日曜日の2歳戦の結果(2006/09/10分)。

日曜日の2歳戦の回顧です。新馬戦4クラ。

【札幌・新馬戦(芝1800m)の勝ち馬】

(市)フサイチオフトラ 牡 鹿毛 2004.5.10生 千歳・社台ファーム生産 馬主・関口房朗氏 栗東・大久保龍志厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『ブラックホーク×サンデーサイレンス×Nijinsky×Key to the Mint』
  2. 4代血統構成(父系):『Nureyev系×Halo系×Northern Dancer系×Ribot系』
  3. 5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×4、Hail to Reason5×4、Almahmoud(♀)5×5
  4. 牝系:7号族 伯母ダンスパートナー、伯父ダンスインザダーク、叔母ダンスインザムード、伯父エアダブリン
  5. 母の何番仔?:3番仔(3連産目)

[Notes]札幌の新馬戦を逃げて3馬身差の快勝を収めました、フサイチオフトラ。

フサイチオフトラの牝系は米国で受け継がれている7号族。伯母ダンスパートナー(1992.5.25)は中央4勝でオークス(GI)、エリザベス女王杯(GI)、京阪杯(GIII)の勝ち馬、伯父ダンスインザダーク(1993.6.5)は中央5勝で菊花賞(GI)、弥生賞(GII)、京都新聞杯(GIII)の勝ち馬、叔母ダンスインザムード(2001.4.10)は中央現役で桜花賞(GI)、ヴィクトリアマイル(GI)、キャッシュコールマイル(GIII)、フラワーC(GIII)の勝ち馬、伯父エアダブリン(1991.4.21)は中央5勝で青葉賞(現GII、当時GIII)、ステイヤーズS(現GII、当時GIII)、ダイヤモンドS(GIII)の勝ち馬、伯父エアギャングスター(1996.5.24)は中央4勝で巴賞(OP)、いちょうS(OP)を勝ち札幌記念(GII)2着があります。言わずもがなの超活力あり牝系です。

【中山・新馬戦(芝1200m)の勝ち馬】

(外)マルターズクラシカ 牝 鹿毛 2004.2.10生 米国・サマーウインドファーム社生産 馬主・藤田与志男氏 美浦・堀井雅広厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『Belong to Me×コロナドズクエスト×Deputy Minister×Blushing Groom』
  2. 4代血統構成(父系):『Danzig系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Red God系』
  3. 5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5、Raise a Native3×5、Native Dancer5×5(父方)
  4. 牝系:北米で継承されている9号族 伯父Prime Directive、伯母マルターズスパーブ
  5. 母の何番仔?:初仔(競馬ブックによる)

[Notes]中山の新馬戦を上がり3ハロン34秒6の決め脚で勝ちました、マルターズクラシカ。

マルターズクラシカの牝系は北米で受け継がれている9号族。伯父Prime Directive(1996)は北米5勝でサラトガスペシャル(米GII)の勝ち馬です。また、伯母マルターズスパーブ(1997.2.21)は中央2勝、米2勝でフラワーC(GIII)を勝ち、ローズS(GII)2着、アーリントンメイトロンH(米GIII)2着、ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞、GIII)2着があります。

【中山・新馬戦(芝1800m)の勝ち馬】

(父)ランドフーガ 牡 黒鹿毛 2004.1.27生 門別・日西牧場生産 馬主・木村善一氏 美浦・本間忍厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『アドマイヤベガ×Fairy King×Siberian Express×Miswaki』
  2. 4代血統構成(父系):『Halo系×Northern Dancer系×フォルティノ系×Mr.Prospector系』
  3. 5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Hail to Reason4×5、Almahmoud(♀)5×5
  4. 牝系:1号族 近親Azzilfi、近親Khamaseen
  5. 母の何番仔?:初仔

[Notes]「ハナ」「ハナ」差の接戦となった中山の新馬戦を最内から差し切りました、ランドフーガ。

ランドフーガの牝系は欧米で受け継がれている1号族。曾祖母Tanouma(1983)の仔Azzilfi(1990)は海外3勝でジェフリーフリアS(英GII)の勝ち馬、同じく仔Khamaseen(1991)は海外3勝でミラノ金杯(伊GIII)の勝ち馬、また孫Coroner(2000)は海外3勝でオカール賞(仏GII)の勝ち馬です。合わせて4代母Diffusion(1973)は海外2勝でアランベール賞(仏GIII)の勝ち馬です。

【中京・新馬戦(芝1800m)の勝ち馬】

(父)ヴァルプリス 牡 栗毛 2004.5.5生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・池江泰寿厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『アグネスタキオン×Nashwan×Irish River×Shoemaker』
  2. 4代血統構成(父系):『Halo系×Blushing Groom系×Riverman系×Aureole系』
  3. 5代血統表内のクロス:なし
  4. 牝系:欧米で継承されている5号族
  5. 母の何番仔?:4番仔?(4連産目以降)

[Notes]中京の新馬戦を先行2番手から抜け出して1番人気に応えました、ヴァルプリス。「ヴァルプリス(Warpulis)」とは、「スラヴ神話に登場する風の神」とのことです。

ヴァルプリスの牝系は欧米で受け継がれている5号族。伯母Valdara(1991)は仏1勝でレゼルヴワール賞(仏GIII)3着、伯父Veridique(1992)は仏1勝でトーマスブライアン賞(GIII)3着があります。また、曾祖母Via Venise(1973)の仔Vorias(1978)は仏3勝でラロシェット賞(GIII)の勝ち馬、同じく仔Verriea(1980)は仏3勝でクロエ賞(GIII)の勝ち馬です。

なお、ヴァルプリスの1歳年下の半弟(2005.4.12)は、2005年のセレクトセールで薗部博之さんが落札されています。その父はウォーエンブレム(1999.2.20)です。

ではでは♪

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