競馬(回顧)

2009年12月 1日 (火)

第47回アルゼンチン共和国杯(GII)の勝ち馬。

ミヤビランベリ 牡 栗毛 2003.3.28生 静内・原武久氏生産 馬主・村上義勝氏 栗東・加藤敬二厩舎

ミヤビランベリ(2003.3.28)の4代血統表
オペラハウス[A●]
鹿毛 1988.2.24
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968.4.8
Special 1969.3.28
Colorspin
鹿毛 1983.3.16
High Top
黒鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Reprocolor
栗毛 1976.5.14
Jimmy Reppin 1965
Blue Queen 1967
アステオン
鹿毛 1996.3.11

ホリスキー[A]
黒鹿毛 1979.4.13
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
オキノバンダ
鹿毛 1970.4.10
オンリーフォアライフ 1960
メジロビーナス 1963.3.27
ピアレスレデイ
鹿毛 1979.3.8
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
イーストサイド
鹿毛 1969.6.6
★パーソロン[E]
鹿毛 1960
ミスハクリュウ
鹿毛 1961.4.20

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer3×5>

ミヤビランベリ(2003.3.28)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
テスコボーイ
(アステオン)
5.50 or 3.50 伯父ニホンピロラック
(No.12 ビューチフルドリーマー系)
2番仔
(2連産目)
第47回アルゼンチン共和国杯(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 6 ミヤビランベリ 牡6 57.5 吉田隼人 2:30.9    34.7 496
[-6]
加藤敬二 11
2 8 アーネストリー 牡4 55 松岡正海 2:31.1 1 34.6 522
[-2]
佐々木晶三 4
3 13 ヒカルカザブエ 牡4 56 秋山真一郎 2:31.3 1 1/2 33.5 470
[-2]
岡田稲男 10
4 14 サンライズマックス 牡5 57.5 横山典弘 2:31.3 ハナ 33.9 446
[+4]
増本豊 5
5 17 ジャガーメイル 牡5 57 C.スミヨン 2:31.4 クビ 33.7 484
[+6]
堀宣行 1
第47回アルゼンチン共和国杯(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
7.3-11.4-12.1-12.5-12.5-12.3-12.1-11.7-12.0-12.3-11.0-11.8-11.9
上り 4F 47.0-3F 34.7

「なんで11番人気やねん!?」。ミヤビランベリ自身の声が聞こえてきそうな逃げ切り勝ちでした。トップハンデ57.5kgをものともせず、2分30秒9の好時計勝ち。これで芝2500mは3戦3勝。そうそう侮るなかれ、オペラハウスの仔。

では、以下にミヤビランベリのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

イーストサイド 1969.6.6 中央6勝
|ピアレスレデイ 1979.3.8 中央4勝 ターコイズS(OP)
||ニホンピロラック 1988.3.22 中央9勝(平地6勝+障害3勝) 東京障害特別・秋(現東京オータムジャンプ、J・GIII)ほか平地OP特別3勝
||ヒロイン 1991.3.26 中央0勝
|||ハルウララ 1996.2.27 地方0勝
||アステオン 1996.3.11 中央1勝
|||ミヤビランベリ 2003.3.28 (本馬) 目黒記念(GII) アルゼンチン共和国杯(GII) 七夕賞(GIII)2回
|モガミチャンピオン 1985.3.17 中央6勝 カブトヤマ記念(旧GIII)ほかGIII2着2回3着2回
|アドマイヤゲイル 1992.5.31 中央4勝 NZT4歳S(現NZT、JpnII)3着

小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。言わずと知れた、日本の気候風土に適した土着牝系。ミヤビランベリは地道にチカラを積み重ねて重賞4勝目。息の長い活躍が伝来の牝系の底力を感じさせます。

福島の七夕賞を連覇しているように、小回りコースでも小脚を使って器用に立ち回ることができるミヤビランベリ。ならば、芝2500m3戦3勝の成績をもってして挑む先は、年末の大一番しかないでしょう。

充実期にあるオペラハウス産駒の強さは、これまでにイヤというほど見てきました。人気薄で気楽に走られたら、真に怖い1頭と思います。

果たして、金の砂を掴むことが出来るか否か。ミヤビランベリ6歳12月の動向を楽しみにしたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

おまけ。「このコース、目黒記念勝ち馬、目黒記念勝ち馬!!」と叫ぶオオハシ。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

また、iTunesをお持ちの方で、この呟きあるいは叫びが更新されたら定期的に音声を受信したいという奇特な方がいらっしゃいましたら、

↑のバナーをクリックして頂くと、音声ファイルがiTunesにPodcastとして登録されます。なお、別のアグリゲータソフトをご利用の方がいらっしゃいましたら、別途お申し出ください。

#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。

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第14回ファンタジーS(JpnIII)の勝ち馬。

タガノエリザベート 牝 黒鹿毛 2007.2.7生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・八木昌司氏 栗東・松田博資厩舎

タガノエリザベート(2007.2.7)の4代血統表
スペシャルウィーク[A]
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:0.75

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
レディーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
セントクレスピン 1956
ミスアシヤガワ 1964.5.24
ストレイキャット
鹿毛 1999.4.7
仔受胎時活性値:1.75
Storm Cat[A]
黒鹿毛 1983.2.27
種付け時活性値:1.75
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat 1970.3.30
Crimson Saint 1969.3.15
ローミンレイチェル
鹿毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:2.00
マイニング[x]
栗毛 1984.4.4
種付け時活性値:1.25
Mr. Prospector 1970.1.28
I Pass 1978.4.8
One Smart Lady
鹿毛 1984.5.3
仔受胎時活性値:1.25
Clever Trick[A]
黒鹿毛 1976.3.10
種付け時活性値:1.75
Pia's Lady
鹿毛 1971.4.11
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×4、Buckpasser5×5>

タガノエリザベート(2007.2.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Storm Cat
(Secretariat)
6.00 叔父ゼンノロブロイ
(No.2-B)
4番仔
(4連産目)
第14回ファンタジーS(JpnIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 タガノエリザベート 牝2 54 川田将雅  1:21.2    33.5 488
[+2]
松田博資 8
2 16 ベストクルーズ 牝2 54 安藤勝己 1:21.3 3/4 34.2 436
[-2]
松田博資 5
3 15 グレナディーン 牝2 54 武豊 1:21.5 1 1/2 34.8 452
[-10]
橋口弘次郎 3
4 3 ラナンキュラス 牝2 54 四位洋文 1:21.6 3/4 34.8 440
[+4]
矢作芳人 1
5 2 ユメノキラメキ 牝2 54 和田竜二 1:21.7 クビ 35.2 458
[-2]
加用正 9
第14回ファンタジーS(JpnIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2-10.7-11.6-12.0-11.9-11.3-11.5
上り 4F 46.7-3F 34.7

最後の直線、大外を強襲してきたのは黄色の帽子に「緑、桃襷、袖黄二本輪」の勝負服をまとった川田将雅騎手を背にした黒鹿毛馬、タガノエリザベート。道中最後方に構えて一気の末脚、上がり3ハロン33秒5の切れ味でライバル15頭を切って捨てました。ゴール前、先に抜け出していたベストクルーズ(2007.2.13)の鞍上・安藤勝己騎手が「何が飛んできた!?」と、外を振り向かれた瞬間には抜き去っていました。終わってみれば、松田博資厩舎のワンツーフィニッシュという結果でした。

