンテS(英GII) "キング・ジョージ"(英GI)2着ほか
|Danilova 1990 不出走
||Silk and Scarlet 2002.3.20 愛英仏米2勝 デビュタントS(愛GII)
|||エイシンアポロン 2007.1.22 (本馬) マイルCS(GI) 京王杯2歳S(GII) 富士S(GIII)ほか
|||Master of Hounds 2008.3.4 現役? UAEダービー(GII)2着 レーシングポストトロフィー(英GI)3着

母Silk and Scarletは愛2歳GIIであるデビュタントSの勝ち馬。彼女の戦歴を辿ったところ、結果的に引退レースとなったのが2005年のアメリカンオークス招待S(GI)11着。勝ち馬は「Japanese superstar Cesario!!」でお馴染みのシーザリオ(2002.3.31)でした。時は流れます。

*

第28回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 エイシンアポロン 牡4 57 池添謙一 1:33.9    34.9 506
[+6]
松永昌博 5
2 1 フィフスペトル 牡5 57 横山典弘 1:33.9 クビ 35.1 454
[-4]
加藤征弘 11
3 13 サプレザ 牝6 55 C.ルメール 1:34.1 1 1/2 34.7 452
[不明]
Rd.コレ 4
4 2 ダノンヨーヨー 牡5 57 北村友一 1:34.2 クビ 35.0 518
[-2]
音無秀孝 12
5 8 リアルインパクト 牡3 56 福永祐一 1:34.3 3/4 35.1 508
[0]
堀宣行 1

終わってみれば今秋のマイルGIII勝ちのあった、朝日杯FS(GI)2着馬の1着2着でした、第28回マイルチャンピオンシップ。鞍上の池添謙一騎手は今年GI5勝目。オルフェーヴル(2008.5.14)による牡馬3冠、カレンチャン(2007.3.31)のスプリンターズS、そしてこのエイシンアポロンのマイルCS。田辺裕信騎手の騎乗停止による乗り替わりという背景もありましたが、元々はエイシンアポロンの主戦だったのです。巡り合わせはあると思いますが、まだ1ヶ月残っているものの、今年2011年は池添騎手にとって最高の1年となったのではないでしょうか。

それにしても。血統はすべてを教えてくれる訳ではありませんが、群れの有り様を示唆してくれるものだと、改めて思いました。ボスになろうと旺盛な血、勝負に行って喘ぐ血。今しばらく、この見方を以て、相対したいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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