「ファルコンS(GIII)」と聞くと、ユーワファルコン(1997.4.7)を思う。

いや、正確には最後の中日スポーツ賞4歳Sの勝ち馬ですが。

いや、ちょっと面白いかなと思っただけです(すみません、すみません)。

アホなネタはさておき、ユーワファルコンは、中島理論的には『★スターオブコジーン×Lombardi×★Delta Judge×◆Fleet Nasrullah』と、0遺伝が近い代にたくさん現れる配合馬です。また、母父Lombardi(1978)はその父Northern Dancer(1961.5.27)が満16歳時の0遺伝馬です。合わせて、ユーワファルコンは母ロンバーデル(1983.3.10)が前年流産後の仔です。

ユーワファルコンの母ロンバーデルは、もともと岡田繁幸さんが所有されていた繁殖牝馬でした。そのロンバーデルを譲り受けられたのが、ビッグレッドファームで修行を積まれていた、ユーワファルコンの生産者であるミルファーム代表・清水敏さんでした。

ユーワファルコンのファルコンS、もとい中日スポーツ賞4歳Sの勝利の際、岡田さんが清水さんに贈られた言葉が素敵で、 ずっと覚えています。

一途な情熱に、神様は少しの花を贈ってくれるのかもしれませんね。

-月刊『優駿』、2000年10月号、P112、河村清明『生産者として、さらには経営者として』より抜粋。-

元々は証券マンだったという清水さんの、競走馬生産にかける情熱が少し花開いた、初めて重賞制覇でした。

コメント

  1. 住之江琵琶子 より:

    ミルファームさん、最近一気に規模拡大してすごいですよ。
    最近の岡田氏が、高い馬を揃える路線になりつつある中
    この人は「旧岡田路線」を継承してます。
    というか、セリで100万ぐらいの馬を大量に買っているというだけですが。

    ちょっと注目していい生産者です。

  2. オオハシ より:

    ◎住之江琵琶子様
    投稿5分後のコメント、ありがとうございました。早っ(笑)。

    >ミルファームさん
    現在の牧場展開の詳細までは分かりかねましたので、ありがたい情報でした。サスガ。

    その一途な情熱を持ってして、ユーワファルコンに続く重賞勝ち馬を出して欲しいものです。ホントに。

    以上でございます。

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