テスタマッタ 牡 鹿毛 2006.3.19生 米国・ウォーターフォードファーム生産 馬主・吉田和美氏 栗東・村山明厩舎
Tapit 芦毛 2001.2.27 種付け時活性値:1.00 |
Pulpit 鹿毛 1994.2.15 |
A.P.Indy 黒鹿毛 1989.3.31 |
Seattle Slew 1974.2.15 |
Weekend Surprise 1980.4.8 | |||
Preach 鹿毛 1989.3.26 |
Mr.Prospector 1970.1.28 | ||
Narrate 1980.4.6 | |||
Tap Your Heels 芦毛 1996.2.16 |
★Unbridled 鹿毛 1987.3.5 |
Fappiano 1977.5.19 | |
Gana Facil 1981.2.9 | |||
Ruby Slippers 芦毛 1982.3.18 |
Nijinsky 1967.2.21 | ||
Moon Glitter 1972.3.30 | |||
ディフィカルト 鹿毛 1999.5.18 仔受胎時活性値:1.50 |
Concern 鹿毛 1991.2.14 種付け時活性値:1.75 |
Broad Brush 鹿毛 1983.4.16 |
★Ack Ack 1966.2.24 |
Hay Patcher 1973.5.4 | |||
Fara’s Team 栗毛 1985.3.18 |
★Tunerup 1976.4.4 | ||
Specialization 1980.2.25 | |||
Wings of Jove 芦毛 1980.5.23 仔受胎時活性値:0.50 |
Northern Jove 芦毛 1968.2.14 種付け時活性値:0.75 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Junonia 1961.5.11 | |||
Regatela 鹿毛 1973.2.17 仔受胎時活性値:1.50 |
★Dr.Fager 鹿毛 1964.4.6 種付け時活性値:0.00 |
||
Metatela(ARG) 鹿毛 1960 仔受胎時活性値:0.875 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Mr.Prospector4×5(父方)>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
Tapit (Seattle Slew系) |
Concern (Ack Ack系) |
Northern Jove (Northern Dancer系) |
★Dr.Fager (Rough’n Tumble系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
Concern (Broad Brush) |
4.375 |
祖母が米GI勝ち馬 (No.6-a) |
3番仔 (3連産目) |
*
では、以下にテスタマッタのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
Regatela 1973.2.17 米9勝 |Wings of Jove 1980.5.23 米3勝 メイトロンS(GI) アスタリタS(GII) ソロリティS(GI)3着 ||Broad Smile 1992.2.13 米10勝 コランビアS(GIII) ||ディフィカルト 1999.5.18 米1勝 |||テスタマッタ 2006.3.19 (本馬) フェブラリーS(GI) ジャパンダートダービー(JpnI) マーチS(GIII) フェブラリーS2着ほか |Dash Dance 1987 北米1勝 ||Impardonnable 1999.11.30 伯9勝 パラナ大賞(GI)ほか伯GII5勝伯GIII1勝
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | テスタマッタ | 牡6 | 57 | 岩田康誠 | 1:35.4 | 35.7 |
504 [+2] |
村山明 | 7 | |
2 | 3 | シルクフォーチュン | 牡6 | 57 | 藤岡康太 | 1:35.7 | 2 | 35.7 |
470 [0] |
藤沢則雄 | 4 |
3 | 10 | ワンダーアキュート | 牡6 | 57 | 和田竜二 | 1:35.8 | 3/4 | 36.4 |
520 [+12] |
佐藤正雄 | 2 |
4 | 11 | ダノンカモン | 牡6 | 57 | 福永祐一 | 1:35.8 | ハナ | 36.6 |
532 [+2] |
池江泰寿 | 5 |
5 | 9 | エスポワールシチー | 牡7 | 57 | 武豊 | 1:36.0 | 1 | 36.8 |
500 [-6] |
安達昭夫 | 3 |
岩田康誠騎手の言葉を借りるならば、「やってまった」テスタマッタ。思えば、ジャパンダートダービーの勝ち馬で一昨年のフェブラリーS2着馬。勝っても全くおかしくはなかった実力馬が、道中後方3番手から大外一気の差し切りを見せて、最後はやはり追い込んで来たシルクフォーチュンに2馬身差を着けて見事に勝利を収めました。
テスタマッタを管理されている村山明調教師は嬉しいJRAGI初勝利。JRAのサイトの調教師名鑑における写真で、素敵な笑顔を見せられている村山師についての記憶を辿った時、関西テレビの競馬BEATのアドバイザーである坂口正大元調教師の姿と共に、「あれ、キンセンアラシって、坂口正大厩舎やなかったっけ」と、村山師の騎手時代の重賞初制覇である中京障害Sを思い出しました。で、確認したら、キンセンアラシ(1990.4.27)、確かに坂口正大厩舎の所属でした。うぉ、気持ち悪っ、よう覚えていたなぁ(^^ゞ。また、今回対峙したエスポワールシチー(2005.4.22)は安達昭夫厩舎の所属馬ですが、安達厩舎のシチー馬の先輩といえば、大沢真調教師の勇退に伴う転厩だったものの、サンフォードシチー(1995.5.9)。大沢厩舎時代、主戦は所属騎手でもあった村山師でした。そのサンフォードシチーでは2001年のフェブラリーSで1番人気4着と悔しい思いをされた村山師、11年越しに騎手時代の雪辱を晴らされました。そう、不思議と、印象に残る騎手だったのです、村山師は。他にも松元省一厩舎のフラワーパーク(1992.5.8)やトウカイタロー(1990.5.9)等も。な、懐かしい……。
テスタマッタは村山師に調教師としての初勝利、重賞初勝利、そしてJRAGI初勝利をも贈った馬となりました。村山師にとって、きっと忘れ得ない馬であろうテスタマッタ、これからも「やってまった」を、どんどん見せてほしいものです。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。