第16回秋華賞(GI)の勝ち馬。

アヴェンチュラ 牝 鹿毛 2008.3.7生 安平・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・角居勝彦厩舎

アヴェンチュラ(2008.3.7)の4代血統表
ジャングルポケット
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:0.25
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Skillful Joy
栗毛 1979.4.8
Nodouble 1965.3.4
Skillful Miss 1974.1.23
アドマイヤサンデー
鹿毛 1995.2.20
仔受胎時活性値:1.00

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ムーンインディゴ
鹿毛 1986.2.11
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
El Gran Senor
鹿毛 1981.4.21
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Sex Appeal 1970.5.12
Madelia
栗毛 1974.4.20
仔受胎時活性値:0.75
Caro
芦毛 1967.4.11
種付け時活性値:1.50
Moonmadness
栗毛 1963.5.3
仔受胎時活性値:0.50 

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>

アヴェンチュラ(2008.3.7)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ジャングルポケット
(ゼダーン系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
El Gran Senor
(Northern Dancer系)
Caro
(Grey Sovereign系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Caro
(フォルティノ)
4.25 or 2.25 全姉トールポピー
(No.1-p)
8番仔
(7連産目)

*

では、以下にアヴェンチュラのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Madelia 1974.4.20 仏4勝 仏オークス(GI) 仏1000ギニー(GI) サンタラリ賞(GI)
|マグダレナ 1980.2.10 英1勝 コロネーションS(当時GII)3着
||Maison Close 1985.2.24 加仏米5勝 ナッソーS(加GII)
|Claude Monet 1981.5.4 英仏4勝 ダンテS(英GII)
|ミュージッククラシック 1982.4.28 英1勝
||Mutual Consent 1991.2.26 仏2勝 ミネルヴ賞(GIII)2着
|Malibran 1983.4.2 不出走
||Moonlight Charger 1995.5.13 米4勝 サンアントニオH(GII)3着
|ムーンインディゴ 1986.2.11 不出走
||アドマイヤサンデー 1995.2.20 中央3勝 阪神牝馬特別(現阪神牝馬S、GII)2着
|||アドマイヤメガミ 2002.1.27 中央1勝 チューリップ賞(GIII)2着
|||フサイチホウオー 2004.2.16 中央4勝 共同通信杯(現GIII)含む現GIII3勝
|||トールポピー 2005.1.30 中央3勝 オークス(現GI) 阪神JF(現GI) チューリップ賞2着
|||ナサニエル 2006.2.14 地方3勝+中央0勝 全日本2歳優駿(JpnI)2着
|||アヴェンチュラ 2008.3.7 (本馬) 秋華賞(GI) クイーンS(GIII) 札幌2歳S(GIII)2着
|Marignan 1989.4.4 仏1勝 仏ダービー(GI)2着
|Moonlight Dance 1991.3.18 仏2勝 サンタラリ賞
||Memory Maker 1997.2.23 仏1勝 パース賞(GIII)2着
||Millionaia 2001.5.12 仏1勝 仏オークス2着

活力充分な1号族。母アドマイヤサンデーの賢母ぶりが見て取れますね。特にジャングルポケットとの組み合わせでフサイチホウオー、トールポピー、アヴェンチュラと3頭の重賞勝ち馬、うち2頭がGI勝ち馬ですからね。商売上手がそこを外すはずもなく、アヴェンチュラ以降は4年連続でジャングルポケットとの仔が生まれています。

*

第16回秋華賞(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 アヴェンチュラ 牝3 55 岩田康誠 1:58.2    34.9 482
[-4]
角居勝彦 2
2 1 キョウワジャンヌ (空) 牝3 55 飯田祐史 1:58.4 1 1/4 34.8 468
[-2]
飯田明弘 7
3 12 ホエールキャプチャ 牝3 55 池添謙一 1:58.6 1 1/4 34.7 460
[+2]
田中清隆 1
4 13 アカンサス (初) 牝3 55 横山典弘 1:58.7 1/2 34.2 436
[+2]
畠山吉宏 10
5 2 リヴァーレ 牝3 55 江田照男 1:58.7 クビ 34.8 454
[-6]
牧光二 12

道中は3番手の先行体制、そして直線抜け出してからの脚は他馬を寄せ付けず。「挑戦者」という表現をTVの勝利騎手インタビューで岩田騎手がなされていましたけれど、圧倒したその姿は新女王の誕生の瞬間でした。アヴェンチュラ。

右前脚の骨折によりひと休みとなった3歳春でしたが、夏の北海道で復帰してから3連勝でのGI戴冠。早稲の印象もあった全兄、全姉たちとは、またひと味違う、アヴェンチュラ。彼女の競走馬としての冒険は、まだまだこれから。良血馬の更なる活躍を期待したいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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