土曜日の3歳戦の結果(2006/05/06分)。

最近は後回しになっている感がある3歳戦の回顧です。ちゃんと行いますよ(笑)。5月6日土曜日は、重賞1クラ、オープン特別1クラ、500万平場戦3クラ、合計5レース。

第54回京都新聞杯(GII)。

1着トーホウアラン(2003.4.16)。東の出世レース・セントポーリア賞の勝ち馬、見事に重賞初制覇となりました。スプリングS(GII)の10着敗退により株を下げた格好でしたが、京都の外回り芝2200mで復権しました。サスガにダンスインザダーク(1993.6.5)の仔。

2着アペリティフ(2003.2.1)。デビュー以来掲示板を外さない安定性、なかなかにしぶといですね。エルコンドルパサー(1995.3.17)は、自身の形相を遺伝すると、Sadler’s Wells(1981.4.11)が出るのか、中長距離で良さを見せる仔がいますね。まま、母系のフォローがあればこそですけれど。

◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△×

東京のプリンシパルS(芝2000m)を制したのはヴィクトリーラン(2003.4.2)。ラジオたんぱ杯2歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S、GIII)の3着馬、東京で新味を見せてくれました。レース後、蛯名正義騎手が脚元に違和感を感じられて下馬されたようですが、特に問題はなかったとのこと。なにはともあれ、良かったですね。

東京の500万平場戦(芝1400m)を制したのはリファインドボディ(2003.5.13)。以下に2005年8月6日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>新潟の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのはリファインドボディ(2003.5.13、牡、鹿毛)。美浦・根本康広厩舎の所属。その4代血統構成は『スターオブコジーン×マルゼンスキー×テスコボーイ×Hornbeam』で『フォルティノ系×Nijinsky系×Princely Gift系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではPrincequillo(1940)5×5、Nasrullah(1940.3.2)5×5、Hyperion(1930.4.18)5×5(母方)のクロスがあります。リファインドボディの牝系はホールドアップ(1969)を日本の基礎繁殖牝馬とする1号族。ホールドアップはスウェーデン産という珍しい輸入繁殖牝馬ですが、6月25日の新馬戦を勝ち上がったゴールドヴェイン(2003.3.7)も同じく彼女を牝系祖としています。リファインドボディは母カシマスズラン(1987.5.3)が3連産目の10番仔。

京都の500万平場戦(ダート1400m)を制したのは(外)ハーベストシーズン(2003.2.24、牝、鹿毛)。栗東・伊藤雄二厩舎の所属。その4代血統構成は『Tale of the Cat×Easy Goer×◆Nijinsky×Riva Ridge』で『Storm Bird系×Alydar系×Northern Dancer系×Turn-to系』の配合です。5代血統表内ではNijinsky(1967.2.21)5×3、Northern Dancer(1961.5.27)4×4、Raise a Native(1961)4×4のクロスがあります。ハーベストシーズンの牝系は米国で受け継がれている20号族。半兄スシトレイン(2000.3.8)は新馬戦を1秒4差、黒竹賞を1秒6差で圧勝し、「大物か!?」と思われましたが、結局その2勝に終わりました……。気を取り直して、豪華な近親活躍馬をご紹介したいと思います。伯母Heavenly Prize(1991)は米9勝でフリゼットS(GI)、アラバマS(GI)、ガゼルH(GI)、ベルデイムS(GI)、アップルブロッサムH(GI)、ヘンプステッドH(GI)、ゴーフォーワンドH(GI)、ジョン・A・モーリスH(GI)とGI8勝の名牝で1994年の米最優秀3歳牝馬に選出されました。また、曾祖母Blitey(1976.5.8)は米8勝でテストS(当時GII、現GI)、マスケットH(GII)の勝ち馬。Bliteyの仔Dancing Spree(1985)は米10勝でBCスプリント(GI)、サバーバンH(GI)、カーターH(GI)、トゥルーノースH(GII)の勝ち馬。同じくBliteyの仔Furlough(1994.5.23)は米8勝でバレリーナS(GI)、ディスタフBCH(GII)、オノラブルミスH(GIII)の勝ち馬。同じくBliteyの仔Fantastic Find(1986)は米6勝でヘンプステッドHの勝ち馬です。また、4代母Lady Pitt(1963)は米10勝でCCAオークス(現GI)、マザーグースS(現GI)、デラウェアオークス(現GII)、アスタリタS(現GIII)、ヴァインランドHの勝ち馬です。かのオグデン・フィップスの名繁殖族、近親活躍馬は枚挙に暇がありませんね(苦笑)。ハーベストシーズンは母Preparation(1993)の少なくとも5番仔以降の仔。

京都の500万平場戦(芝1800m)を制したのは(市)ラッセルバローズ(2003.4.9、牡、鹿毛)。栗東・中竹和也厩舎の所属。その4代血統構成は『★サンデーサイレンス×アンバーシャダイ×★シャトーゲイ×Dan Cupid』で『Halo系×ノーザンテースト系×Swaps系×Native Dancer系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。ラッセルバローズの牝系は曾祖母である仏国産のネロリ(1969.3.17)を日本の基礎繁殖とする13号族。母チアズダンサー(1993.4.6)は中央2勝で降雪の為ダート1400mで行われたエルフィンS(OP)の勝ち馬。母の初仔である全兄チアズブライトリー(1998.3.24)は中央7勝で京阪杯(GIII)、七夕賞(GIII)の勝ち馬、母が空胎後の2番仔である全姉チアズメッセージ(2000.4.7)は中央5勝で京都牝馬S(GIII)の勝ち馬です。また、チアズメッセージはエルフィンSも制しており、母仔2代の勝ち馬となりました。ラッセルバローズは母が4連産目の5番仔。

まずは以上でございます。

タイトルとURLをコピーしました