では、以下にタガノエリザベートのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

One Smart Lady 1984.5.3 不出走
|Tangled 1988.2.13 不出走
||Cat's Cradle 1992.3.10 北米10勝 エイコーンS(米GI) ファンタジーS(米GII)
|ローミンレイチェル 1990.4.18 北米9勝 バレリーナH(米GI) ボーモントS(米GII) ブラウン&ウイリアムソンH(米GIII)
||Darling My Darling 1997.3.18 北米5勝 フリゼットS(米GI)2着 メイトロンS(米GI)2着
||ストレイキャット 1999.4.7 中央0勝
|||タガノエリザベート 2007.2.7 (本馬) ファンタジーS(JpnIII)
||ゼンノロブロイ 2000.3.27 日英7勝 ジャパンカップ(GI) 有馬記念(GI) 天皇賞・秋(GI)ほか
|Choice Claim 1991.4.12 北米3勝
||Another 1997.4.20 北米4勝 ファーストレディH(米GIII) セイフトリーケプトS(米GIII)2着
||レスレクシオン 1998.4.27 中央4勝 葵S(OP)2着
|ハローレイチェル 1993.5.25 北米3勝 グローリアスソングS(加GIII)
||シルクビッグタイム 2005.3.21 現役 バイオレットS(OP) ユニコーンS(JpnIII)2着

近親に重賞勝ち馬、好戦馬がズラリと並ぶ、北米で継承されている2号族。その中でも、やはり叔父ゼンノロブロイが光りますでしょうか。

ダテにデイリー杯2歳S(JpnII)で最速の上がり3ハロン33秒8を計時していた訳ではなかったタガノエリザベート。今のところ、牝駒に卓越した産駒が見られる傾向にある種牡馬スペシャルウィークに、また1頭楽しみな女馬が加わりました。絶景を名前に戴く厩舎の先輩の、その高みまではなかなかに難しくとも、目指すならば頂は高いほうが良い。自身の末脚に磨きをかけて、いざ行かん同世代の牝馬たちとの戦い。タガノエリザベートのこれからを期待します。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

おまけ。「門口さんの馬、来たぁ!!」と叫ぶオオハシ。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

また、iTunesをお持ちの方で、この呟きあるいは叫びが更新されたら定期的に音声を受信したいという奇特な方がいらっしゃいましたら、

↑のバナーをクリックして頂くと、音声ファイルがiTunesにPodcastとして登録されます。なお、別のアグリゲータソフトをご利用の方がいらっしゃいましたら、別途お申し出ください。

#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。

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2009年11月11日 (水)

第14回武蔵野S(GIII)の勝ち馬。

ワンダーアキュート 牡 鹿毛 2006.3.14生 三石・フクダファーム生産 馬主・山本信行氏 栗東・佐藤正雄厩舎

ワンダーアキュート(2006.3.14)の4代血統表
カリズマティック[A]
栗毛 1996.3.13
種付け時活性値:0.25

Summer Squall
鹿毛 1987.3.12
★Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer 1961.5.27
South Ocean 1967.4.8
Weekend Surprise
鹿毛 1980.4.8
Secretariat 1970.3.30
Lassie Dear 1974.5.2
Bali Babe
栗毛 1980.3.4
Drone
芦毛 1966.4.1
Sir Gaylord 1959.2.12
Cap and Bells 1958.5.21
Polynesian Charm
鹿毛 1972.4.30
What a Pleasure 1965.4.24
Grass Shack 1951
ワンダーヘリテージ
黒鹿毛 1995.1.29
仔受胎時活性値:0.50
Pleasant Tap[B]
鹿毛 1987.5.8
種付け時活性値:1.75
★Pleasant Colony
黒鹿毛 1978.5.4
His Majesty 1968.4.15
Sun Colony 1968.2.25
Never Knock
黒鹿毛 1979.5.10
Stage Door Johnny 1965
Never Hula 1969.4.21
Casa Petrone
鹿毛 1984.2.8
仔受胎時活性値:0.50
Petrone[B]
鹿毛 1964
種付け時活性値:0.75
Prince Taj 1954
Wild Miss 1952
Grand Tania
鹿毛 1978.4.1
仔受胎時活性値:1.25
★Grand Central[G]
鹿毛 1961.3.12
種付け時活性値:0.00
Good Hart
黒鹿毛 1974
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Bold Ruler5×5(父方)、Somethingroyal(♀)5×5(父方)>

ワンダーアキュート(2006.3.14)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pleasant Tap
(Ballymoss)
3.00 半兄ワンダースピード
(No.1-A)
5番仔
(2年連続不受胎後)
第14回武蔵野S(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 ワンダーアキュート 牡3 56 安藤勝己 1:35.5    36.7 488
[-14]
佐藤正雄 5
2 2 ダイショウジェット 牡6 56 柴山雄一 1:35.8 1 3/4 36.4 556
[-6]
大根田裕之 11
3 6 ワイルドワンダー 牡7 56 蛯名正義 1:35.8 ハナ 36.2 456
[+6]
久保田貴士 8
4 11 マチカネニホンバレ 牡4 57 北村宏司 1:35.9 1/2 36.7 532
[-8]
藤沢和雄 2
5 10 (外)ラヴェリータ 牝3 54 岩田康誠 1:35.9 クビ 36.2 512
[+2]
松元茂樹 6
第14回武蔵野S(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4-10.7-11.5-12.0-12.2-12.1-12.0-12.6
上り 4F 48.9-3F 36.7

スタートから押して前を目指し、向こう正面で先頭に立ったワンダーアキュート。直線に入ってもその脚色は衰えることなく、真一文字に疾走。赤の帽子に「桃、白菱山形」の目立つ勝負服が砂上でも映え、折を見て繰り出される安藤勝己騎手の右ムチに応え、白地に青と赤のストライプをあしらった頭巾の鹿毛馬が、最後までセーフティリードのまま逃げ切りました。ワンダーアキュート、これは強い。

では、以下にワンダーアキュートのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Grand Tania 1978.4.1 北米0勝
|Casa Petrone 1984.2.8 北米14勝
||ワンダーヘリテージ 1995.1.29 中央0勝
|||ワンダースピード 2002.3.15 現役 東海S(GII) 名古屋GP(JpnII) 平安S(GIII) アンタレスS(GIII)
|||ワンダーアキュート 2006.3.14 (本馬) 武蔵野S(GIII) シリウスS(GIII)

砂の強豪の弟は、やはり砂の強豪へと上り詰めようとしています。兄ワンダースピードは息の長い活躍をしていますので、弟ワンダーアキュートも楽しみですね。

今年の3歳馬はダート路線に強い馬が揃っていると喧伝されていました。2歳時から一線級を張っているスーニ(2006.2.10)は違わずJBCスプリント(JpnI)の勝ち馬となっています。後続として現れたシルクメビウス(2006.4.16)、テスタマッタ(2006.3.19)、トランセンド(2006.3.9)、そしてワンダーアキュート。4頭そろい踏みとなった今回、一番最後に頭角を現した馬が、この世代の代表馬になりうる存在であることを知らしめたように見えました。

