第80回東京優駿(GI)の勝ち馬-再掲-。

キズナ号が故障

*

キズナ 牡 青鹿毛 2010.3.5生 新冠・(株)ノースヒルズ生産 馬主・前田晋ニ氏 栗東・佐々木晶三厩舎

キズナ(2010.3.5)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
キャットクイル
鹿毛 1990.5.22
仔受胎時活性値:0.75
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.50
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
Pacific Princess
鹿毛 1973.5.10
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
★Damascus
鹿毛 1964.4.14
種付け時活性値:0.00
Sword Dancer 1956.4.24
Kerala 1958.5.12
Fiji
栗毛 1960
仔受胎時活性値:1.00
Acropolis
栗毛 1952
種付け時活性値:1.75
Rififi
栗毛 1954
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4>

キズナ(2010.3.5)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Storm Cat
(Storm Bird系)
Damascus
(Teddy系)
Acropolis
(Blenheim系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ディープインパクト 5.00 or 3.00 半姉ファレノプシス
(No.13-a)
9番仔
(2年連続不受胎後)

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では、以下にキズナのごくごく簡単でも豪華な近親牝系図を示しておきます。

Pacific Princess 1973.5.10 米7勝 デラウェアオークス(GI) ヘンプステッドH(GII) メイトロンS(GI)2着
|パシフィカス 1981.5.29 英2勝
||ビワハヤヒデ 1990.3.10 中央10勝 菊花賞(GI) 天皇賞・春(GI) 宝塚記念(GI)含む重賞7勝
||ナリタブライアン 1991.5.3 中央12勝 東京優駿(GI) 皐月賞(GI) 菊花賞 有馬記念(GI) 朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)含む重賞9勝
||ビワタケヒデ 1995.4.29 中央3勝 ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞、GIII) 小倉記念(GIII)3着
||スペリオルパール 1998.4.12 不出走
|||ラストインパクト 2010.1.21 現役 青葉賞(GII)3着
|アサーティブプリンセス 1984.3.13 不出走
||シーヴィーナス 1995.3.30 不出走
|||ブライアンズイブ 1999.4.23 中央2勝 ファンタジーS(GIII)3着
|||シルキーラグーン 2000.4.10 中央7勝 オーシャンS(当時OP)2回 バーデンバーデンC(OP)
|||シルクトゥルーパー 2002.4.2 中央5勝 橘S(OP)
|キャットクイル 1990.5.22 英0勝
||ファレノプシス 1995.4.4 中央7勝 桜花賞(GI) 秋華賞(GI) エリザベス女王杯(GI) ローズS(GII) 札幌記念(GII)2着ほか
|||アディアフォーン 2006.4.20 中央3勝 ファンタジーS3着
|||ラナンキュラス 2007.4.16 中央2勝 フィリーズレビュー(GII)2着
||アランダ 1996.5.26 中央1勝
|||ネイキッド 2004.5.22 中央5勝+地方0勝 エルムS(GIII)2着 平安S(GIII)3着
||Sunday Break 1999.4.19 米4勝 ピーターパンS(GII) ベルモントS(GI)3着 ウッドメモリアルS(GI)3着ほか
||キズナ 2010.3.5 (本馬) 東京優駿 京都新聞杯(GII) 毎日杯(GIII)
|Ocean Cat 1992.3.10 北米7勝 リーヴシュライジュニアS(米GII)3着
|イブキラッキーデイ 1993.4.14 中央0勝
||フレノキャプテン 1999.4.26 中央2勝 阪神スプリングジャンプ(J・GII)3着

ファレノプシスが1998年の桜花賞馬、そしてキズナが2013年の東京優駿勝ち馬と、15歳差のクラシック馬きょうだいを送り込んだ母キャットクイルの偉大さに敬服します。ファレノプシスが初仔、キズナが2年連続不受胎後の仔ということで、活力のある世代交代もキーポイントでした。

しっかし、15歳差のクラシック馬きょうだいというのは凄いですね。私が知るところでは、フサイチコンコルド(1993.2.11)&アンライバルド(2006.4.13)兄弟が13歳差でしたが、それを上回りました。

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第80回東京優駿(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 キズナ 牡3 57 武豊 2:24.3    33.5 478
[-2]
佐々木晶三 1
2 9 エピファネイア 牡3 57 福永祐一 2:24.4 1/2 33.9 478
[-8]
角居勝彦 3
3 3 アポロソニック 牡3 57 勝浦正樹 2:24.6 1 1/4 35.5 536
[+6]
堀井雅広 8
4 16 ペプチドアマゾン 牡3 57 藤岡康太 2:24.6 ハナ 34.7 472
[+4]
吉村圭司 13
5 8 ロゴタイプ 牡3 57 C.デムーロ 2:24.6 ハナ 34.5 484
[-2]
田中剛 2

「僕は帰って来ました」。場内の勝利騎手インタビューの締めくくりで、そうおっしゃった武豊騎手。

人と人、馬と人との絆の織り成した結果が、ユタカさんの東京優駿5勝目、オーナーサイド及びトレーナーの東京優駿初勝利でした。

その中心に居たのは、キズナ。

ともすれば、忘れられがちな絆。人は、巡る運と縁の中で、互いに糸を半分ずつ持っているものです。それが解けたならば、また結び直せば良いのです。

それを結び付けたのは、キズナ。

馬と人も、巡る運と縁の中で、互いに糸を半分ずつ持っているものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。東京優駿のゴール前後のオオハシさん。

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