さぁ、これでジャパンカップダート(GI)が楽しみになりました。

エスポワールシチー 牡 栗毛 2005.4.22生 門別・幾千世牧場生産 馬主・(株)友駿HC 栗東・安達昭夫厩舎

エスポワールシチー(2005.4.22)の4代血統表
ゴールドアリュール
栗毛 1999.3.3
種付け時活性値:1.25
(エスポワールシチーは初年度産駒)
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ニキーヤ
鹿毛 1993.4.4
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Reluctant Guest
鹿毛 1986.2.21
Hostage 1979.2.13
Vaguely Royal 1974.3.7
エミネントシチー
鹿毛 1998.5.4
仔受胎時活性値:1.50
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:1.00
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley’s Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
ヘップバーンシチー
鹿毛 1990.3.22
仔受胎時活性値:1.75
ブレイヴェストローマン
鹿毛 1972.5.19
種付け時活性値:0.25
Never Bend 1960.3.15
Roman Song 1955.2.24
コンパルシチー
鹿毛 1978.4.3
仔受胎時活性値:0.75
★トラフィック
栗毛 1961.5.14
種付け時活性値:0.00
リンネス
鹿毛 1972.2.13
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4>

エスポワールシチー(2005.4.22)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ゴールドアリュール
(Halo系)
ブライアンズタイム
(Roberto系)
ブレイヴェストローマン
(Never Bend系)
トラフィック
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ゴールドアリュール 5.25 友駿HCの基幹牝系ジーゲリン系
(No.4-m チップトップ系)
初仔

*

以下にエスポワールシチーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

リンネス 1972.2.13 中央2勝 小倉3歳S(現小倉2歳S、GIII。当時OP)
|コンパルシチー 1978.4.3 中央4勝
||リンカーンシチー 1986.4.27 中央3勝 クリスタルC(旧GIII) 札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)2着
||ヘップバーンシチー 1990.3.22 中央0勝
|||エミネントシチー 1998.5.4 中央2勝+地方1勝
||||エスポワールシチー 2005.4.22 (本馬) ジャパンカップダート(GI) フェブラリーS(GI) かしわ記念(GI)2回 マイルCS南部杯(GI) マーチS(GIII) みやこS(GIII) 名古屋大賞典(GIII)
|イタリアンシチー 1979.3.20 中央1勝
||ゴールドシチー 1984.4.16 中央3勝 阪神3歳S(現阪神JF、GI) 皐月賞(GI)2着 菊花賞(GI)2着
||プラチナシチー 1989.3.12 中央5勝 CBC賞(現GIII、当時GII)3着
||クラウンシチー 1990.3.23 中央7勝 京王杯AH(現京成杯AH、GIII) 七夕賞(GIII)2着

友駿ホースクラブの基幹牝系であるチツプトツプ(1900)系ジーゲリン(1961.4.7)分枝。上で挙げた同牝系馬ではやはりゴールドシチーが目に付きますでしょうか。本田優騎手(現調教師)に初GI制覇をプレゼントした同馬は、1987年当時の東高西低の競馬界において、3歳牡馬クラシックで2着、4着、2着と気を吐きました。サクラスターオー(1984.5.2)が見えると追いかけるようにして走った、ゴールドシチー。四白流星、尾花栗毛の目立つ姿の彼は、歌手・雪村いづみさんのご息女である朝比奈マリアさんの「私の名馬」として、かつて関西テレビの競馬番組で紹介されていました。ゴールドシチー、二科展の入賞経験もある朝比奈さんの絵心を突き動かした、グッドルッキングホースでした。

*

第2回みやこS(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 エスポワールシチー 牡6 58 佐藤哲三 1:48.4    36.7 498
[+2]
安達昭夫 1
2 5 トウショウフリーク 牡4 56 池添謙一 1:49.0 3 1/2 37.3 474
[-2]
鶴留明雄 4
3 4 ニホンピロアワーズ 牡4 56 酒井学 1:49.1 1/2 36.7 522
[+3]
大橋勇樹 5
4 8 ワンダーアキュート 牡5 58 和田竜二 1:49.2 1/2 37.1 504
[0]
佐藤正雄 2
5 16 ヒラボクキング 牡4 56 藤岡佑介 1:49.4 1 1/2 37.5 526
[0]
大久保龍志 9

サスガにここでは「戦ってきた相手が違った」というところでしたでしょうか。京都ダート1800mのGIIIというと、かつてお父さんは59kgを背負って8馬身差の圧勝を収めましたが、仔も強い内容でした。

エスポワールシチー。3年前の夏、初ダートとなった小倉ダート1700mの500万下で7馬身差の圧勝を収めた時、何故か気になって調べたのです。(→平地のオープン勝ち馬第1号は同じ生まれ故郷。)

そして、奇縁が巡って知ったところによると、エスポワールシチーは故・中島国治氏が携わった配合馬とのこと。むぅ、日高ニックスを実践されたのでしょう。

さぁ、これでジャパンカップダートは「三つ巴の戦い」となりますでしょうか。スマートファルコン(2005.4.4)、トランセンド(2006.3.9)、そしてエスポワールシチー。3頭が共に良い状態で阪神ダート1800mで競うところを楽しみにしています。ここにフリオーソ(2004.5.1)がいれば、とも思いますが、現状、それは贅沢な要望でしょう。

……ところで、スマートファルコン、ジャパンカップダート、向かいますよね??(^_^;)

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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