第14回秋華賞(GI)の出走予定馬。

第14回秋華賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ホクトグレイン
(2006.4.17)

[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(4連産目)
★アグネスデジタル サッカーボーイ ★ニホンピロウイナー チャイナロック
2 パールシャドウ
(2006.3.2)

[4-G]
6番仔
(不受胎後)
クロフネ Woodman Hero’s Honor Le Fabuleux
3 ブエナビスタ
(2006.3.14)
[16-C]
6番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク Caerleon Lord Gayle Luciano
4 ミクロコスモス
(2006.5.5)
[4-G]
2番仔+
(2連産目+)
ネオユニヴァース Marquetry Medaille d’Or Victorian Era
5 レッドディザイア
(2006.4.19)
[16-B]
4番仔
(4連産目)
マンハッタンカフェ Caerleon Sadler’s Wells Top Ville
6 ヴィーヴァヴォドカ
(2006.1.27)
[7-E マイリー系]
3番仔
(3連産目)
ダンスインザダーク トウカイテイオー マグニテュード ★アークティックヴェイル
7 ダイアナバローズ
(2006.3.12)
[1-K]
6番仔+
(3連産目)
シンボリクリスエス Shirley Heights El Gran Senor ◆Mill Reef
8 ラインドリーム
(2006.2.4)
[1-B セレタ系]
3番仔
(3連産目)
スペシャルウィーク カーネギー ★ロイヤルスキー リマンド
9 イイデエース
(2006.6.14)
[25]
3番仔+
(2連産目+)
スペシャルウィーク  ★Woodman Secretariat Sadair
10 クーデグレイス
(2006.5.12)

[19 レデイチヤツター系]
8番仔
(8連産目)
ホワイトマズル トニービン リアルシャダイ ★ノーザンテースト
11 ワンカラット
(2006.4.3)

[1-N]
2番仔
(空胎後)
ファルブラヴ Pistolet Bleu Tourangeau Cadmus
12 ブロードストリート
(2006.3.28)
[6-B]
9番仔
(9連産目)
アグネスタキオン Cozzene ★Lyphard Gyr
13 アイアムカミノマゴ
(2006.2.22)
[14-A]
7番仔
(不受胎後)
アグネスタキオン Danzig Connection Mr. Prospector Current Concept
14 ジェルミナル
(2006.3.10)
[7-E]
2番仔
(2連産目)
アグネスタキオン Double Bed Rainbow Quest Home Guard
15 ハシッテホシーノ
(2006.3.2)
[5-E]
7番仔+
(3連産目)
アグネスタキオン ★Highest Honor Kashmir Nasram
16 モルガナイト
(2006.3.20)
[16-A]
初仔 ★アグネスデジタル サンデーサイレンス Riverman Ribot
17 ワイドサファイア
(2006.4.9)
[12]
8番仔
(8連産目)
アグネスタキオン ノーザンテースト Dike Pass
18 デリキットピース
(2006.3.11)
[14-C]
3番仔
(不受胎後)
ホワイトマズル サンデーサイレンス Big Spruce Dr. Fager

むぅ。中島理論的な解釈ではどうもアグネスデジタル(1997.5.15)の0交配馬2頭、ホクトグレインとモルガナイトが怖いような感じがします(^^;)。共に500万下平馬戦から芝2000mの1000万下特別戦を連勝して挑む今回。特にホクトグレインは、交配されている種牡馬が3代続けて淀GIの勝ち馬-いずれもマイルCS(GI)の勝ち馬-ですし、0交配2回+0化1回、さらに淀と相性が良い印象のあるHampton(1872)系2本持ちですね。「どこの牧場の生産馬かな?」と思ったら、はは、ビッグレッドファームさんでしたか。らしいなぁ。もう1頭のモルガナイトはタンザナイト(2000.3.4)の初仔なんですよね。つまりはアロンダイト(2003.5.4)の姪。タンザナイトは2歳年末の阪神芝2000mの新馬戦を勝ち上がった時に「来年のオークスで」と思ったものでした。

さて、↑の表では「淀はHampton系」あるいは「淀はリアルシャダイ」ということで、各々に「水色の背景」を施しています。

なんだ言いながら、Hampton系であるLuciano(1964)を曾祖母父に持つ、ブエナビスタ。昨年の京都のデビュー戦こそ後の皐月賞(JpnI)馬やダービー(JpnI)2着馬に敗れての3着でしたが、母方は淀で好成績を残しています。母ビワハイジ(1993.3.7)は京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)を勝っていますし、半兄アドマイヤジャパン(2002.4.16)は菊花賞(現JpnI)でディープインパクト(2002.3.25)の2着、さらに半兄アドマイヤオーラ(2004.2.19)は京都記念(GII)とシンザン記念(現GIII)を勝っています。近親のコース相性は良く、京都芝内回り2000mというトリッキーなコースに惑わされなければ、3頭目の牝馬3冠も見えてくるというものです。それに、同世代の牝馬同士の戦いではまだ無敗な訳ですし、ね。

もう1頭、Hampton系持ちで気になるのは、デリキットピース。前走紫苑S(OP)の体たらくは気になりますが、父ホワイトマズル(1990.3.21)が本来は硬質なスピードを持つLyphard(1969.5.10)系、そして母が不受胎後の仔というところに「もういっぺん」と思いたいもの。社台さんお気に入りの14号族C分枝、Pretty Polly(1901)系。祖母父Big Spruce(1969.4.5)から想起できるように、近親にオークス(現JpnI)馬アドラーブル(1989.3.28)、名ジャンパー・ノーザンレインボー(1990.5.6)がいる牝系ですね。

また、同じホワイトマズルの仔で祖母父にリアルシャダイ(1979.5.27)を持つクーデグレイス。彼女は前走ローズS(GII)でマイナス14kgという馬体減を見せたのが気掛かりですが、その先行能力は大したものです。平坦コースに良さを見せる19号族レデイチヤツター(1959)系、淀へのコース替わりはプラス材料と思えます。

まま、そんな感じで中島理論的な血統面から見た注目馬を挙げてみました。その他ではやはりレッドディザイアですかね。「赤、白星散、袖白一本輪」の勝負服、赤い欲望が満たされる時は赤い帽子の時、なんちて。……あと、アグネスタキオン(1998.4.13)の仔は、6枠12番から外に揃いすぎた感もあります。ああ、そうしてトライアル勝ち馬を無視して、痛い目に遭うパターンのような(^^;)

果たして、百花繚乱の戦いの結末やいかに。皆々様、今週末を楽しみに待ちましょう。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

コメント

  1. はちまんの競馬と囲碁 より:

    秋華賞の予想

    (2009)第14回秋華賞の予想 本命は、レッドディザイア。血統的に15番手&デ

  2. ゴリ より:

    ブエナビスタが降着で、何があったんだろうと思ってレース映像を見直してみたら、ハッキリ写ってましたね。
    4角手前でブエナビスタが外目に出そうとしたときに、後ろにいたブロードストリートが首を上げているところ
    が。出遅れとあれだけの不利でそれでも3着(繰り上がり2着ですが)に突っ込んでくるとは…

タイトルとURLをコピーしました