第67回桜花賞(JpnI)の結果について。
1着ダイワスカーレット(2004.5.13)。母スカーレットブーケ(1988.4.11)が4着、姉ダイワルージュ(1998.5.4)が3着に敗れた無念を、新装となった阪神競馬場の1回目の桜花賞で晴らしました。安藤勝己騎手、サスガ。アストンマーチャン(2004.3.5)が掛かり加減に行った時、スローペースを瞬時に察知して、追走。そして直線、先に抜け出して、後から追って来た馬に脚を使わせました。アンカツ、やっぱり凄いなぁ。チューリップ賞(JpnIII)は、相手の脚を測ってたんやなぁ。今日の桜花賞は、兄で重賞を制覇した時の感じにそっくり。この兄妹と、よほど手が合うということと、馬の特性を熟知した騎乗でした。昨年のキストゥヘヴン(2003.4.25)に続く桜花賞2連覇、お見事でした。
2着ウオッカ(2004.4.4)。若干、不完全燃焼の感は否めず。どうも父タニノギムレット(1999.5.4)の皐月賞(GI)を思い出してしまいました。でも、なんとなく、雰囲気が1997年の桜花賞っぽかったので、オークス(JpnI)に出走するならば「勝ち負け」と思います。父が日本ダービー(GI)を制した府中芝2400mのコース。フロリースカップ(1904)系の底力が真に試される舞台と思います。距離不安?「牝系の底力」で跳ね飛ばしてください。
着外アストンマーチャン。「仕上がりすぎていた」ように見受けました。あとは、スプリンターなんでしょうね。
結局、アストンマーチャンは父アドマイヤコジーン(1996.4.8)の満11歳の誕生日を祝えず、ダイワスカーレットが兄ダイワメジャー(2001.4.8)の満6歳の誕生日を祝い、そしてダイワスカーレットを管理される松田国英調教師は「元助手」と「元管理馬の娘」を打ち破るという、第67回桜花賞の結果でした。
↑おまけ。桜花賞のゴール前後で叫ぶオオハシ。
#2007/04/08 20:27 追記。書き忘れていたのですが、昨日の大阪-ハンブルグC(OP)を制したファストタテヤマ(1999.5.30)、そして今日のエイプリルS(OP)を制したタイガーカフェ(1999.3.7)。おいおい、5年前の菊花賞(GI)2着馬と皐月賞2着馬、8歳馬頑張るなぁ。やっぱりスゴイよ、1999年生まれ世代。そんな彼らは、タニノギムレットと同い年。ファストタテヤマは16番人気で挑んだ菊花賞で2着に突っ込み人々を驚かせ、タイガーカフェはエイプリルSと同じ中山芝2000mの舞台でブライアンズタイム(1985.5.28)産駒のワンツーフィニッシュを防いだのでした。Time flies like an arrow.