デグラーティア 牝 黒鹿毛 2006.4.4生 栃木・恵比寿興業株式会社那須野牧場生産 馬主・(有)サンデーレーシング 栗東・宮本博厩舎
フジキセキ[A] 青鹿毛 1992.4.15 種付け時活性値:1.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
ミルレーサー 鹿毛 1983.5.20 |
Le Fabuleux 鹿毛 1961 |
Wild Risk 1940 | |
Anguar 1950 | |||
Marston’s Mill 黒鹿毛 1975.5.31 |
In Reality 1964.3.1 | ||
Millicent 1969 | |||
デフィニット 鹿毛 1997.4.18 仔受胎時活性値:2.00 |
デヒア[A] 鹿毛 1991.4.13 種付け時活性値:1.25 |
Deputy Minister 黒鹿毛 1979.5.17 |
Vice Regent 1967.4.29 |
Mint Copy 1970.2.24 | |||
Sister Dot 鹿毛 1985.2.11 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Sword Game 1976.3.5 | |||
Hiroo Garden 鹿毛 1991.3.5 仔受胎時活性値:1.25 |
Caerleon[A] 鹿毛 1980.3.27 種付け時活性値:0.50 |
Nijinsky 1967.2.21 | |
Foreseer 1969.4.12 | |||
Sweeping 鹿毛 1986.4.25 仔受胎時活性値:1.00 |
インデェアンキング[A] 黒鹿毛 1978.4.11 種付け時活性値:1.75 |
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Glancing 鹿毛 1979.2.6 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
インデェアンキング (Hiroo Garden) |
5.75 |
4代母が仏GIII勝ち馬 (No.4-K) |
3番仔 (3連産目) |
2008年の小倉2歳女王に輝いたのはフジキセキの娘、デグラーティアでした。馬名のデグラーティア(De Gratia)とは、ラテン語で「神の恩寵によって」という意味だそうです。その名のとおり神の恩寵があったからか、メイクデビュー、フェニックス賞(OP)、小倉2歳Sと3連勝を飾り、鞍上の浜中俊騎手、そして管理される宮本博調教師に重賞初勝利をプレゼントしました。宮本厩舎といえばWebページ「JRA宮本厩舎」や、宮本調教師の奥様のブログ「しろうと女房の厩舎日記」などでも知られていますね。デグラーティアと周りの皆様、おめでとうございました。
デグラーティアの生産名義は栃木県の恵比寿興業株式会社那須野牧場。私の短い競馬者人生で栃木県産馬のJRA重賞勝ちは初めてのことでした。ただ、セリ市時の飼養者が高橋啓氏-恐らくフラワーパーク(1992.5.8)やメイセイオペラ(1994.6.6)の生産者さん-になっていましたので、もしかしたら北海道の牧場に預託されていたのかも知れません。けれど、那須野牧場さんの名前が生産者に乗ることは相違ないことです。那須野牧場、元々は政治家の故・河野一郎氏やその子息・洋平氏がオーナーブリードをされていたことで知られる牧場ですね。菊花賞(現JpnI)馬ナスノコトブキ(1963.4.13)、桜花賞(現JpnI)馬ナスノカオリ(1968.4.7)&オークス(現JpnI)馬ナスノチグサ(1970.3.27)姉妹などのクラシック勝ち馬が、かつての生産馬に見えます。なお、現在は河野家とは関係がなくなっているとのことです。
また、レースの2着はひまわり賞(OP)1着から連闘で挑んだコウエイハート(2006.4.13)。ひまわり賞からということは、彼女は九州産馬です。鹿児島の伊東政清氏、オーナーブリード馬が北海道産馬等を相手に平地重賞2着と頑張りました。
そんな訳で、2008年の小倉2歳Sは1着馬が栃木県産馬、2着馬が鹿児島県産馬という、現在のJRA重賞では極めて珍しい結果となりました。
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では、以下にデグラーティアのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
Sweeping 1986.4.25 英1勝 |Hiroo Garden 1991.3.5 不出走 ||デフィニット 1997.4.18 中央1勝 |||デグラーティア 2006.4.4 (本馬) 小倉2歳S(JpnIII) フェニックス賞(OP) |White Heat 1992.3.21 英0勝 ||Media Mogul 1998.4.29 英米4勝 ウィルロジャースH(米GIII) ジュライS(英GIII)2着 |Desert Lynx 1993.3.29 英2勝 ||Nufoos 2002.2.4 英3勝 ファースオブクライドS(GIII)2着 チャートウェルフィリーズS(GIII)2着 |Puteri Wentworth 1994.3.13 英3勝 ||Putra Sas 2001.1.21 英2勝 ディーS(GIII)2着 |Watching 1997.5.18 英仏瑞3勝 グロシェーヌ賞(仏GII)2着 サンジョルジュ賞(仏GIII)2着ほか英GIII3着
主に曾祖母Sweepingの孫の世代から重賞連対馬が出始めていますね。上手く牝系の波に乗ることができたという感じでしょうか。なお、近親牝系図では省きましたが、デグラーティアの4代母Glancingは仏英3勝でアランベール賞(仏GIII)の勝ち馬です。Glancingの父は日本に輸入されたグランディ(1972.4.3)です。
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最近は小倉2歳Sの勝ち馬で、その後に活躍を見せてくれる馬も増えています。21世紀に入ってからの勝ち馬であればタムロチェリー(1999.4.2)、メイショウボーラー(2001.4.16)、アストンマーチャン(2004.3.5)と後のジーワン勝ち馬が3頭も輩出されています。私の好きな言葉に「栴檀は双葉より芳し」というたとえもあります。デグラーティア、これからも頑張って活躍してくださいね。
ではでは、今日はこのへんで♪
コメント
>宮本調教師の奥様のブログ「しろうと女房の厩舎日記」などでも知られていますね。
初めて行ってみたら、ブロク終了のお知らせが・・ (ToT)。
悲しかったので、ブログランキングにクリックしてきました。
フジキセキ産駒の牝馬で、2歳重賞勝ち馬だと、それだけで
来年のクラシックは要注意、という気になってきます。
◎ゴリ様
いつもお世話になっております。
折り返しが遅くなってしまい、恐れ入ります。
>しろうと女房の厩舎日記
元々「重賞を獲るその日まで?!」と記載されていましたからね。
まま、厩舎Webページの充実化を図られるようですので、
宮本博厩舎のページの更新を期待しましょう♪
>フジキセキ産駒の牝馬で、2歳重賞勝ち馬
恐らくは今年の桜花賞、オークス2着馬を想定されているかと思います。
まま、色んなタイプがいますからね。
デグラーティアは、どちらかというと桜花賞向きという印象ですが、
果たして。まずは暮れの阪神JFを目標にされるようですので、
ダテに3戦3勝ではないところを見せてくれることを期待します。
ではでは、わざわざのコメント、誠にありがとうございました♪