ラブリーデイ 牡 黒鹿毛 2010.1.30生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・池江泰寿厩舎
★ キングカメハメハ 鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値:0.00 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Pasadoble 1979.4.1 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 黒鹿毛 1983.5.9 |
トライマイベスト 1975.4.28 | |
Mill Princess 1977.5.21 | |||
Pilot Bird 鹿毛 1983.2.9 |
★Blakeney 1966.3.28 | ||
The Dancer 1977.3.31 | |||
ポップコーンジャズ 鹿毛 2000.2.6 仔受胎時活性値:0.25 |
ダンスインザダーク 鹿毛 1993.6.5 種付け時活性値:1.50 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
ダンシングキイ 鹿毛 1983.5.21 |
Nijinsky 1967.2.21 | ||
Key Partner 1976.3.26 | |||
グレイスルーマー 栗毛 1994.5.17 仔受胎時活性値:1.25 |
トニービン 鹿毛 1983.4.7 種付け時活性値:0.50 |
カンパラ 1976.2.19 | |
Severn Bridge 1965 | |||
ディスクジョッキー 栗毛 1990.5.12 仔受胎時活性値:0.75 |
リアルシャダイ 黒鹿毛 1979.5.27 種付け時活性値:0.50 |
||
シャダイチャッター 栗毛 1980.2.12 仔受胎時活性値:0.25 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
★キングカメハメハ (Mr.Prospector系) |
ダンスインザダーク (Halo系) |
トニービン (ゼダーン系) |
リアルシャダイ (Roberto系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ダンスインザダーク (Nearctic) |
2.50 |
高祖母がGIII勝ち馬 (No.19 レディチャッター系) |
4番仔 (流産後) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | ラブリーデイ | 牡5 | 58 | 川田将雅 | 2:14.4 | 34.8 |
488 [+2] |
池江泰寿 | 6 | |
2 | 6 | デニムアンドルビー | 牝5 | 56 | 浜中俊 | 2:14.4 | クビ | 34.0 |
450 [+2] |
角居勝彦 | 10 |
3 | 1 | ショウナンパンドラ | 牝4 | 56 | 池添謙一 | 2:14.6 | 1 1/4 | 34.7 |
446 [+4] |
高野友和 | 11 |
4 | 14 | トーホウジャッカル | 牡4 | 58 | 酒井学 | 2:14.7 | 1/2 | 34.8 |
484 [0] |
谷潔 | 7 |
5 | 11 | ヌーヴォレコルト | 牝4 | 56 | 岩田康誠 | 2:14.7 | クビ | 34.9 |
446 [-6] |
斎藤誠 | 3 |
宝塚記念の前まで、2015年に出走した距離2200m以下の芝重賞を中山金杯(GIII)、京都記念(GII)、鳴尾記念(GIII)と3連勝していたラブリーデイ。そんなラブリーデイ、阪神芝2200mの春のグランプリを「クビ」差で凌ぎました。3歳時の皐月賞(GI)、東京優駿(GI)、有馬記念(GI)、そして5歳時の天皇賞・春(GI)と4回挑んで跳ね返されたGIの壁、5度目の正直、先行2番手から押し切る強い競馬。ラブリーデイ、お見事でした。
地道に力を蓄えてきたラブリーデイ、梅雨の晴れ間のGI初勝利は、母の父としてのダンスインザダークにとっても、初めてのGI制覇でした。そしてまた、社台さん伝来の牝系のひとつである19号族レディチャッター(1959)系にとっても、初めてのGI勝ち馬となりました。平坦巧者を多く輩出している感もあるこの19号族ですが、オーバーザウォール(1994.4.11)、サンバレンティン(2001.3.9)、インティライミ(2002.4.6)の重賞3きょうだいの末弟インティライミが、東京優駿でディープインパクト(2002.3.25)の2着と頑張ったあたりから、趨勢が変わりつつあったのでしょうか。インティライミが最後に複勝圏内に入った2008年の宝塚記念3着も惜しいレースでした。
タイム差なしの2着に差したデニムアンドルビー(2010.1.31)。牡牝混合戦でも、ひるまずに鋭脚を発揮して差し込んで来る姿が印象に残ります。3歳秋のジャパンカップ(GI)2着、5歳春の阪神大賞典(GII)2着、そして今回の宝塚記念。「あと一歩」というところでは、牝系近親のトゥザヴィクトリー(1996.2.22)を思い出すところですが、彼女が初めてGIを制したのは満5歳秋のエリザベス女王杯(GI)でした。デニムアンドルビー、鍛えが入ったところでの一撃に期待しましょう。
あと、稀代の愛されキャラの出遅れについては、世にお任せ致します。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。