3歳秋、ダテや酔狂で中央の古馬混合重賞を連勝できるものではありません。強い馬たちとの勝負を重ねて、どこまで鋭さを増すことができるのか。ワンダーアキュート、大舞台でもその強さを見せ続けて欲しいものです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2009年11月10日 (火)

第52回スワンS(GII)の勝ち馬。

キンシャサノキセキ 牡 鹿毛 2003.9.24生 豪州・アローリーヴ社生産 馬主・吉田和美氏 美浦・堀宣行厩舎

キンシャサノキセキ(2003.9.24)の4代血統表
フジキセキ[A]
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:0.625
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.418
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston's Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
ケルトシャーン
鹿毛 1994.5.5
仔受胎時活性値:0.125
Pleasant Colony[B]
黒鹿毛 1978.5.4
種付け時活性値:1.75
His Majesty
鹿毛 1968.4.15
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Sun Colony
鹿毛 1968.2.25
★Sunrise Flight 1959.5.9
Colonia 1959
Featherhill
鹿毛 1978.2.24
仔受胎時活性値:1.75
★Lyphard[A]
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Lady Berry
栗毛 1970.4.13
仔受胎時活性値:1.75
Violon d'Ingres[E]
鹿毛 1959.5.2
種付け時活性値:0.50
Moss Rose
栗毛 1963
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

キンシャサノキセキ(2003.9.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Pleasant Colony
(Cockrullah)
5.125 伯父グルームダンサー
(No.14)
4番仔
(双子流産後)
第52回スワンS(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 (外)キンシャサノキセキ 牡6 57 C.スミヨン 1:20.3    33.9 496
[0]
堀宣行 4
2 11 アーリーロブスト 牡3 55 池添謙一 1:20.3 クビ 34.1 488
[-1]
本田優 16
3 17 マルカフェニックス 牡5 58 福永祐一 1:20.4 1/2 33.4 522
[+2]
松永昌博 3
4 4 ショウナンカザン 牡4 57 藤田伸二 1:20.5 クビ 34.1 482
[0]
本間忍 5
5 14 スズカコーズウェイ 牡5 58 後藤浩輝 1:20.7 1 1/4 34.1 492
[+8]
橋田満 1
第52回スワンS(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.4-10.8-11.5-11.4-11.1-11.4-11.7
上り 4F 45.6-3F 34.2

短期騎手免許の取得は2001年2月以来、来日も2003年のワールドスーパージョッキーズシリーズ以来。久方ぶりに騎乗した日本の馬場の初日で、いきなり「答え」を出してしまうあたりに欧州のトップジョッキーの凄さを思います。そんなクリストフ・スミヨン騎手に操られたキンシャサノキセキ、かつて3歳秋の桂川S(準OP)において1分19秒4という超抜の時計で駆けたコース。淀芝1400mとの呼吸が合ったのか、3歳馬アーリーロブスト(2006.4.27)との競り合いをクビだけ制して、昨年2008年の函館SS(GIII)以来となる重賞2勝目を挙げました。

では、以下にキンシャサノキセキのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Lady Berry 1970.4.3 仏6勝 ロワイヤルオーク賞(GI)ほかGIII1勝
|Featherhill 1978.2.24 米仏2勝
||グルームダンサー 1984.3.23 愛英仏8勝 リュパン賞(仏GI)ほか仏GIII4勝
||Tagel 1986.4.9 米仏2勝 サンロマン賞(仏GIII)
||Slew the Slewor 1987.4.18 米仏香8勝 米GII2着1回ほか米仏GIII2着2回
||Sea Hill 1993.5.5 仏1勝
|||Icelips 1999.1.3 海外1勝
||||Iron Lips 2004.1.20 仏3勝 エクリプス賞(GIII)
||||Falco 2005.1.17 仏英2勝 仏2000ギニー(GI)
|||Legerete 2004.2.2 仏3勝 マルレ賞(GII) ロワイヨモン賞(GIII)
||ケルトシャーン 1994.5.5 不出走
|||キンシャサノキセキ 2003.9.24 (本馬) スワンS(GII) 函館SS(GIII)ほかGI2着2回3着1回
||Pieds de Plume 1995.5.5 仏0勝
|||Hearthstead Maison 2004.5.16 欧州3勝 キルターナンS(愛GIII)
|Le Nain Jaune 1979.3.31 英仏3勝 パリ大賞(仏GI)-マジックナイト(1988.3.9)の父-
|Woolskin 1981.3.31 米仏2勝 パリ大賞2着
|Indian Rose 1985.2.26 英仏3勝 ヴェルメイユ賞(仏GI)ほか仏GIII1勝
|ヴェールタマンド 1988.1.26 西伊独仏中央5勝 ガネー賞(仏GI)ほか仏GII1勝、仏GIII1勝

仏国の重賞勝ち馬を中心として、近親には多くの活躍馬が見えます。今回は鞍上に仏国で活躍する名手を据えたことで、牝系の内なるものに火が付いたのでしょうか。日本になじみ深い馬としては、種牡馬として導入されたグルームダンサー、トウカイテイオー(1988.4.20)が制した1992年のジャパンカップ(GI)にも出走したヴェールタマンドがいますね。

これまでGIの舞台では3歳時のNHKマイルC(GI)3着、5歳時の高松宮記念(GI)とスプリンターズS(GI)で共に2着と苦杯を飲まされて来たキンシャサノキセキ。特に高松宮記念では、勝ったかと思ったところで、同じフジキセキ産駒で母が前年産駒無し後の仔であるファイングレイン(2003.3.7)に「クビ」だけ交わされてしまいました。

もう、惜敗は要らない。GIを勝つことは奇跡?いいえ、彼の辿った軌跡はそこに行き着くまでの道程だったと思いたいもの。南半球産馬で満6歳を迎えたばかりのキンシャサノキセキ、「やはり若い者には負けんぜよ」と、GIの大舞台でのさらなる奮起に期待します。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2009年11月 9日 (月)

第140回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬。

カンパニー 牡 鹿毛 2001.4.24生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・近藤英子氏 栗東・音無秀孝厩舎

カンパニー(2001.4.24)の4代血統表
ミラクルアドマイヤ[A]
鹿毛 1995.3.3
種付け時活性値:1.25
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
黒鹿毛 1976.219
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
バレークイーン
鹿毛 1988.4.16
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Sun Princess
鹿毛 1980.5.18
★イングリッシュプリンス 1971.5.8
Sunny Valley 1972
ブリリアントベリー
栗毛 1990.4.11
仔受胎時活性値:0.50
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
クラフテイワイフ
栗毛 1985.1.17
仔受胎時活性値:1.00
Crafty Prospector[x]
栗毛 1979.4.7
種付け時活性値:1.25
★Mr. Prospector 1970.1.28
Real Crafty Lady 1975.4.2
Wife Mistress
栗毛 1979.4.20
仔受胎時活性値:1.25
Secretariat[A]
栗毛 1970.3.30
種付け時活性値:0.00
Political Payoff
栗毛 1969.3.3
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Hyperion5×5、Lady Angela(♀)5×4(母方)>

