第35回ジャパンカップ(GI)に出走予定の外国馬について。

第35回ジャパンカップ(GI)に出走予定の外国馬について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 イトウ
(2011.4.17)
[4-n]
4番仔+
(3連産目+)
Adlerflug タイガーヒル Konigsstuhl ★Be My Guest
2 イラプト
(2012.2.13)
[4-g]
9番仔+
(7連産目+)
Dubawi Caerleon Spectacular Bid ★Sir Ivor
3 トリップトゥパリス
(2011.2.8)
[13-c]
2番仔+
(前年産駒なし後?)
Champs Elysees ファンタスティックライト ラストタイクーン Claude
4 ナイトフラワー
(2012.2.17)
[4-r]
初仔? ★ディラントーマス パントレセレブル プラティニ Rocket

2015年のジャパンカップの外国招待馬は4頭。4頭いずれも欧州のGI勝ち馬です。見れば、4頭中3頭が4号族ですね。

イトウ。やっぱり馬名が気になりますが、馬名の由来は、初代内閣総理大臣の伊藤博文だそうで。独国からやって来たイトウ、ジャパンカップに似つかわしい馬名です。そんなイトウは、独国の名門シュレンダーハン牧場の生産馬にして、バイエルン大賞(独GI)の勝ち馬。また、父Adlerflug(2004.3.3)は独ダービー(GI)馬、母Iota(2002.3.12)は独オークス(GI)馬で、父母もシュレンダーハン牧場の生産馬。むぅ、良血です。

イラプト。今をときめくDubawi(2002.2.7)の仔にして、パリ大賞(仏GI)の勝ち馬である3歳牡馬です。母Mare Nostrum(1998.3.22)はヴァントー賞(仏GIII)の勝ち馬と、これまた筋の通った血統馬。ロンシャン競馬場の芝2400mのGI勝ち馬のチカラを見せてくれるでしょうか。血の組み合わせの軽快さでは、府中芝2400mに合いそうな感じも致します。

トリップトゥパリス。パリ大賞の勝ち馬を紹介した後に、パリへ小旅行。ウマく出来ているものですが、トリップトゥパリスは英国の超長距離重賞でおなじみのゴールドカップ(英GI)の勝ち馬です。芝2400mでもコーフィールドカップ(豪GI)2着となっており、侮りがたし。また、母父ファンタスティックライト(1996.2.13)は2000年のジャパンカップでテイエムオペラオー(1996.3.13)の3着でしたね。

ナイトフラワー。独国2頭目の刺客は3歳牝馬ナイトフラワー、彼女はオイロパ賞(独GI)の勝ち馬です。母Night of Magic(2006.5.17)は伊オークス(GII)馬であり、今年の8月28日に「第146回独ダービー(GI)の勝ち馬。」で紹介したNutan(2012.2.27)とは、母が全姉妹どうしのいとこです。牝系に勢いがあり、53kgで走ることが出来る、という意味でも怖い1頭ですね。父ディラントーマス(2004.4.23)がジャパンカップに出走できなかった無念を晴らせるでしょうか。

4頭それぞれに面白みを感じます。近年は外国馬の活躍がなかなか見られないジャパンカップですが、ここいらで一発があっても、おかしくないですね。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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