土曜日の2歳戦の結果(2005/09/24分)。

土曜日の2歳戦の結果です。新馬戦2クラ、未勝利戦4クラの計6レース。

中山の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのはコマンダーシップ(2003.3.29、牡、鹿毛)。美浦・伊藤正徳厩舎の所属。その4代血統構成は『コマンダーインチーフ×★Deputy Minister×Stage Door Johnny×Olden Times』で『Lyphard系×Northern Dancer系×Princequillo系×Relic系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(19615.27)4×4のクロスがあります。コマンダーシップの牝系は欧米で受け継がれている9号族。祖母Stardusk(1984)は5勝を挙げロングアイランドH(米GII)の勝ち馬です。コマンダーシップは母フサイチエイブル(1996.5.2)が3連産目の3番仔。配合面では母父Deputy Minister(1979.5.17)の0交配が効いているなぁ。母方にPrincequillo系、Relic系という累代がなされているのもグッド。やっぱり、新馬戦を勝つ馬にはそれなりの理由がありますね。

阪神の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのは(父)ラッキーリップス(2003.5.6、牡、黒鹿毛)。栗東・石坂正厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×リファーズウィッシュ×パーソロン×シーホーク』で『Halo系×Lyphard系×My Babu系×Herbager系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4のクロスがあります。ラッキーリップスの牝系は米国産の牝馬ネイティヴフリング(1961.3.12)を日本の基礎繁殖とする3号族。伯父カシマドリーム(1993.3.3)はJRA2勝を挙げ、京都新聞杯(GII)2着、青葉賞(現GII、当時GIII)2着、ラジオたんぱ賞(GIII)2着があります。ラッキーリップスは母ウィッシュバンダム(1995.2.23)の初仔。母方の世代交代のシブさに加え、活力のある初仔というところが、能力の後ろ盾となっているのでしょう。

札幌の未勝利戦(芝1500m)を勝ち上がったのはスーパーホーネット(2003.3.20、牡、鹿毛)。栗東・矢作芳人厩舎の所属。その4代血統構成は『ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール×Elocutionist×◆Nearctic』で『Northern Dancer系×Exclusive Native系×Gallant Man系×Nearco系』の配合です。5代血統表内ではNearctic(1954.2.11)4×4のクロスがあります。スーパーホーネットの牝系は北米で受け継がれている8号族。4代母Flaring Top(1947)の孫にNijinsky(1967.2.21)、曾孫にThe Minstrel(1974)が出ています。スーパーホーネットは母ユウサンポリッシュ(1997.5.25)が2連産目の2番仔。

中山の未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がったのはケイアイテイメント(2003.3.12、牡、栗毛)。美浦・秋山雅一厩舎の所属。その4代血統構成は『アフリート×Nureyev×Blushing Groom×Hoist the Flag』で『Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Red God系×Ribot系』の配合です。5代血統表内ではNative Dancer(1950.3.27)4×5、Nasrullah(1940.3.2)5×5、Princequillo(1940)5×5のクロスがあります。ケイアイテイメントの牝系は欧米で受け継がれている5号族。全兄ケイアイミリオン(1998.5.28)はJRA5勝を挙げ、現在では南関東で頑張っています。遠く遡れば、マルゼンスキー(1974.5.19)、ナリタキングオー(1992.3.18)、マイネルモルゲン(2000.5.26)等も同牝系です。ケイアイテイメントは母トーダンサー(1990.4.7)が不受胎および流産後の7番仔。

中山の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはケイアイデジタル(2003.3.27、牡、鹿毛)。美浦・境征勝厩舎の所属。その4代血統構成は『★ブラックホーク×Dayjur×★Vice Regent×ミシシッピアン』で『Nureyev系×Danzig系×Northern Dancer系×Vaguely Noble系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer3×4×4のクロスがあります。ケイアイデジタルの牝系は北米で受け継がれている9号族。祖母アークロイヤル(1984.4.13)は北米10勝でベルマホンS、メイプルリーフS(共に加国のステークス競走の模様)の勝ち馬。ケイアイデジタルは母ホーリーナイト(1994.3.28)が5連産目の5番仔。なお、この勝利により新種牡馬ブラックホーク(1994.5.14)は産駒のJRA初勝利となりました。

阪神の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(外)コスモルビー(2003.5.7、牝、栗毛)。栗東・西園正都厩舎の所属。その4代血統構成は『ソヴィエトスター×★Roberto×Graustark×Royal Note』で『Nureyev系×Hail to Reason系×Ribot系×Black Toney系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。コスモルビーの牝系は米国で受け継がれている1号族。3代母Princess Roycraft(1967)は米5勝を挙げテストS(現米GI)の勝ち馬です。しかし、ソヴィエトスター(1984.4.20)の仔をマル外で輸入されるとは、サスガに岡田繁幸さん。 5代アウトクロス馬で、4代血統構成も『A A B z』と『ホエールボーン・バージョン』 の組み合わせです。

今から母方の実家に彼岸のお参りに出掛けますので、日曜日の2歳戦の結果については、夜になってからの更新になります。ご承知置きくださいませませ。

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