カンパニー(2001.4.24)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ミラクルアドマイヤ 3.00 半兄レニングラード
(No.9-A)
6番仔
(6連産目)
第140回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 カンパニー 牡8 58 横山典弘 1:57.2    32.9 466
[+4]
音無秀孝 5
2 2 スクリーンヒーロー 牡5 58 北村宏司 1:57.5 1 3/4 33.6 490
[+12]
鹿戸雄一 7
3 7 ウオッカ 牝5 56 武豊 1:57.5 クビ 32.9 498
[0]
角居勝彦 1
4 15 オウケンブルースリ 牡4 58 内田博幸 1:58.0 3 33.6 482
[-8]
音無秀孝 3
5 10 シンゲン 牡6 58 藤田伸二 1:58.0 ハナ 33.7 494
[-2]
戸田博文 2
第140回天皇賞・秋(GI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.0-11.2-11.4-12.0-12.2-12.0-11.7-10.8-11.3-11.6
上り 4F 45.4-3F 33.7

13度目の正直、成る。JRA史上初の満8歳馬によるGI制覇は1分57秒2のタイレコード勝ちのおまけも付いてきました。道中9番手の位置に構え、後ろに控えたウオッカ(2004.4.4)を気にすることなく、直線は唯我独尊の末脚。カンパニー、満8歳というのに、なんというハツラツとした走り。馬場中央を抜け出した姿は、とても8歳馬のそれとは思えませんでした。最後は2着のスクリーンヒーロー(2004.4.18)にしっかりと1と4分の3馬身差をつけての快勝。カンパニー、これは恐れ入谷の鬼子母神、ただただ、お見事でした。

では、以下にカンパニーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

クラフティワイフ 1985.1.17 米7勝
|ブリリアントベリー 1990.4.11 中央3勝
||ニューベリー 1998.5.8 中央9勝+地方1勝 OP特別3勝 京都金杯(GIII)2着
||レニングラード 1999.4.29 中央4勝 アルゼンチン共和国杯(GII)
||カンパニー 2001.4.24 (本馬) 天皇賞・秋(GI) 大阪杯(GII) 中山記念(GII)2回 毎日王冠(GII) マイラーズC(GII) 京阪杯(GIII) 関屋記念(GIII)
|ビッグショウリ 1991.4.5 中央7勝+地方4勝 マイラーズC(GII)
|キョウエイフォルテ 1994.3.15 中央6勝 シリウスS(GIII)3着
|クラフティゴールド 1996.2.22 中央6勝 小倉3歳S(現JpnIII)3着
|エヴリウィスパー 1997.3.13 中央0勝
||ダークメッセージ 2003.2.14 現役 門松S(OP) 日経新春杯(GII)2着&3着 シリウスS(GIII)2着&3着
||ケアレスウィスパー 2004.2.4 現役 関東オークス(JpnII)2着
||トーセンジョーダン 2006.2.4 現役 ホープフルS(OP) 共同通信杯(GIII)2着
|ビッグテースト 1998.3.9 中央6勝 中山グランドジャンプ(J・GI)
|スパイキュール 2000.4.4 中央7勝 ベテルギウスS(OP) ダート7戦7勝
|バトルバニヤン 2004.4.1 現役 カシオペアS(OP) 富士S(GIII)3着

ついにクラフティワイフの子孫からGI勝ち馬が輩出されました。

今までのうっぷんを見事に晴らした勝利により重賞8勝目。GI1勝、GII5勝、GIII2勝は、紛うことなく一流馬の戦績。そしてまた、気の早い話ですが、非サンデーサイレンス(1986.3.25)の血は生産界に大きくアピールできるでしょう。中央3戦1勝に終わったマイナー種牡馬であるミラクルアドマイヤが、その初年度に送り出したカンパニー。名種牡馬トニービンの血をさらなる次代につなげて欲しいものです。

#余談。結果、天皇賞・秋は2007年メイショウサムソン(2003.3.7)、2008年ウオッカ、2009年カンパニーと3年連続で勝ち馬が「非SS」の血統構成でした。かつてはSS天国だった府中芝2000mの舞台ですが、求められているものが変わってきているのでしょう。

そんなカンパニーの次走の予定はマイルCS(GI)になる模様。果たして、ニッポーテイオー(1983.4.21)ダイワメジャー(2001.4.8)に続く「天皇賞・秋、マイルCS連勝」はなされるのでしょうか。ええ、今のカンパニーであれば充分に可能でしょう。「まだまだ、若いモンには負けへんで」。カンパニーの声が聞こえてきそうな気がします。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

おまけ。「カンパニー、ついにやった、8歳秋、これは見事!」と叫ぶオオハシ。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

また、iTunesをお持ちの方で、この呟きあるいは叫びが更新されたら定期的に音声を受信したいという奇特な方がいらっしゃいましたら、

↑のバナーをクリックして頂くと、音声ファイルがiTunesにPodcastとして登録されます。なお、別のアグリゲータソフトをご利用の方がいらっしゃいましたら、別途お申し出ください。

#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。

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2009年10月31日 (土)

空胎後に名馬あり(2009年版)-其の壱-。

という訳で、気が付けば2009年初めての「空胎後に名馬あり」の記事でございます。

2009年のJRAGI(JpnI含む)レースの複勝圏馬における母の連産状況
レース名 1着馬 母の連産状況 2着馬 母の連産状況 3着馬 母の連産状況
フェブラリーS(GI) サクセスブロッケン 2番仔
(2連産目)
カジノドライヴ 5番仔
(5連産目)
カネヒキリ 5番仔
(空胎後)
高松宮記念(GI) ローレルゲレイロ 初仔 スリープレスナイト 7番仔+
(2連産目)
ソルジャーズソング 2番仔
(2連産目)
桜花賞(JpnI) ブエナビスタ 6番仔
(3連産目)
レッドディザイア 4番仔
(4連産目)
ジェルミナル 2番仔
(2連産目)
皐月賞(JpnI) アンライバルド 13番仔
(5連産目)
トライアンフマーチ 3番仔
(2年連続
不受胎後)
セイウンワンダー 4番仔
(4連産目)
天皇賞・春(GI) マイネルキッツ 初仔 アルナスライン 8番仔+
(2連産目)
ドリームジャーニー 初仔
NHKマイルカップ(JpnI) ジョーカプチーノ 初仔 レッドスパーダ 2番仔+
(2連産目)
グランプリエンゼル 6番仔
(2年連続
不受胎後)
ヴィクトリアマイル(GI) ウオッカ 4番仔
(2連産目)
ブラボーデイジー 3番仔
(3連産目)
ショウナンラノビア 3番仔
(2連産目)
オークス(JpnI) ブエナビスタ 6番仔
(3連産目)
レッドディザイア 4番仔
(4連産目)
ジェルミナル 2番仔
(2連産目)
日本ダービー(JpnI) ロジユニヴァース 2番仔
(2連産目)
リーチザクラウン 4番仔
(3連産目)
アントニオバローズ 2番仔
(2連産目)
安田記念(GI) ウオッカ 4番仔
(2連産目)
ディープスカイ 4番仔
(不受胎後)
ファリダット 初仔
宝塚記念(GI) ドリームジャーニー 初仔 サクラメガワンダー 初仔 ディープスカイ 4番仔
(不受胎後)
スプリンターズS(GI) ローレルゲレイロ 初仔 ビービーガルダン 4番仔
(2年連続
不受胎後)
カノヤザクラ 6番仔+
(2連産目)
秋華賞(GI) レッドディザイア 4番仔
(4連産目)
ブロードストリート 9番仔
(9連産目)
ブエナビスタ 6番仔
(3連産目)
菊花賞(JpnI) スリーロールス 3番仔
(3連産目)
フォゲッタブル 7番仔
(7連産目)
セイウンワンダー 4番仔
(4連産目)

