第137代ケンタッキーダービー(米GI)馬のお母さんは社台ファームに居る。

Animal Kingdom 牡 栗毛 2008.3.20生 生産及び馬主・チームヴァロールステーブル 米国・H.G.モーション厩舎

Animal Kingdom(2008.3.20)の4代血統表
Leroidesanimaux
栗毛 2000.9.27
種付け時活性値:1.625
Candy Stripes
栗毛 1982.4.12
Blushing Groom
栗毛 1974
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
バブルカンパニー
栗毛 1977.4.5
Lyphard 1969
Prodice 1969.2.2
Dissemble
栗毛 1989.2.14
Ahonoora
栗毛 1975.4.12
Lorenzaccio 1965
Helen Nichols 1966
Kerali
栗毛 1984.3.4
High Line 1966
Sookera 1975.5.15
ダリシア
栗毛 2001.4.7
仔受胎時活性値:1.50
Acatenango
栗毛 1982.4.13
種付け時活性値:0.50
Surumu
栗毛 1974.2.26
★Literat 1965
Surama 1970.3.6
Aggravate
鹿毛 1966
Aggressor 1955
Raven Locks 1945
Dynamis
鹿毛 1991.4.13
仔受胎時活性値:0.25
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
種付け時活性値:1.75
Lyphard 1969
Navajo Princess 1974.3.31
Diasprina
鹿毛 1986.5.12
仔受胎時活性値:1.00
★Aspros
鹿毛 1977.3.6
種付け時活性値:0.00
Dorle
鹿毛 1974.3.11
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Lyphard4×4>

Animal Kingdom(2008.3.20)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Leroidesanimaux
(Blushing Groom系)
Acatenango
(Birkhahn~Dark Ronald系)
ダンシングブレーヴ
(Lyphard系)
★Aspros
(Hard Sauce~Pharis系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ダンシングブレーヴ
(Dalicia)
3.50 母が独GIII勝ち馬
(No.1-H)
初仔?

*

以下にAnimal Kingdomのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Diasprina 1986.5.12 独2勝 独2歳牝馬王者
|Dynamis 1991.4.13 英独入着
||Darwinia 1999.4.12 独1勝
|||Daveron 2005.2.18 現役 ボーゲイS(米GIII) ロングアイランドH(米GIII)2着
||ダリシア 2001.4.7 独米仏3勝 シュパルカッセン フィナンツグルッペ賞(独GIII) ヘッセンポカル(独GIII)3着
|||Animal Kingdom 2008.3.20 (本馬) ケンタッキーダービー(米GI) スパイラルS(米GIII)
|Desidera 1992.3.28 独3勝 独2歳牝馬王者 ベルリン大賞(GIII) モエシャンドンレンネン(GII)2着ほかGIII2着1回
||Desirao 1999.5.7 独伊1勝 カルロダレッシオ賞(伊GII)2着
||Dickens 2003.4.30 独英仏伊2勝 独ダービー(GI)2着 ゲルリンク賞(独GII)2着
|Diacada 2000.5.10 独英仏伊2勝 独1000ギニー(GII) オイロパマイレ(独GII)3着

「同一牝系馬の連動する活躍」ということで、Aniaml Kingdomがチャーチルダウンズでケンタッキーダービーを制した5月7日同日、従妹DaveronがベルモントパークでボーゲイSを勝利しました。

Animal Kingdomの母ダリシア。カタカナ表記をしておりますが、実は、現在は千歳の社台ファームで繁殖生活を送っています。だは、ケンタッキーダービー馬の母を事前に導入されているとは、サスガの慧眼と言わざるを得ません<(_ _)>

*

ケンタッキーダービー史上最高という16万4858人の来場者を迎えて行われた、137回目の「ランフォーザローゼス」。この一戦を制したのはAnimal KingdomとJ.ヴェラスケス騎手。Animal Kingdomはケンタッキーダービーまでにオールウェザー3戦、芝1戦という戦歴で挑み、大一番が初めてのダート戦出走でした。道中は中段の外目後方から進み、直線では見事な伸び脚を見せて、最後は2着のNehro(2008.2.25)に2と4分の3馬身差をつけての快勝でした。

ヴェラスケス騎手は自身の騎乗予定馬だった昨年のBCジュヴェナイル(米GI)勝ち馬Uncle Mo(2008.3.10)が出走回避、そしてAnimal Kingdomに騎乗予定だったR.アルバラード騎手の負傷により、結果的に、ケンタッキーダービー馬のお鉢が回ってきました。馬と人が巡り巡って、名手のケンタッキーダービー初制覇はなされました。

果たして後に続くプリークネスS(米GI)、ベルモントS(米GI)はいかなる結果が待っているのか。Animal Kingdom、王国に更なる繁栄をもたらすのでしょうか。楽しみにしたい逸材です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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