表題件について簡単に。
年次 |
馬名 (生年月日) (上が1着、下が2着) |
Family No. |
母馬名 (生年月日) |
母の交配時年齢 (活性値) |
母の連産状況 | 母の何番仔? |
---|---|---|---|---|---|---|
1998年 |
スペシャルウィーク (1995.5.2) |
3 |
キャンペンガール (1987.4.19) |
7歳 (1.75) |
5連産目 | 5番仔 |
ボールドエンペラー (1995.4.28) |
19 |
シュペリーヌ (1987.4.18) |
7歳 (1.75) |
2連産目 | 4番仔 | |
1999年 |
アドマイヤベガ (1996.3.12) |
9 |
ベガ (1990.3.8) |
5歳 (1.25) |
- | 初仔 |
ナリタトップロード (1996.4.4) |
18 |
フローラルマジック (1985.4.20) |
10歳 (0.50) |
6連産目 | 6番仔 | |
2000年 |
アグネスフライト (1997.3.2) |
1 |
アグネスフローラ (1987.6.18) |
9歳 (0.25) |
3連産目 | 4番仔 |
エアシャカール (1997.2.26) |
4 |
アイドリームドアドリーム (1987.3.31) |
9歳 (0.25) |
不受胎後 | 3番仔 | |
2001年 |
ジャングルポケット (1998.5.7) |
11 |
ダンスチャーマー (1990.4.18) |
7歳 (1.75) |
4連産目 | 4番仔 |
ダンツフレーム (1998.4.19) |
21 |
インターピレネー (1990.4.25) |
7歳 (1.75) |
3連産目 | 3番仔 | |
2002年 |
タニノギムレット (1999.5.4) |
9 |
タニノクリスタル (1988.4.4) |
10歳 (0.50) |
4連産目 | 4番仔 |
シンボリクリスエス (1999.1.21) |
8 |
Tee Kay (1991) |
7歳 (1.75) |
不受胎後 | 2番仔 | |
2003年 |
ネオユニヴァース (2000.5.21) |
1 |
ポインテッドパス (1984.4.27) |
15歳 (1.75) |
3連産目 | 10番仔 |
ゼンノロブロイ (2000.3.27) |
2 |
ローミンレイチェル (1990.4.18) |
9歳 (0.25) |
5連産目 | 5番仔 | |
2004年 |
キングカメハメハ (2001.3.20) |
22 |
マンファス (1991.2.23) |
9歳 (0.25) |
3連産目 | 4番仔 |
ハーツクライ (2001.4.15) |
6 |
アイリッシュダンス (1990.4.15) |
10歳 (0.50) |
5連産目 | 5番仔 | |
2005年 |
ディープインパクト (2002.3.25) |
2 |
ウインドインハーヘア (1991.2.20) |
10歳 (0.50) |
7連産目 | 7番仔 |
インティライミ (2002.4.6) |
19 |
アンデスレディー (1986.3.30) |
15歳 (1.75) |
4連産目 | 10番仔 | |
2006年 |
メイショウサムソン (2003.3.7) |
3 |
マイヴィヴィアン (1997.3.29) |
5歳 (1.25) |
流産後 | 初仔 |
アドマイヤメイン (2003.3.13) |
13 |
プロモーション (1994.3.30) |
8歳 (2.00) |
3連産目 | 3番仔 | |
2007年 |
ウオッカ (2004.4.4) |
3 |
タニノシスター (1993.3.22) |
10歳 (0.50) |
2連産目 | 4番仔 |
アサクサキングス (2004.3.23) |
4 |
クルーピアスター (1996.5.7) |
7歳 (1.75) |
2連産目 | 2番仔 |
よくよく見ると、意外に面白いですね。改めて見ると、
- 母の交配時の年齢は「5歳、7歳、8歳、9歳、10歳、15歳」で占められる
ということに気付きます。その内訳は、5歳2頭、7歳6頭、8歳1頭、9歳4頭、10歳5頭、15歳2頭です。
過去10年の連対馬20頭のうち、母の交配年齢でいちばん多いのは7歳の6頭です。そして、データとして興味深いのは10歳を超えて突如現れる15歳の2頭。中島理論的な観点から見ると、「7歳」「15歳」というのはポイントとなる年齢ですね。そう、太陽のサイクルによる活性値が「1.75」を示す年齢です。この1.75ポイントの年齢は、2.00の交配よりも上手くかみ合うことが多いのか、良駒が送り込まれる印象が強いですね。
1998年は1着スペシャルウィーク、2着ボールドエンペラー共に「父満8歳時、母満7歳時の交配」という組み合わせでした。中島理論的な見解をする時にちょっとした黄金パターンである「父0交配+母1.75交配」が実際に示されたダービーでした。
2001年は1着ジャングルポケット、2着ダンツフレーム共に母満7歳時の交配でした。この年はクロフネ(1998.3.31)もおり、彼もまた母満7歳時の交配でした。
母が1.75ポイントの交配で他に挙がる馬は、後のGI4勝馬シンボリクリスエス、2冠馬ネオユニヴァース、現役で頑張っているインティライミ、後の菊花賞(JpnI)馬アサクサキングスと、力のあるところが揃っています。
*
中島理論的には太陽のサイクルが最高潮を示す活性値「2.00」の交配はアドマイヤメインただ1頭と寂しい感じも致します。ただ、やはりこの交配で送り込まれたダービー馬もおり、近30年ほどで見直すと、ウイニングチケット(1990.3.21)、ウィナーズサークル(1986.4.10)、そしてシンボリルドルフ(1981.3.13)と3頭がいます。この3頭では、やはり絶対皇帝の名がさん然と輝きますね。彼は、母スイートルナ(1972.5.4)が2年連続不受胎後というバックボーンも持ち合わせていることを、併せてお伝えしておきます。
また、ウイニングチケットが制した1993年は、2着ビワハヤヒデ(1990.3.10)、3着ナリタタイシン(1990.6.10)と、上位3頭がいずれも母満8歳時交配でした。なお、まったく余談ながら、ウイニングチケットとナリタタイシンは母どうしが同じ誕生日です。かたやパワフルレディ(1981.5.27)、こなたタイシンリリィ(1981.5.27)。共にクラシック馬を出し、さらには他にも重賞勝ち馬を送り込むという素晴らしい繁殖成績を収めています。あ、そんなことを言い出したら、ビワハヤヒデの母パシフィカス(1981.5.29)は、それはもう、とびっきりですね(笑)。言わずもがなのナリタブライアン(1991.5.3)、ついでと言っては失礼ですがビワタケヒデ(1995.4.29)もいますものね。
*
という訳で、第75回日本ダービーに出走する馬たちの馬柱作成に取り掛かるため、今回はここまで。「母の連産状況」「母の何番仔?」については、思い付かれたことをご教示頂ければ幸いです(笑)
ではでは、今日はこのへんで♪