例年同様、牡牝混合ジーワンでは母が前年産駒無し後の仔の活躍が見られますね。いっぽう、牝馬限定ジーワンでは連産の仔が頑張っています。

さて、空胎後に名馬ありとリンクさせた今秋の注目点としては「連産のサンデーサイレンス直孫の古馬牡馬が、JRAGIを勝てるのか否か」というところです。

これまでSSの直孫牡馬でJRAの平地古馬GIを制した馬は、

  1. ツルマルボーイ(1998.3.8)
  2. カネヒキリ(2002.2.26)
  3. ファイングレイン(2003.3.7)
  4. ドリームジャーニー(2004.2.24)

の4頭。ツルマルボーイ、ファイングレイン、ドリームジャーニーは母の初仔、カネヒキリは母が空胎後の仔です。そう、SS直孫の牡馬については、連産の仔は、未だに古馬GIを勝てずにいるのです。今年の天皇賞・春ではアルナスライン(2004.2.18)がそのジンクスを打ち破るかに見えましたが、「非SS+母の初仔」という背景を持つマイネルキッツに阻まれました。

古馬GIは底力比べになると、その血統構成がモノを言うのかと思う時があります。↑の表の勝ち馬たちを改めて確認すると、その意を強くします。今年のこれまでのJRA古馬GIレースの勝ち馬たちを抜き出すと、

今年の古馬GI勝ち馬たちの4代血統構成について
レース名
[施行条件]
馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
フェブラリーS
[東京ダート
1600m]
サクセスブロッケン
(2005.5.5)
[4-R]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエス サンデーサイレンス Deputy Minister Pleasant Colony
高松宮記念
[中京芝
1200m]
ローレルゲレイロ
(2004.5.3)

[1-B セレタ系]
初仔 ★キングヘイロー テンビー カコイーシーズ マルゼンスキー
天皇賞・春
[京都芝
3200m]
マイネルキッツ
(2003.3.18)
[10-E]
初仔 チーフベアハート サッカーボーイ Crimson Satan Rattle Dancer
ヴィクトリアマイル
[東京芝
1600m]
ウオッカ
(2004.4.4)

[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルシヨン トウショウボーイ ダンディルート
安田記念
[東京芝
1600m]
ウオッカ
(2004.4.4)
[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルシヨン トウショウボーイ ダンディルート
宝塚記念
[阪神芝
2200m]
ドリームジャーニー
(2004.2.24)
[8-C]
初仔 ステイゴールド メジロマックイーン ◆ノーザンテースト Lt. Stevens
スプリンターズS
[中山芝
1200m]
ローレルゲレイロ
(2004.5.3)
[1-B セレタ系]
初仔 ★キングヘイロー テンビー カコイーシーズ マルゼンスキー

非SSの血、そして母の初仔。さらに見出すならばサクセスブロッケンは父シンボリクリスエス(1999.1.21)の初年度産駒、ウオッカは父タニノギムレット(1999.5.4)の初年度産駒ということが言えます。恐らく、希少性から生み出されるモノがあるのでしょう。「空胎後に名馬」ありと同時に「初物に名馬あり」ということもあるのでしょう。

また↑の表から、SSを持つ馬は、古馬になってからいかに根幹距離の芝GIで苦戦しているか見て取れますね。1200m、1600m、3200mの芝GI勝ち馬はいずれも非SSです。であるならば、今秋の根幹距離の芝GI(1600m、2000m、2400m)で狙う馬たちは自ずと見えてくるというものです。

  1. 非SS(母が前年産駒無し後の仔ならば尚良し)
  2. SS+母が前年産駒無し後の仔
  3. 父初年度産駒

この3種の組み合わせを基本として見ていけば、そう間違うことはないはず。

果たして、天皇賞・秋の結果やいかに。馬柱は明日11月1日の午前11時11分にアップしたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2009年10月29日 (木)

過去10年の天皇賞・秋(GI)連対馬について。

過去10年の天皇賞・秋(GI)連対馬の4代血統構成について


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
8
1 ウオッカ
(2004.4.4)
[3-L フロリースカップ系]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルシヨン トウショウボーイ ダンディルート
2 ダイワスカーレット
(2004.5.13)
[4-D]
10番仔
(4連産目)
アグネスタキオン ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
2
0
0
7
1 メイショウサムソン
(2003.3.7)

[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2 アグネスアーク
(2003.4.25)
[4-R]
7番仔
(7連産目)
アグネスタキオン ベリファ ★Mr. Prospector Bold Reason
2
0
0
6
1 ダイワメジャー
(2001.4.8)
[4-D]
7番仔
(空胎後)
サンデーサイレンス ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
2 スウィフトカレント
(2001.4.9)
[8-D]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Machiavellian Bustino Lorenzaccio
2
0
0
5
1 ヘヴンリーロマンス
(2000.3.5)
[13-C]
8番仔
(不受胎後)
サンデーサイレンス Sadler's Wells Ribot Dedicate
2 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
4
1 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2 ダンスインザムード
(2001.4.10)
[7]
12番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス Nijinsky Key to the Mint Raise a Native
2
0
0
3
1 シンボリクリスエス
(1999.1.21)

[8-H]
2番仔
(不受胎後)
Kris S. ★Gold Meridian Tri Jet Francis S.
2 ツルマルボーイ
(1998.3.5)
[6-A エスサーディー系]
初仔 ダンスインザダーク サッカーボーイ アローエクスプレス ダイハード
2
0
0
2
1 シンボリクリスエス
(1999.1.21)

[8-H]
2番仔
(不受胎後)
Kris S. ★Gold Meridian Tri Jet Francis S.
2 ナリタトップロード
(1996.4.4)

[18]
6番仔
(6連産目)
サッカーボーイ Affirmed Never Bend Double Jay
2
0
0
1
1 アグネスデジタル
(1997.5.15)

[22-D]
初仔 Crafty Prospector ★Chief's Crown Alleged Wild Risk
2 テイエムオペラオー
(1996.3.13)

[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
2
0
0
0
1 テイエムオペラオー
(1996.3.13)

[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
2 メイショウドトウ
(1996.3.25)

[4-P]
8番仔
(3連産目)
Bigstone ★Affirmed Nijinsky First Landing
1
9
9
9
1 スペシャルウィーク
(1995.5.2)
[3-L フロリースカップ系]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マルゼンスキー セントクレスピン ヒンドスタン
2 ステイゴールド
(1994.3.24)
[1-T]
2番仔
(2連産目)
サンデーサイレンス ディクタス ノーザンテースト Princely Gift

今日はこの表をアップしてお終いです。あいすみません。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2009年10月28日 (水)

