2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認-其の四-。

第68回桜花賞(JpnI)。

レジネッタ 牝 鹿毛 2005.5.11生 追分・追分ファーム生産 馬主・(有)社台RH 栗東・浅見秀一厩舎

レジネッタ(2005.5.11)の4代血統表
フレンチデピュティ[A]
栗毛 1992.1.30
種付け時活性値:1.00
Deputy Minister
黒鹿毛 1979.5.17
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958.5.18
Mint Copy
黒鹿毛 1970.2.24
★Bunty’s Flight 1953.4.26
Shakney 1964
Mitterand
鹿毛 1981.2.19
Hold Your Peace
鹿毛 1969.1.24
Speak John 1958.2.7
Blue Moon 1948
Laredo Lass
黒鹿毛(?) 1971.3.19
★Bold Ruler 1954.4.6
Fortunate Isle 1959.4.24
アスペンリーフ
鹿毛 1997.5.10
仔受胎時活性値:1.75
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.50
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
マクダヴィア
栗毛 1992.4.20
仔受胎時活性値:1.00
ブラッシングジョン[A●]
栗毛 1985.3.9
種付け時活性値:1.50
Blushing Groom 1974.4.8
La Griffe 1974.4.6
Northern Aspen
鹿毛 1982.2.26
仔受胎時活性値:0.25
Northern Dancer[A]
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:1.00
Fall Aspen
栗毛 1976.3.9
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4、Prince John5×5>

レジネッタ(2005.5.11)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ブラッシングジョン
(マクダヴィア)
4.25 曾祖母Northern Aspen
(No.4-M)
4番仔
(4連産目)

「春のフレンチデピュティ祭り」はこの馬から始まりました、若き女王レジネッタ。出走馬18頭中最も生まれの遅い5月11日生まれの彼女には伸び代があったのでしょう。単勝12番人気もなんのその、鋭い末脚を持ってして、鞍上の小牧太騎手にジーワン初制覇をもたらせました。

という訳で、レジネッタのごく簡単……、でもない(笑)、近親牝系図を以下に示しておきます。

Fall Aspen 1976.3.9 米8勝 メイトロンS(GI) アスタリタS(現GII、当時GIII)
|Northern Aspen 1982.2.26 英仏米5勝 ゲイムリーH(米GI) アスタルテ賞(現仏GI、当時仏GII)
||マクダヴィア 1992.4.20 不出走
|||アスペンリーフ 1997.5.10 中央1勝
||||アエローザ 2003.5.18 中央3勝-レジネッタの全兄-
||||レジネッタ 2005.5.11 (本馬) 桜花賞(JpnI) オークス(JpnI)3着
|Elle Seule 1983.2.24 仏米3勝 アスタルテ賞
||Only Seule 1988.3.28 海外1勝
|||Occupandiste 1993.1.30 仏6勝 フォレ賞(GI) モーリストゲスト賞(GI)
||Mehthaaf 1991.2.3 愛英仏4勝 愛1000ギニー(GI)含む重賞3勝
|||Najah 1998.2.18 伊英愛2勝 リディアテシオ賞(現伊GI、当時伊GII)
||Elnadim 1994.4.24 米英5勝 ジュライC(英GI) ダイアデムS(英GII)
||Khulood 2000.5.19 英3勝 ネルグウィンS(英GIII)
|Mazzacano 1985.2.7 英3勝 グッドウッドC(GIII) ゴールドC(GI)2着
|Colorado Dancer 1986.2.13 仏米3勝 ポモーヌ賞(仏GII) ミネルヴ賞(仏GIII)
||Dubai Millennium 1996.3.20 英仏UAE9勝 ドバイWC(UAEGI)含む重賞5勝(うちGI4勝)
||ダージー 2001.5.6 英0勝 輸入種牡馬-Dubai Millenniumの全弟-
|Dance of Leaves 1987.3.8 不出走
||Charnwood Forest 1992.3.17 英4勝 クイーンアンS(現GI、当時GII) チャレンジS(GII)
||Medaaly 1994.3.25 英3勝 レーシングポストトロフィー(英GI)
||Desired 1995.5.23 不出走
|||Desideratum 2002.3.8 仏4勝 リス賞(GIII)
|Sheroog 1988.2.28 海外1勝
||Kabool 1995.3.5 仏英UAE香5勝 ロンポワン賞(仏GII)含む重賞3勝
|Hamas 1989.4.28 英5勝 ジュライC デュークオブヨークS(GIII)
|Foot Wood 1990.5.5 仏独3勝 パリ大賞(仏GI) ノアイユ賞(仏GII)
|ティンバーカントリー 1992.4.14 米5勝 プリークネスS(GI) BCジュベナイル(GI) シャンペンS(GI)含む重賞4勝
|Prince of Thieves 1993.4.17 米2勝 ケンタッキーダービー(GI)3着
|Bianconi 1995.4.19 英3勝 ダイアデムS

ずらり並んだ近親活躍馬たち。恐るべしはFall Aspenの子孫たち。当代屈指の活力がある名牝系と言っても差し支えないでしょう。なお、Fall Aspenは1994年の米国最優秀繁殖牝馬にも選ばれています。

レジネッタはちょいと早めに始動して8月のクイーンS(JpnIII)に出走予定ということ。ここには桜花賞とオークス共に2着のエフティマイア(2005.2.14)も参戦予定とのことで、古馬を交えてのひと足早い前哨戦となりそうです。夏の女の戦いも楽しみにしましょう。

ではでは、今日はこのへんで。

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