大変遅ればせながら、土曜日の3歳戦の結果です。重賞1クラ、オープン特別1クラ、500万特別戦1クラ、500万平場戦2クラ、新馬戦2クラ、計7レース。
第20回ファルコンS(GIII)。
1着タガノバスティーユ(2003.4.10)。八木良司オーナー、池添兼雄調教師、池添謙一騎手のトリオで、今年の重賞2勝目となりました。ブライアンズタイム(1985.5.28)の仔も、加齢による産駒傾向の変化の為か、スプリント戦で活躍する仔が出始めました。
2着アイアムエンジェル(2003.3.31)。芝ダート問わず短距離戦で堅実に駆ける、その父ボストンハーバー(1994.4.4)の0遺伝馬。 アイアムツヨシ(1999.4.13)の妹、頑張れ。
改めて、「クリスタルCという重賞レース名が、好きだったんだなぁ」と思った、3月に移動した最初のファルコンSでした。
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中山のアネモネS(芝1600m)を制したのはアサヒライジング(2003.2.9)。来たな、ロイヤルタッチ(1993.3.24)の仔で、ミナガワマンナ(1978.5.15)の孫。桜花賞(GI)も応援しまっせ。なお、この勝利により、新規開業の古賀慎明調教師は、JRA初勝利を収められました。おめでとうございます。
阪神のゆきやなぎ賞(芝2200m)を制したのはアドマイヤジュピタ(2003.3.1)。オープン特別2着、3着はダテではありません。以下に2005年12月25日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。
<再掲分>阪神の未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がったのは(市)アドマイヤジュピタ(2003.3.1、牡、栗毛)。栗東・友道康夫厩舎の所属。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×リアルシャダイ×Assert×Mount Hagen』で『Deputy Minister系×Roberto系×Northern Dancer系×Bold Ruler系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5のクロスがあります。アドマイヤジュピタの牝系は欧州で受け継がれている1号族。伯母プロモーション(1994.3.30)は中央3勝でクイーンS(GIII)、BSNオープン(OP)の勝ち馬です。伯母プロモーションということは、いとこアドマイヤメイン(2003.3.13)ですね。アドマイヤジュピタは母ジェイズジュエリー(1995.4.13)が不受胎後の3番仔。
中山の500万平場戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはブラックシャドウ(2003.4.8)。芝でちょっとつまずいていたアドマイヤボス(1997.5.9)の仔、5戦目のダート替わりで4馬身差の快勝を収めました。以下に2005年10月23日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。
<再掲分>東京の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)ブラックシャドウ(2003.4.8、牡、青毛)。美浦・田中清隆厩舎の所属。その4代血統構成は『アドマイヤボス×Green Desert×Seattle Slew×ダンサーズイメージ』で『Halo系×Danzig系×Bold Ruler系×Native Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4のクロスがあります。ブラックシャドウの牝系は米国で受け継がれいてる22号族。3代母Lianga(1971)は欧州11勝でジャック・ル・マロワ賞(仏GI)など重賞6勝の名牝です。ブラックシャドウは母トーヨーラクーン(1988.3.9)が3連産目の7番仔。
阪神の500万平場戦(ダート1200m)を制したのはホウショウルビー(2003.3.18)。マル外のデザートキング(1994)産駒、新馬戦を10番人気で勝ち上がり、500万平場戦を7番人気で制しました。たとえ人気薄でも、連勝を収めたその実力は侮れず、という感じです。以下に2005年12月24日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。
<再掲分>阪神の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(外)ホウショウルビー(2003.3.18、牝、鹿毛)。栗東・領家政蔵厩舎の所属。その4代血統構成は『★デザートキング×Crafty Prospector×Ballad Rock×Ballymore』で『Danzig系×Mr.Prospector系×Bold Ruler系×Ribot系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4(父方)のクロス、Natalma(1957)5×5×5の牝馬クロスがあります。ホウショウルビーの牝系は欧米で受け継がれている1号族。曾祖母Our Village(1976)の仔Homme de Loi(1989)は仏4勝でパリ大賞(GI)、ギシュ賞(GIII)の勝ち馬、同じく仔Mister Majestic(1984)は英7勝でミドルパークS(GI)の勝ち馬です。ホウショウルビーは母ゲイリーフィールド(1998.4.6)の初仔。ゲイリーフィールドは2002年7月に米国へ輸出されて現地でホウショウルビーを産みました。東京サラブレッドビューローさんのお得意の手法ですね。
中山の新馬戦(ダート1800m)を勝ち上がったのは(父)シルクデュエリスト(2003.2.28、牡、黒鹿毛)。美浦・大江原哲厩舎の所属。その4代血統構成は『マーベラスサンデー×Private Account×Majestic Light×Bold Ruler』で『Halo系×Damascus系×Raise a Native系×Nasrullah系』の配合です。5代血統表内ではTom Fool(1949.3.31)5×5のクロスがあります。シルクデュエリストの牝系は米国で受け継がれている5号族。曾祖母Queen of the Stage(1965)は米6勝でフリゼットS(現GI)、メイトロンS(現GI)、ソロリティS(現GI)、スピナウェイS(現GI)、アストリアS(現GIII)と重賞5勝の名牝です。また、Queen of the Stageの半妹Con Game(1974)は名種牡馬Seeking the Gold(1985)の母です。シルクデュエリストは母ロイヤルイントリギュー(1989.4.12)が2連産目の6番仔以降の仔。
阪神の新馬戦(ダート1800m)を勝ち上がったのは(外)ワンダークラフティ(2003.1.23、牡、鹿毛)。栗東・湯浅三郎厩舎の所属。その4代血統構成は『Crafty Prospector×セクレト×Seattle Slew×Exclusive Native』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Bold Ruler系×Raise a Native系』の配合です。5代血統表内ではRaise a Native(1961)3×5、Native Dancer(1950.3.27)4×5のクロスがあります。ワンダークラフティの牝系は米国で受け継がれている3号族。曾祖母Exclusive Love(1979)は米7勝でアシュランドS(当時GII、現GI)2着があります。ワンダークラフティは母ドール(1995.5.16)が少なくとも2番仔以降の仔。
以上でございます。