第12回富士S(GIII)の勝ち馬。

アブソリュート 牡 黒鹿毛 2004.3.7生 千歳・社台ファーム生産 馬主・薗部博之氏 美浦・宗像義忠厩舎

アブソリュート(2004.3.7)の4代血統表
タニノギムレット[A]
鹿毛 1999.5.4
種付け時活性値:1.00
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
タニノクリスタル
栗毛 1988.4.4
クリスタルパレス
芦毛 1974.3.25
Caro 1967.4.11
Hermieres 1958.4.10
タニノシーバード
栗毛 1972.4.27
Sea-Bird 1962.3.8
Flaxen 1968.5.15
プライムステージ
黒鹿毛 1992.3.25
仔受胎時活性値:0.75
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダイナアクトレス
鹿毛 1983.5.4
仔受胎時活性値:2.00
ノーザンテースト[A]
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
モデルスポート
黒鹿毛 1975.2.23
仔受胎時活性値:1.50
モデルフール[A]
黒鹿毛 1963.4.2
種付け時活性値:0.75
マジックゴデイス
栗毛 1968
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4、Graustark4×5(父方)>

アブソリュート(2004.3.7)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サンデーサイレンス
(プライムステージ)
5.75 4代連続中央重賞勝ち
(No.1-S)
6番仔
(3連産目)
第12回富士S(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 3 アブソリュート 牡5 57 田中勝春 1:33.3    34.2 474
[+8]
宗像義忠 6
2 17 マルカシェンク 牡6 56 柴山雄一 1:33.3 ハナ 33.7 490
[-10]
河内洋 11
3 10 マイケルバローズ 牡8 56 勝浦正樹 1:33.4 3/4 33.7 502
[-4]
藤沢則雄 15
4 12 リザーブカード 牡6 56 北村宏司 1:33.4 ハナ 34.0 496
[0]
栗田博憲 12
5 16 ザレマ 牝5 55 内田博幸 1:33.4 ハナ 34.5 540
[+14]
音無秀孝 3
第12回富士S(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.9-10.8-11.7-12.0-11.9-11.5-11.6-11.9
上り 4F 46.9-3F 35.0

早稲田ジャージを思わせる「海老、黒三本輪」の勝負服を乗せたアブソリュート。道中9番手あたりでじっと我慢し、直線でようやく馬群を割って抜け出し。そこを猛然と追い詰めたのは、大きく立ち後れたものの最後方一気で腹をくくったマルカシェンク(2003.3.19)。内外離れた勝負。そこは、やはりスムーズにレースを運んだものの強みなのか、最後は内のアブソリュートが「ハナ」だけ先着していました。

しかし、どうもアブソリュートを見ていると、同馬主、同厩舎、そして同主戦だった個性派GII大将のバランスオブゲーム(1999.4.22)を思い出してしまいますね。470kg位という中背の鹿毛の馬体と、鼻面の流星の感じからか、姿形もよく似ている感じがします。ついで、ポン駆けするところまで似てきたということならば、なおのこと。まま、そばにいる人たちが一緒ならば、自ずと似ていくものなのかも知れません(^^;)

また、マルカシェンクはよく追い込んで来ましたね。妹のザレマ(2004.3.21)をビックリさせたかったのでしょうか。いや、そりゃ隣枠にいて気になったのかも知れませんが、派手に出遅れて最後は豪快に追い込む。「兄貴だってまだまだ重賞でやれるぜ」と勢い込んだのか、マルカシェンク。2歳から3歳にかけては、正統派のキャラやったのになぁ(^^;)

あと、この富士Sは2組のきょうだい出走となっていたんですね。1組は上で触れたマルカシェンクとザレマという兄妹、もう1組はマイネルスケルツィ(2003.2.17)とティアップゴールド(2006.3.7)という兄弟でした。重賞で2組のきょうだい出走って、JRAではいつ以来なんでしょうね。私の印象に残っているのは、遠く1994年の第14回ジャパンカップ(GI)。グランドフロティラ(1987.2.25)とマーベラスクラウン(1990.3.19)、そしてヨハンクアッツ(1989.2.22)とエルナンド(1990.2.8)という2組の兄弟出走を思い出します。いや、懐かしいですね。

では、以下にアブソリュートのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

モデルスポート 1975.2.23 中央7勝 ダービー卿CT(現GIII)ほか現GIII1勝
|ダイナアクトレス 1983.5.4 中央7勝 スプリンターズS(当時GII)ほかGII2勝GIII1勝現JpnIII1勝
||ステージチャンプ 1990.5.17 中央4勝 日経賞(GII) ステイヤーズS(現GII、当時GIII)
||プライムステージ 1992.3.25 中央3勝 フェアリーS(現JpnIII) 札幌3歳S(現札幌2歳S、JpnIII)
|||アブソリュート 2004.3.7 (本馬) 東京新聞杯(GIII) 富士S(GIII)
||ランニングヒロイン 1993.4.8 中央0勝
|||スクリーンヒーロー 2004.4.18 現役 ジャパンカップ(GI) アルゼンチン共和国杯(JpnII)
||トレアンサンブル 1995.3.8 中央0勝
|||マルカラスカル 2002.5.3 現役 中山大障害(J・GI) 中山GJ(J・GI)ほか
|||トリビュートソング 2005.5.23 現役

2006年のマルカラスカルの中山大障害勝ちを端緒として、近年ダイナアクトレスの孫世代の活躍が顕著となりつつあります。そんな中でも、モデルスポート、ダイナアクトレス、プライムステージ、そしてアブソリュートと4代連続して中央重賞勝ち馬となっているこの世代交代は、同牝系のメインストリームとも言えるでしょう。

また、世の中の出来事と競馬のリンクは常々思うところですけれど、2009年10月24日土曜日の東京競馬のメイン、準メインは、共にダイナアクトレスの孫が制したのでした。メインの富士Sを制したのがアブソリュート、そして準メインの南武特別を制したのが↑の近親牝系図でも示したトリビュートソング。ダイナアクトレスの名前の由来のひとつは、同馬の一口馬主でもあった、去る10月21日にお亡くなりになった女優の南田洋子さんでした。

余談となりますが、南田洋子さんといえば、KBS京都がかつて主催していたチャリティーキャンペーン番組「かたつむり大作戦」のメインパーソナリティーを、夫の長門裕之さんと共に長く勤められていました。そんなKBS京都といえば、東海以西の民放テレビ競馬中継「KEIBA ワンダーランド」の制作を担う放送局としておなじみですけれど、かたつむり大作戦の縁からか、南田さんが前身の「競馬中継」にゲストで出演されたことがあり、その時にダイナアクトレスのお話をされていたように記憶しています。

#ホントに余談。南田さんが一口で持たれた他の著名馬ではムービースター(1986.4.9)がいるそうです。これも懐かしいなあ、ムービースター。満7歳、1993年3月の中山記念。私、散髪屋さんでテレビ中継を見ていました。シスタートウショウ(1988.5.25)を抑えて、中山芝1800mを1分47秒0のレコード勝ち。430kgほどの小柄な馬でしたが、その瞬発力は強烈でした。後は同1993年の小倉日経オープン(OP)。強い相手と戦って来た彼にとって斤量56kgは裸同然という4馬身差の圧勝でした。

春は跳ね返されたGI、GIIの壁。けれど、まだまだ底を見せた訳ではないところを、府中のマイル戦で改めて見せ付けました。アブソリュート、果たしてマイル路線の「絶対的なもの」となることができるでしょうか。その父タニノギムレットの初年度産駒、5歳秋のさらなる飛躍に期待します。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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2009年10月27日 (火)

