3日前に書いておいた分をアップし忘れていたので、このタイミングでアップしておきます。
アイルランドT、オペラブラーボが3連勝(netkeiba.com)
オペラブラーボ 牡 鹿毛 2004.3.15生 静内・静内フジカワ牧場生産 馬主・草間庸文氏 美浦・久保田貴士厩舎
オペラハウス[A●] 鹿毛 1988.2.24 種付け時活性値:1.75 |
Sadler’s Wells 鹿毛 1981.4.11 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Fairy Bridge 鹿毛 1975.5.4 |
Bold Reason 1968.4.8 | ||
Special 1969.3.28 | |||
Colorspin 鹿毛 1983.3.16 |
High Top 黒鹿毛 1969 |
Derring-Do 1961 | |
Camenae 1961 | |||
Reprocolor 栗毛 1976.5.14 |
Jimmy Reppin 1965 | ||
Blue Queen 1967 | |||
ワルツダンサー 鹿毛 1995.3.11 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
★ サンデーサイレンス[A] 青鹿毛 1986.3.25 種付け時活性値:0.00 |
Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ウィシングフォーアスター 鹿毛 1987.2.21 仔受胎時活性値:1.75 |
★Mr. Prospector[x] 鹿毛 1970.1.28 種付け時活性値:0.00 |
★Raise a Native 1961.4.18 | |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Barbs Dancer 栗毛 1971.2.27 仔受胎時活性値:1.75 |
Northern Dancer[A] 鹿毛 1961.5.27 種付け時活性値:0.25 |
||
Periodista 鹿毛 1965 仔受胎時活性値:1.25 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Hail to Reason5×4、Native Dancer5×5、Almahmoud(♀)5×5>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
オペラハウス (Djeddah) |
6.75 or 4.75 |
半兄ワイルドワンダー (No.12-B) |
3番仔 (3連産目) |
「あれ、アイルランドトロフィーって、マイル戦じゃなかったっけ」。そう思いながら見ていた府中芝2000mの一戦。直線、内側から436kgの小柄な鹿毛馬が一気に抜け出しました。美しい流星を青のシャドーロールで隠したその馬の名前はオペラブラーボ。3連勝でオープン特別を制して6勝目を挙げました。1分58秒3の勝ち時計は優秀で、レース自体の上がり3F34秒8のところを、オペラブラーボは33秒1の豪脚で面倒を見ました。
「強いなぁ」と思いながら開いた4代血統表は↑のとおり。母ワルツダンサーの繁殖能力の高さについて、中島理論的な解釈をすると、
- 母父SS&祖母父Mr.Prospectorの0遺伝
- 料的遺伝値のクレジットが4.75と大きい
というところが言えますでしょうか。ワルツダンサー自身が中央6勝の活躍馬でしたし、2歳上の半兄ワイルドワンダー(2002.3.19)は9勝、1歳年上の半兄ラインドライブ(2003.4.2)は5勝と中央の現役で活躍しています。静内フジカワ牧場さんにとって、ワルツダンサーはカマド馬ですね。
では、以下にオペラブラーボのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
Barbs Dancer 1971.2.27 5勝 |Ellie Milove 1977.2.8 米2勝 アーリントンワシントンラッシーS(GII)2着 ||My Lovely 1987.5.1 米0勝 |||O'Rey Fantasma 1996.4.14 米3勝 ハリウッドジュヴェナイルCS(GIII)2着 ||Starr County 1990.3.8 米1勝 |||Gygistar 1999.4.21 米11勝 ギングズビショップS(GI)ほかGII2勝GIII2勝 |||Stellar 2000.4.2 米3勝 アディロンダックS(GII)2着 |Eillo 1980.2.17 米12勝 BCスプリント(GI) |ウィシングフォーアスター 1987.2.21 米3勝 ||ワルツダンサー 1995.3.11 中央6勝 |||ワイルドワンダー 2002.3.19 現役(9勝) 根岸S(GIII) プロキオンS(GIII) アンタレスS(GIII)ほか |||ラインドライブ 2003.4.2 現役(5勝) |||オペラブラーボ 2004.3.15 (本馬) アイルランドT(OP) |Key to My Heart 1990.3.11 米0勝 ||Love n' Kiss S. 1998.3.25 米8勝 ペブルズH(GIII) |Heat Is On 1996.4.5 不出走 ||マルターズヒート 2001.2.3 中央4勝(平地3勝+ジャンプ1勝) フェアリーS(現JpnIII)ほか
祖母の兄に第1回BCスプリントの勝ち馬Eilloがおり、祖母の妹の仔にマルターズヒートがいます。全体に短距離色が強い牝系の中にあって、オペラブラーボが芝2000mで強い勝ち方をしたのは、やはり父オペラハウスによるものでしょうか。
軌道に乗ったオペラハウス産駒はビックリするくらいに強さを見せますから、オペラブラーボのこれからに注目したいですね。
ではでは、今日はこのへんで。