土曜日の2歳戦の結果(2005/07/16分)。

小倉、新潟開催が始まり、函館を含めた3場での夏の2歳戦もたけなわとなってまいりました。

という訳で、土曜日の2歳戦の結果です。

函館の新馬戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはディープアイ(2003.2.27、♀)。栗東・昆貢厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×Woodman×Nijinsky×★Olden Times』で『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Northern Dancerr系×Relic系』です。先日も話題に挙げたPhalaris(1913)系×Native Dancer(1950.3.27)系のニック配合。5代アウトクロス馬。牝系は米国で受け継がれている4号族。4代母Lively Living(1977)の孫にNHKマイルC(GI)2着のアグネスソニック(1999.1.30)がいます。ディープアイは母フューチャウインド(1997.4.22)が2連産目の2番仔。

新潟の新馬戦(芝1000m)を勝ち上がったのはケイアイフォーユー(2003.5.4、♀)。美浦・鈴木康広厩舎の所属。その4代血統構成は『ボストンハーバー×グルームダンサー×Nijinsky×Buckpasser』で『Bold Ruler系×Blushing Groom系×Northern Dancer系×Tom Fool系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×5×4、Nasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。牝系は米国で受け継がれている8号族。3代母Sex Appeal(1970)の直仔にトライマイベスト(1975.4.28)&El Gran Senor(1981)兄弟がいます。良血。ケイアイフォーユーは母ケイアイリュージン(1997.3.9)の初仔。

小倉の新馬戦(九州産馬限定、芝1200m)を勝ち上がったのはテイエムトッパズレ(2003.4.1、♂)。栗東・鹿戸明厩舎の所属。その4代血統構成は『テイエムオペラオー×ステートリードン×サティンゴ×セダン』で『Northern Dancer系×Northern Dancer系×Fairway系×Prince Bio系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Wild Risk(1940)5×5、Bold Ruler(1954.4.6)5×5のクロス、Special(1969)5×4の牝馬クロスがあります。牝系は北海道種蓄牧場から伝来の4号族チップトップ(1900)系。伯父にシルクジャスティス(1994.3.18)がいます。テイエムトッパズレは母テイエムシャルマン(1995.3.3)が4連産目の4番仔。なお、テイエムオペラオー(1996.3.13)産駒はこの新馬戦がJRA初勝利となり、出走していた冠名『テイエム』産駒3頭が1、2、3着までを占めるという結果でした(!)。やるな、オペラオー。

#ちなみに、上記レースの2着がテイエムハエドー(2003.3.19、♂)。こちらはテイエムヒットベ(2002.3.14)の弟。3着がテイエムホイドン(2003.4.6、♂)。こちらはテイエムチュラサン(2002.4.15)の弟。言わずもがなですが、1~3着まですべてテイエム牧場の生産馬。やるな、竹園オーナー。

小倉の新馬戦(芝1000m)を勝ち上がったのはミッキーコマンド(2003.4.25、♀)。栗東・福島信晴厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンディコマンド×スイフトスワロー×ブレイヴェストローマン×ラナーク』で『Habitat系×Northern Dancer系×Never Bend系×Grey Sovereign系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×3のクロス、Lady Angela5×5の牝馬クロスがあります。牝系は小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系。半兄にシルクロードS(GIII)3着のアイティースワロー(1997.3.18)がいます。ミッキーコマンドは母スイフトクイン(1989.3.20)が不受胎後の5番仔。なお、ミッキーコマンドは九州産馬です。↑の九州産馬限定の新馬戦は除外されたようですけれど、福島調教師、北海道産馬相手でも自身がおありだったでしょうね。その勝ち時計56秒8は、小倉芝1000mの2歳戦タイレコードでした。合わせて、父ダンディコマンド(1993.4.12)にとっては産駒のJRA初勝利でした。ダンディコマンド、思えば北九州記念(GIII)を制した福島厩舎の所属馬でしたね。速い馬でした。ちなみに、ダンディコマンドは2003年産馬が初年度産駒で、産駒数は10頭ということです。

新潟の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはモンテティアラ(2003.4.4、♀)。美浦・田村康仁厩舎の所属。その4代血統構成は『フォーティナイナー×スイフトスワロー×ハンターコム×ボールドリック』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Dante系×Round Table系』の配合です。Phalaris系×Native Dancer系の返しニック配合。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5、Nasrullah5×5のクロスがあります。牝系は21号族マリアドロ(1957)系。冠名『モンテ』おなじみのマリアドロ系、牝系近親はもちろんモンテプリンス(1977.4.1)&モンテファスト(1978.5.31)兄弟ですね。母モンテカモン(1989.4.15)もテレビ東京杯3歳牝馬S(現フェアリーS、GIII)2着の活躍馬です。モンテティアラは母が流産後の6番仔。

小倉の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはネイルカイザー(2003.5.15、♂)。栗東・川村禎彦厩舎の所属。その4代血統構成は『マヤノトップガン×ウォーニング×トウショウペガサス×マルゼンスキー』で『Hail to Reason系×Intent系×Luthier系×Northern Dancer系』の配合です。3大父系をフルに使った配合に好感が持てますね。5代血統表内ではRoberto(1969)3×4のクロスがあります。牝系は石塚栄五郎氏が輸入された3号族メダリオン(1942)系。祖母スエヒロジョウオー(1990.4.16)は阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)の勝ち馬、伯父に重賞2勝のスエヒロコマンダー(1995)がいます。活力あり。ネイルカイザーは母コウエイブルーム(1998.5.30)の初仔。

あー、さすがに6頭も確認するとちょっと疲れました。しかも、Ped Netに勝ち上がった馬が1頭も登録されていなかった為、すべて登録しておきました。おお、素晴らしきかな、情報を共有する精神。はは、誰も褒めてくれませんが(大笑)。

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