第70回菊花賞(JpnI)の勝ち馬。

スリーロールス 牡 鹿毛 2006.4.26生 新ひだか・武牧場生産 馬主・永井商事(株) 栗東・武宏平厩舎

スリーロールス(2006.4.26)の4代血統表
ダンスインザダーク[A]
鹿毛 1993.6.5
種付け時活性値:1.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.14
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダンシングキイ
鹿毛 1983.5.21
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.4
Key Partner
鹿毛 1976.3.26
Key to the Mint 1969.3.9
Native Partner 1966.4.5
スリーローマン
青毛 1997.5.20
仔受胎時活性値:2.00
ブライアンズタイム[A]
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:0.75
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark 1963.4.7
Golden Trail 1958.3.5
アコニットローマン
黒鹿毛 1990.4.18
仔受胎時活性値:1.50
[スリーローマンは2連産目の2番仔]
ブレイヴェストローマン[A]
鹿毛 1972.5.19
種付け時活性値:0.25
Never Bend 1960.3.15
Roman Song 1955.2.24
カミモリレディー
青鹿毛 1981.6.8
仔受胎時活性値:2.00
[アコニットローマンは4連産目の4番仔]
ネプテューヌス[G]
黒鹿毛 1961.4.22
種付け時活性値:0.75
カミモリダイテン
鹿毛 1973.4.12
仔受胎時活性値:1.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason4×4、Graustark5×4>

スリーロールス(2006.4.26)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ダンスインザダーク 7.25 母がGIII3着馬
(No.7-D アコニット系)
3番仔
(3連産目)
第70回菊花賞(JpnI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 スリーロールス 牡3 57 浜中俊 3:03.5    35.2 498
[+4]
武宏平 8
2 3 フォゲッタブル 牡3 57 吉田隼人 3:03.5 ハナ 35.0 490
[+8]
池江泰郎 7
3 12 セイウンワンダー 牡3 57 福永祐一 3:03.7 1 1/4 35.2 514
[-2]
領家政蔵 6
4 14 イコピコ 牡3 57 四位洋文 3:03.9 1 34.8 464
[+2]
西園正都 2
5 9 リーチザクラウン 牡3 57 武豊 3:03.9 クビ 36.2 506
[+8]
橋口弘次郎 1
第70回菊花賞(JpnI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.9-11.5-11.7-11.9-11.9-12.1-12.6-12.6-12.5-13.4-12.9-11.7-11.4-12.2-12.2
上り 4F 47.5-3F 35.8

1枠1番のスリーロールス、2枠3番のフォゲッタブル(2006.4.3)。18頭中2頭だけの出走だったダンスインザダーク産駒のワンツーフィニッシュ。どちらが勝っても3回目の父仔制覇。ハナ差の決着、わずかに軍配が上がったのは、外のスリーロールス。もっとも良いスタートを切ったスリーロールスは、道中内ラチ沿いの4番手の好位追走。最後の直線のお行儀があまりよろしくなかったのはご愛敬でしょうか。いえ、淀芝外回り3000mはそれだけ厳しい戦いということなのでしょう。打ち克つ為に必要なものはスタミナと底力。顔を見ればあどけなさが残る3歳の鹿毛馬が、内から迫ったフォゲッタブルに並び掛けられては伸び、若武者の鼓舞に応えて、見事に勝利を収めました。

殊勲の鞍上となった浜中俊騎手は、初のジーワン制覇が嬉しいクラシック勝利となりました。浜中騎手は1988年12月25日生まれの弱冠20歳。今回1番人気だったリーチザクラウン(2006.2.5)の武豊騎手が初めて制したジーワンも菊花賞、そうスーパークリーク(1985.5.27)による1988年11月6日の第49回でしたが、その時には浜中騎手はまだご母堂の胎内にいたのです。今回、フジテレビ系列の競馬中継でホースコラボレーターの細江純子さんが「浜中騎手のご両親がとても競馬好きで、浜中騎手が生まれる時も有馬記念、ジーワンレースのテレビ中継を見てから病院に向かわれた(大意)」とおっしゃっていましたが、その有馬記念(GI)は1988年12月25日の第33回有馬記念のことだったんですね。武騎手にとっては「失格」の苦い思い出があるレースの当日に、浜中騎手はこの世に生を受けられたのでした。ただただ、時は流れます。

余談となりますが、武豊騎手といえば、スリーロールスを管理される武宏平調教師は、その名字のとおり、親戚なんですよね。宏平師とユタカさんの父君である武邦彦元調教師がいとこ同士。宏平師とユタカさんの関係を卑近な例で引くと、そう、ノリスケさんとタラちゃんの関係ですね。……合わせて、スリーロールスの生産牧場である武牧場。こちらもまた、その名前のとおり、親戚が経営されている牧場です。Wikipediaの記事によると、宏平師の長兄であった故・武勇氏が前代表者だったとのことです。言うならば、今回の菊花賞は「武は武でも武宏平と武牧場のほうだ」という結果でもありました。

そしてまた、2008年10月26日、昨年の菊花賞当日に行われた淀芝1800mの「伝説の新馬戦」は、スリーロールスにより新たな伝説が加えられたのでした。その新馬戦は1着アンライバルド(2006.4.13)、2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタ(2006.3.14)、そして4着スリーロールス。5大クラシックのうち4戦をこの新馬戦の4着までの馬が占め、そしてリーチザクラウンの日本ダービー(JpnI)2着により、5大クラシック完全連対という結果でした。これを伝説の新馬戦と言わずして、なんと言うのでしょう。よくぞこれだけの素質馬たちが一堂に会したものです。

では、以下にスリーロールスのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

カミモリレディー 1981.6.8 中央4勝
|アコニットローマン 1990.4.18 地方3勝
||オペラハット 1996.5.20 地方3勝 ジャパンダートダービー(現JpnI)2着
||スリーローマン 1997.5.20 中央4勝 府中牝馬S(GIII)3着
|||スリーロールス 2006.4.26 (本馬) 菊花賞(JpnI)

さかのぼれば5代母アコニット(1962)を日本の基幹繁殖牝馬とする7号族。そのアコニットの仔に1981年の皐月賞(現JpnI)、日本ダービーを制したカツトップエース(1978.4.20)がいます。2冠を制した後、屈腱炎で3冠に挑めなかったカツトップエース。28年越しで同一牝系から菊花賞を制する馬が輩出されました。

また、母のスリーローマン。マルカキャンディ(1996.5.13)、ティコティコタック(1997.3.11)、スリーローマンの差し脚合戦となり「クビ」「クビ」の決着だった2001年の府中牝馬Sは、なかなかの好勝負だったと思います。しかし、もう8年も前の話ですか。まだ私も四捨五入すれば20歳になる年齢の時のことでした。

ついで、純然たる中島理論的な解釈を行うと、母方の世代交代から、強力な料的遺伝値を示します。母系4代の世代交代がいずれも満8歳までに行われており、2.00が2回、1.75が1回、1.50が1回で総和が7.25。近年のジーワン勝ち馬ではテイエムオーシャン(1998.4.9)の7.50に次ぐ強大な数値です。

私のもっとも好きな競馬格言は「菊花賞の勝ち馬にフロック無し」です。淀の坂越え芝3000mを制した者の実力に紛れがないことは、先達の菊花賞馬の戦歴からも伺い知れます。別路線のチャレンジャーから王座を勝ち取ったスリーロールス、浜中俊騎手と共にさらなる活躍を祈ります。

いや、しかし、競馬は本当に素敵ですね。今回の菊花賞もまた競馬が点から線となりました。父と母の走っていた姿を知っている自分が、その仔たちの走る姿を見られるのですから。時の流れに溶け込める時。そんな時、競馬者は限りなく優しくなれるもの。という訳で、これからもどうぞ素晴らしい物語を。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

おまけ。「ダンスインザダーク1着2着!!」と叫ぶオオハシ。

注):↓のFlashプレイヤーの再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

また、iTunesをお持ちの方で、この呟きあるいは叫びが更新されたら定期的に音声を受信したいという奇特な方がいらっしゃいましたら、

↑のバナーをクリックして頂くと、音声ファイルがiTunesにPodcastとして登録されます。なお、別のアグリゲータソフトをご利用の方がいらっしゃいましたら、別途お申し出ください。

#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。

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第57回府中牝馬S(GIII)の勝ち馬。

ムードインディゴ 牝 栗毛 2005.1.19生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 栗東・友道康夫厩舎

ムードインディゴ(2005.1.19)の4代血統表
ダンスインザダーク[A]
鹿毛 1993.6.5
種付け時活性値:0.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ダンシングキイ
鹿毛 1983.5.21
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Key Partner
鹿毛 1976.3.26
Key to the Mint 1969.3.9
Native Partner 1966.4.5
リープフォージョイ
栗毛 1992.3.7
仔受胎時活性値:1.00
Sharpo[x]
栗毛 1977.3.17
種付け時活性値:1.50
Sharpen Up
栗毛 1969.3.1
エタン 1961.3.14
Rocchetta 1961
Moiety Bird
栗毛 1971
ファルコン 1964
Gaska 1961
Humble Pie
栗毛 1985.2.4
仔受胎時活性値:1.50
Known Fact[D]
黒鹿毛 1977.3.15
種付け時活性値:1.75
In Reality 1964.3.1
Tamerett 1962.2.17
Scarcely Blessed
鹿毛 1974.3.3
仔受胎時活性値:0.50
★ソーブレスド[A●]
青鹿毛 1965
種付け時活性値:0.00
Parsimony
栗毛 1969
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Mixed Marriage(♀)5×5(母方)>

ムードインディゴ(2005.1.19)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Known Fact
(Tamerett)
4.00 半姉チャペルコンサート
(No.1-L)
7番仔
(7連産目)
第57回府中牝馬S(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 ムードインディゴ 牝4 55 田中勝春 1:44.6    33.7 450
[-12]
友道康夫 7
2 10 ベッラレイア 牝5 55 勝浦正樹 1:44.9 2 33.9 464
[-4]
平田修 3
3 9 レジネッタ 牝4 55 後藤浩輝 1:45.1 1 1/2 34.3 446
[+2]
浅見秀一 11
4 11 ピエナビーナス 牝5 55 古川吉洋 1:45.1 クビ 34.5 460
[0]
南井克巳 9
5 15 リトルアマポーラ 牝4 55 内田博幸 1:45.4 2 35.3 474
[0]
長浜博之 2
第57回府中牝馬S(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.6-10.8-11.2-11.6-11.9-11.9-11.2-11.5-11.9
上り 4F 46.5-3F 34.6

2週連続となる府中芝1800mの重賞。前週の毎日王冠(GII)では1000m通過が「60秒0」で勝ち時計が「1分45秒3」。そして府中牝馬Sでは1000m通過が「58秒1」で勝ち時計が「1分44秒6」。……世は女同士の戦いのほうが大変なのでしょうか。そんな厳しい流れのレースを制したのは、7番人気だったムードインディゴ。結局、道中最後方に構えていた秋華賞(現GI)2着馬、オークス(JpnI)2着馬、桜花賞(JpnI)馬と3歳牝馬ジーワンで連対経験のある3頭が、直線で鋭く伸びて上位を占めたのでした。

それにしても、夕映えに照らされた府中芝1800m、その最後の1ハロンで抜け出して来た栗毛馬の何という軽やかさよ。「黒、青袖、黄鋸歯形」のおなじみの勝負服と合わせたメンコが揺れて、ムードインディゴ。空が藍色に包まれる前のひと仕事、ただただ見事な末脚でした。

では、以下にムードインディゴのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Scarcely Blessed 1974.3.3 英3勝 キングジョージS(GIII) ダイアデムS(GIII)2着
|Breadcrumb 1982.4.27 英3勝
||Last Resort 1997.3.15 英2勝 チャレンジS(GII)
|||Rebellion 現役 2003.3.19 コモンウェルスS(米GII) 同2着ほか
||Khubza 1990.4.8 英1勝
|||Trans Island 1995.2.10 7勝 ロンポワン賞(仏GII) ダイオメドS(英GIII)ほか
||Barrow Creek 1994.2.8 独伊10勝 ゴルデネパイチェ(独GII)ほか伊GIII1勝
|Humble Pie 1985.2.4 英2勝
||Waffle On 1990.2.4 英仏2勝
|||Express Wish 2004.3.19 3勝 シュプリームS(英GIII)
||リープフォージョイ 1992.3.7 伊英3勝 オメノーニ賞(伊GIII)2回ほか 伊最優秀3歳牝馬・古馬牝馬
|||チャペルコンサート 1999.1.31 中央3勝 米子S(OP) オークス(現JpnI)2着ほか
|||ラストリゾート 2000.2.3 中央1勝
|||ムードインディゴ 2005.1.19 (本馬) 府中牝馬S(GIII) 秋華賞(現GI)2着ほか
||Lower Chapel 1995.3.25 不出走
|||King's Chapel 2000.8.30 オセアニア10勝 新2000ギニー(GI)含むGI3勝 新年度代表馬
|College Chapel 1990.4.4 仏英5勝 モーリスドゲスト賞(現仏GI。当時仏GII)ほかGIII4勝

近親には活躍馬がズラリと揃っています。母リープフォージョイは芝1000mのオメノーニ賞連覇もあり、イタリア最優秀3歳牝馬と最優秀古馬牝馬のタイトルを手にしています。また、半姉チャペルコンサート。母の競走成績からは距離が伸びた舞台ではどうかと思っていたところをオークス2着。母が前年流産後の初仔の恐ろしさを思いました。

また、よく見れば近親馬にラストリゾート(Last Resort)が2頭います。半姉ラストリゾートは大種牡馬ノーザンテースト(1971.3.15)の最後の産駒として知られていますね。また、近親のLast Resortは自身が英GIIの勝ち馬で、仔Rebellionが米GII勝ち馬と活躍馬を送り込んでいます。↑の牝系図では省きましたが、Rebellionは昨年のBCダートマイル(現米GI)では2着に好走しました。

この府中牝馬Sの勝利をもってして挑む次の舞台は、淀の坂越え芝2200mの牝馬頂上決戦でしょうか。強い3歳牝馬勢もいますけれど、そこは古馬牝馬の底力を見せて欲しいと思う気持ちもあります。果たして、夢の後先やいかに。ムードインディゴを始めとする古馬たちの奮起に期待します。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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